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うつ病闘病生活No.10 敬語と態度と生き辛さと

チェック時代の同僚Y氏と夕飯にラーメン食べ行ってた。
一応Y氏とは前から飯の約束はしていたがなかなかお互いに時間が合わなかったこともありある意味念願の食事だ。

しょうゆラーメン
あっさり系で麺は細麺だった

最初は趣味のウマ娘の話やY氏の彼女との惚気話から恋ばなに発展したりなんかをしながら楽しく食事をしていた。

食事も大分食べ終わりに近づいてきたあたりで、ふとチェック時代の話になった。
Y「そういえば、まだ入社して少し経った位にお客さんからKentoさんのクレームが来たんだ。『あのスタッフの言葉遣いや態度が悪いからどうにかならないのか』と。俺謝るしかできなくて、その後マスターや店長に報告していたんですけど。マスターが頭下げてるところも何度か見てますよ?」
うん…ごめんなさい…申し訳ない…(´・д・`)
聞いててすごい思った。改めて迷惑と苦労かけてたな…と。
しかもこれ、お客さんからも言われたが身内(上司や同僚)からも指摘されていた。1回や2回だけでなく通算したら10回位は確実に言われてる事である。
いつも指摘されては「あぁ、また同じ事をやってしまった…」「こんな自分で本当に申し訳ない…」と考えて落ち込み、直さなくてはいけないと考えていてもいつの間にか元に戻ってしまう。

Y「敬語ができなかったり、横柄な態度をとってしまう。それが原因であまり良い印象を持たれにくいんだ。それは接客業をやっていく上ではある意味致命的である。」
全くもってその通りであり、ぐうの音も出ない。
どうしてできないのか?そう問われたら何となく自分の中にある事を伝えていく。
敬語ができないのは、一度話したい内容をかみ砕き敬語に直して発言するところ思った事を衝動的にストレートに口走ってしまう。
真摯な態度を取れないのは、自制しようとしても衝動的に身体が反応してしまいブレーキがかけられない。
これらは、発達障害(ADHD)の衝動性によるものであるのだ。脳がブレーキかけられないorかける前に行動してしまうのだ。

それを知ったY氏からは「なるほど、そういう事ならばしっかりと周囲にも伝えていくべきだったね。それを知っていることでフォローのしようがいくらでもあったし、周りからも理解してもらえるかもしれなかった。」
今となってはもう遅いかもしれないけど、伝えて理解されない恐怖もある。でもオープンにすることが必ずしも悪い方向に行かないとも言ってくれた。

うつ病になってるとつくづく思うが正常な判断ができない。しかも障害も相まって衝動的に行った言動は本人が無意識や不注意にやってしまった場合まである。少し経ってから自分で自覚することもあるが周りから指摘されて初めて気が付くパターンが多い。

過去にも書いたが、うつ病は脳の病気である。脳のブレーキが効かないために起こる様々な原因不明の症状の正体である。そしてそのうつ病の原因になりうる要因に発達障害があるのだ。
現在、発達障害に対しての特効薬などは存在していない。うつ病の特効薬についてもそうである。症状を抑え込むものはあれど完全な特効薬はない。
そのために、一度症状が安定してきてもまた再発することなどざらにある。下手をしたら安定など一切しない人ですらいるのだ。症状が安定しないから仕事はできないし、生活に余裕が出ない。結局生き辛さを感じながらただ過ごしていくほかに選択肢がなくなってしまうのだ。


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