下剋上受験を読みました。

今回のテーマ

本を読んでの感想です。中学受験って自分の思っている以上に大変だなと思いました。また親と子の関係性も重要だと学びました。どちらかだけが頑張っても厳しいのかなと思いました。お互いが支えあう、まさにチームとして戦うものだと理解しました。

よろしくお願いします。



中卒の父とその娘の中学受験をめぐるノンフィクションストーリーです。
お母さんも途中から協力的になります(笑)

素直に娘のためにそこまでするのかという父と共に成長しつつ中学受験突破を目指す娘さんがとにかくすごいと思ってしまいました。
この年代だと遊びが優先になりがちなのによく勉強に向かうなと。

余談ですが、私の父も中卒です。
勉強を教えてくれることはなくとも、教育には惜しみもなくお金をかけるという形で私を助けてくれました。本書を読んでいると自分の境遇と重ななる感じがして、人ごとのように思えなかったです。
かなり話に入り込んでしまいました。

この話ではお父さんが娘さんに勉強を教えているのですが、よくやったなというのが率直な感想です。本書の冒頭でも書かれていますが、二人が挑戦する学校は名門の桜蔭中学校であり、問題のレベルは高いことが容易に想像できます。それを親が直接教えるというのは骨が折れることです。子供のためにそこまでするのするのかというのが素直な意見です。

そして娘さんも合格するために勉強を優先する姿はすごいと思います。自分が同じ年代の時を思い出すとやっていることが違います。
カードゲーム、外で野球、たくさん食べて、ゲームして風呂入って寝る。
これが当たり前の自分と比較すると、
全く違う世界できつい生活だなと思いました。

終盤の方になると体調をお父さんに聞かれる場面があり、
「毎日眠いくらい」と答えていて、私が子供の時は好きなだけ寝ていたことと比較すると恥ずかしい気持ちになってしまいました。

本書の文章は大変読みやすく内容が入ってきやすいものです。中学受験の大変さをリアルで感じることができます。
受験が終わるまでのストーリーには様々な場面が出てきますが、どれも人ごとではなく、自分もそうするだろうなという思いを持つものばかりでした。

まとめ

親子で名門中学に挑んだ話です。中卒とは思えない文章のうまさ。
お互いが支えあって困難に立ち向かっていく姿に感銘を受けました。

ご家族の頑張りに拍手。

今回はここまで。




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