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『親愛なる小野伸二さんへ』

伸二さん、たくさんの人達に笑顔と夢を与え続けてくださり、有難うございました!

そして現役生活お疲れ様でした。

ここからは伸二さんへの手紙と言うか、感謝の気持ちと言うか、僕が伸二さんから受けた影響を振り返りながら、つらつらと書かせて頂きますのでご興味のある方はお付き合いください。

2014年6月10日に札幌ドームのサブグラウンドで初めてお会いした時の興奮は今でも覚えています。初めてサッカー選手に自分から写真をお願いしました!笑(それがこの写真です。)

実は遡ること何十年も前、僕が小学生で伸二さんが高校生の頃、所属していた少年団の合宿の宿泊先で伸二さんに挨拶をしたのが本当の初対面でした。少年団の監督から「あれは小野伸二っていう選手で、これから日本を代表する選手になるから覚えとけ!」と言われて、子供ながらに覚えていたら、そのちょっと後にフランスW杯に出ていて、衝撃を受けました。

その後、僕自身も2005年からプロのキャリアをフロンターレでスタートしましたが、最初の3年半は全く思い描いたようなキャリアを歩んでいけずに、非常に落ち込んでいた時がありました。

そんな時に伸二さんが出ていた雑誌のインタビューで「辛いこともある、うまくいかないこともある、でもサッカーが大好きだから頑張れる」と言っているのを目にして、落ち込んでいた僕は再び衝撃を受けました。

あんなに楽しそうにサッカーをやっている伸二さんですら、辛いことがあり、うまくいかないことに悩んでいることがあるという事実と同時に、当時新人だった僕がとても些細なことで悩んでいることの恥ずかしさ、そんなことが一気に押し寄せてきました。

サッカーが大好きで、小さい頃から続け、プロになったのに、思い通りにならないだけでその愛が薄れていたことに気づかされました。このインタビュー記事がきっかけとなり、もう1度サッカーへの思いや考え方を見直すことができました。

そして、2014年にコンサドーレでチームメイトとなってからは、毎日本当に楽しそうに練習に取り組む伸二さんを間近で見ることで、僕自身、更にサッカーへの愛が深まったと感じています。

そうやって伸二さんから影響を受けたサッカー選手、ファン、サポーターは本当にたくさんいることでしょう!!!

そんな伸二さんのプレーが見られなくなることは非常に残念でなりませんが、プレーが観られなくなるという損失よりも、今まで伸二さんが僕たちに与えてくださった数々の宝物を胸に、僕は前に進んでいきます。

本当にお疲れ様でした!

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