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ソウル郊外の街でのんびり過ごした3週間

6月末から7月にかけての時期は、いよいよ夏が始まるワクワクした頃かと思います。

「夏」というその一言だけでどこか楽しい気分になれるのは不思議な感覚です。

旅にでかけたり、外でアイスを食べたり、海に行ったり、夏ならではの開放感が、人々のワクワク感を引き出すのだと思います。

ただ、お隣韓国ではその時期はがっつり梅雨。日本では6月のイメージが強い梅雨は、韓国では少し遅れてやってきます。

6月下旬のとある日、そんなことを全く知らない僕は韓国・仁川空港に向けて旅立ちました。

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Youは何しに韓国へ?

I don't know....

特に理由もなく、韓国へやってきてしまいました。

最近はK-POPや韓国ドラマ・映画、韓国コスメが日本でも大人気で、その影響から韓国を訪れる日本人女性はとても多いと聞きます。

実際、ソウルの街を歩いていると日本人と思わしき人にはたくさんすれ違いましたが、すべて女性でした。

男一人で韓国旅行、なかなかにマイノリティな感覚です。しかも僕はK-POPも韓ドラも全然わからない。コスメもね。

ただ、そういったトレンドを差し引いても韓国とは興味深い国です。

文化が日本に一番近い国なため、いろいろなところで日本に通じるものを見られます。

だから、そういった日韓の文化の差に着目していくと、いろいろと発見があるものです。

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韓国では、ソウル郊外の都市・水原(スウォン)の友達の家に滞在していました。

ソウルに行くと、韓国人の友達に連絡したところ、良かったら泊まっていきな、と彼の別荘に住まわせてくれたのです。

結果として、3週間も滞在してしまいました。本当に感謝が尽きません。

ソウルという都心だけでなく、水原という郊外の街を見れたことで、僕の中での韓国のイメージはとても広がっていきました。

家があるのは、水原の中でも市街地からは離れた光教湖水村(クァンギョ ホス マウル)と呼ばれる高級住宅街で、水原駅までバスで30分、ソウルの江南駅までは地下鉄で45分といった場所です。

決して利便性が良い場所ではないものの、新しくできた人工的な街らしく、静かで暮らしやすいコンパクトなまちづくりがされていました。

中央にある地下鉄の駅の周りにいくつかのビルがあり、その中に多くの飲食店が並び、その周りにタワマンが林立し、さらにその周りには大きな公園と湖がある。

まさに「」といった感じ。

職住近接を目指した街で、もちろん学校も揃っているし、近くには大きなショッピングモールもあります。

ここまで完璧なまちづくりは日本でもなかなか見られるものではなく、感動すらありました。

友達と遊びに行く時はソウルや水原の市街地の方に出かけますが、それ以外の日はこの村をいろいろと巡っていました。

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特に目的もなく過ごしたけれど、自分の中での気づきや発見はいくつもありました。

例えば、この生活に大きな楽しさを見出していたということ。

ひとりの時間が多く、しかも雨が多かったので、部屋で過ごす時間も長かったものの、そういった誰も人と関わらない生活自体がとても久しぶりでした。

東京の実家も沖縄のゲストハウスの生活も、常に誰かが周りにいる環境だったため、それ自体に不満はないものの、ひとりで考えたりのんびり過ごす時間を全然つくれませんでした。

実際、自分にはこれがとても必要だったのです。

就職活動や細々とやっているWeb制作の仕事、そのほかにやりたいいくつものこと。

これらを自分のペースで進められたのはとても良かったと思います。たまに僕の好きなクラブミュージックを爆音で流していたのはここだけの話。

わざわざ韓国に来てまでやる必要もないことではありますが、たまに韓国人の友達に会ったりできるのが自分の中での良い気分転換になったため、これはこれで満足しています。

他にも韓国の人たちの生活の実態とか、習慣なんかも肌で感じる部分は多くありました。

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次は韓国南部の大都市・釜山での生活が始まります。

昨日、バスで移動して早速ソウルとの大きな違いを感じました。暑くてジメジメしているけれど、心地よい海風が駆け抜けている。

この街でまたのんびりと過ごす中で、いろんな気づきを得て日本に帰ってきたいと思います。

ソウルと違って釜山には全然知り合いがいないため、ここからまた交友関係を広げていきたいなと思います。

水原やソウルでのひとりの時間、そして友達と会っていた時間。その一瞬一瞬を心に、これからも人生を楽しんでいこうと思います。

まだまだ韓国での生活は続きます。




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また次回の投稿までお元気で。

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