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スト6アケコン制作記 ver2.0

はじめに

初代スト6アケコンで実際にスト6をやってみて気になる箇所を修正するのにボタンレイアウトのみ変更したver1.5を作成しましたが、いまいちだったので思い切ってver2.0を作成しています。ver2.0の制作記は書こう書こうと思っていたのですがのびのびになっていました。ver3.0を制作するにあたりver2.0について書き留めておこうとなり、おもに改良点について書いていきます。

構想編

ボタンレイアウト

自分の手から見て3列になっていましたが、3列目になる黄色ボタン(インパクト)がとっさに押せなかったです。そして試合が終わったら即スタートボタンを押して演出をスキップしたいのでスタートボタン位置を側面から移動することにしました。

スト6アケコン ver1.0

天板の構造

アートワークを本体から独立させて交換しやすくします。レバーへのアクセスにアートワークやボタンを外す必要があり面倒でしたので改良します。

メンテナンス窓

ボタンのメンテナンス用に役に立ちましたが、開きっぱなしはすこし気になります。開閉式にします。

電気系統

電光掲示板の接続のためにUSBハブを内蔵していましたが、これだとコントローラーのコンバータなどとの接続で不具合がでました。これも改良していきます。

制作編

設計図

マスター図面は以下の感じになりました。これを立体に展開してアクリル屋さんに発注しました。たくさん穴を開けたので費用は4万円強…

マスター設計図
アクリル板一覧

電気系統

詳細は割愛しますが、天板部分と基盤との接続を容易にするために飛地基盤を製作しています。アナログスティックのマウントはAmazonでちょうど良い六角スペーサーを見つけて購入しました。GNDとVCCは飛地基盤の上で2個のアナログスティックに分配してます。アナログスティック端子があるFighting BoardはXFBやWFBで縦に並んだコネクターにあります。押し込み式のLSB、RSBは使いません。

底部

飛地基盤のおかげで天板部と底部の接続はBrook純正ハーネスケーブルにまとまっています。LSBとRSBは残念ながら別配線。

配線図(まだUSBハブを内蔵時のもの)

天板部

ボタンとレバーはトップのカバーではなくて一段下の5mmのアクリル板に留めてます。この上に3mmのカバーが乗るのですが、ボタンの段をあげるためにゴムのOリングで底上げしてます。アートワークはボタンとレバーから独立したので簡単に変えられるようになりました。これはRazer Panthera Evoの構造からヒントを得ています。ボタンはLSBとRSBも加えて10ボタン構成になりました。

Oリングによるボタン底上げ
アートワークの交換も簡単

メンテナンス窓

メンテナンス窓もコネクターを製作してネジ2本で付け外しできるようにしました。全部のボタンにアクセスできます。これでネジ式が緩んでも大丈夫!

メンテナンス窓

USB周り

もうひとつUSB入力をつけて電光掲示板(元の商品はUSB名札)のプログラム用とします。上のボタンは電光掲示板の表示切り替えスイッチに繋ぎましたので好みのメッセージを固定できるようになりました。

電光掲示板の入力USB端子

電光掲示板の電源はWFBの横の端子からVDDを取り出します。これを電光掲示板のUSB端子に横からはんだ付けしました。細かくて超大変でしたw しかしこの効果でPCから見てUSBハブと電光掲示版はなくなって、直結できるようになりました。

電光掲示板の配線図
電光掲示版でセルフコーチング!

滑り止め

丸いゴム足からシリコンシートに変えました。固定にはシリコン専用の両面テープシートを使用しています。

滑り止め

できあがり

ボタンはQanba Gravityネジ式からサムドクサの静音版に変えました。見た目もおしゃれになった気がします。ボタンの中のシートをパール塗装してます。スタートボタン等はシートを青に塗装。アナログステックはクリアブルーに裏から青を塗装。プラモ作りの技能がこんなところに活きてますw

完成図

ver1.0と比較するとスタートボタンへのアクセス速度が段違いです。アナログスティックは両方とも左手操作になりましたがスト6ではシビアな操作はそれほどいらないので問題なしです。右手をボタンに固定しておけるのでこちらの方が好みでした。

ver1.0とver2.0の比較

ver3.0へ

実は現在ver3.0を製作してます。メインボタンを24mmにして小型化、売りのアナログスティックは筆者が完全なるランクマ民になったため廃止に。そのかわり製作難易度が激下がりしたのでわりと誰にでも作れそうな構成になってます。ver3.0の制作記を公開しました。


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