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朝6時の掃除、蒸し暑い中

今のバイト先に勤めてもうすぐで丸3年になる。最初はホテルのフロントマンなんて自分の性に合うのかと疑心暗鬼だったが、やってみたら「いかにお客様に快適に過ごしていただくか」を考えて行動するというのを楽しんで仕事ができるということに気がついた。

そんなフロントマンとしての仕事の内の一つに「朝6時にエントランス周りなどを掃除する」というものがある。
当然時間帯的にこれを行うのは夜勤の人なのだが、この仕事を行う時に感じることがある。

それは「ああ、もうそんな季節か」というものだ。

さっきも言ったようにもうすぐで3年経つ(4年目に入る)ということは3回四季を経験している。朝6時という時間だけは四季を通して変わらないので、季節の移り変わりによってその瞬間の状態が変わってくるのだ。

これからの時期はエントランスに出た瞬間ムワッとした風が吹き、蒸し暑い中掃除を行うことになる。最初はちょっと嫌な気分にもなったが、今では慣れむしろ「ああまた夏が来るのか」とループものの主人公みたいなことを考えながら掃除をするまでになった。このムワッとした風というのは夏場にコンビニから出た時と同じなので想像しやすいのではないだろうか。

こんな風にそれぞれの季節で感じ方に違いがある。「そろそろ何か羽織りながら掃除しないと寒いな」と思うようになったら冬だし、逆に「もう制服だけで大丈夫だな」と思うようになったら春の訪れを感じ取る。

日が出てるかどうかなども1つの指標になる。夏場は6時でももう既に明るいし、逆に冬は真っ暗だ。外に出た瞬間に「ん、明るい?」や「おーまだ暗い」と感じながら働くのもなかなか悪くない。

そんな四季センサーを働かせながら業務に取り組んでいるよという話。


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