日本人は知らない人にはあまり挨拶をしません。
米国などでは、ホテルでエレベーターにたまたま同乗した見知らぬ人と、気軽に挨拶し、会話しているのをよく見かけます。
でもこれは文化の違いだし、日本人の行動はプライバシーへの気遣いともいえますし、悪いことではないと思います。

ただ、どうしても受け入れられないことがあります。

私の会社では、門には守衛さんがいて、毎朝、大きな声で「おはようございます！」と出社する社員に声をかけてくれています。
私も典型的な日本人なので、知らない社員には挨拶をしません。
でも、守衛さんは、あちらから挨拶をしてくれています。
なので、守衛さんには「おはようございます」と返すようにしています。

当たり前じゃん、と思うかもしれません。
そう、当たり前です。
いや、当たり前と思っていました。
でも、世の中、そうでもないようです。
なぜなら、私の周りの半分以上の人は挨拶を返していないのです。

実は数か月前、異動で勤務地が変わったのですが、前の職場でも同じでした。（前は9割ぐらい挨拶していなかったので、もっとひどかったかも。）

これが実態です。
さすがに人としてどうなんだろうと思います。
こんな会社が長く存続できるのか、とても不安です。

効果のない「挨拶運動」をする前に、「守衛さんに挨拶しましょう運動」からはじめないといけませんね。