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イトウ観察記2021②

この日は昼前頃から観察を始めました。

まず前回産卵行動を確認した場所へ。

2組のペアが産卵していた場所どちらにも立派な産卵床ができており、前回よりも濁りがなくなっていたのではっきり確認できます。

産卵床を確認したので親魚を探すと、雄が1匹、さらに下流には雌が1匹いました。どちらも90cmクラスです。

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もっといないかと下流へ探しに行きましたがいなかったので戻ると、この雄と雌がペアリングしていました。

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そして最初に見つけた産卵床のところには、4月1日に産卵していた雌がいました。背びれの傷で個体識別できます。

しばらくその雌の動向を観察していると、先ほどのペアが産卵床に近づいてきました。

すると単独雌が猛ダッシュで逃走!

サイズはペアの2個体より明らかに大きかったのに何で逃げたんですかね…?

ペアは何事もなかったように遡上し続け、産卵床の上流側で動きが止まりました。

すでにある産卵床を掘り起こしてしまうのではないかと心配しましたが、少しずらした場所で掘り始めてくれました。

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浅い場所のため産卵床を掘るときに水面から体が出て、綺麗に撮影できました!

雄の真紅も良いですが、雌の白銀もまた良いです。

このまま見ていたら産卵しそうでしたが、気になる区間が別にあったので移動。

しかし!痛恨のカメラバッテリー切れ!(号泣)

4月1日に一日中使ったままだったのです。

結局移動先ではペア1組、単独雄2匹を確認して終了でした。

凄く良い場所にいたから撮りたかったなあ。残念!

使ったらしっかり充電しなきゃダメですね。(笑)

結果:ペア2組 単独雄2匹 単独雌1匹

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