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住宅を設計したい二級建築士です。 企画住宅の標準化設計や別荘・店舗設計を経て、今はハウ…

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住宅を設計したい二級建築士です。 企画住宅の標準化設計や別荘・店舗設計を経て、今はハウスメーカーの外構設計・工事管理を行なっております。が、やっぱり家と庭は一体だから一緒にまとめて設計したいです。 『自然との共生をカタチ創る』をモットーにしています。

最近の記事

ブロックとかではなく、自然石をもっと使いたい。 でも、自然石はどんどん取れなくなってきていて、使いにくくなっている。 扱える職人もかなり現象してきている。 もっと環境に配慮しながらも自然石を抵抗なく使える環境はできないだろうか?

    • 僕の場合はON•OFFをハッキリさせない方が良い

      朝7時から夜23時までお昼をゆっくり食べる暇もなく分刻みのミッチリガッツリスケジュールで仕事をこなし、待ちに待った3連休! 妻の両親と家族三人で別府旅行へ! 今回は抜かりない。休暇中は一切の連絡も取らなくても大丈夫だろうから、会社ケータイは思い切ってOFFに。そして休暇を堪能しよう! プールで思いっきり遊び、旅館で贅沢な御膳をたらふく食べ、地酒をたらふく呑み、さあ、2回目の露天風呂だ! と、行く前に携帯をチラッと見てみたら、会社の同僚からプライベートLINEに連絡が。 「施

      • タコ釣りから環境問題を考える

        東京湾では6月からタコ釣りが解禁しました。 良型サイズを狙って我先にと高いお金を払って釣船に集まる猛者たち。の中に混じって今年も野心ダダ漏れで今日待ちに待ったタコ釣りに行ってまいりました。 結果ボウズではなかったものの渋い釣果でした。 タコ釣りはエビの形をしたルアー(擬似餌)を海底でチョンチョンさせてタコを誘い、ルアーの上に乗っかったところを引き上げて針に引っ掛けて釣るのですが、海底はゴロゴロした岩場。チョンチョンする糸の感覚だけで見えない海底の様子を探りながら釣るので、

        • その瞬間瞬間で真っ新な自分になりたい。10秒前の過去に囚われる事なく、その瞬間瞬間を真っ新な頭で物事を捉えたいです。

        ブロックとかではなく、自然石をもっと使いたい。 でも、自然石はどんどん取れなくなってきていて、使いにくくなっている。 扱える職人もかなり現象してきている。 もっと環境に配慮しながらも自然石を抵抗なく使える環境はできないだろうか?

          色メガネに囚われない方法

          最近仕事でお付き合いのある方から、ウナギ釣りの写真が送られてきます。 夕暮れになると自転車で近くの川に行き、ハイボールを飲みながらウナギ釣りをしているそうです。釣れたウナギは自分で捌いて七輪で蒲焼きにされてました。 リア充な休日を過ごしてるなー!と、とても羨ましく思い、僕もダメ元で家の近くの川にウナギ居そうか散策してみることにしました。 僕の家の近くの川は、街中でよく見るコンクリートで形造られた幅10mくらいの川で、下流の海近くでは水が濁った緑色、住んでる付近は水の色は

          色メガネに囚われない方法

          打合せは旅の始まり

          僕の1番の楽しみな休日の過ごし方は、月に一回釣りに行く事です。(最近は行けておらず溜まってます。涙) 釣りの2週間くらい前からソワソワし始めて、空き時間を見つけては釣具をイジイジしている訳ですが、6月から解禁のタコ釣りとなれば手作り仕掛けを作って備えます。 タコを釣るのはエギと言ってエビの形をしたルアーですが、エギの頭上で浮遊させて離れたところにいるタコの注意を引き、エギを見つけやすくする「タコビラ」という道具を作ってより良い釣果を狙う作戦です。 市販の部品を切って繋いでの

          打合せは旅の始まり

          設計士に求める心構え

          4本足は安定してますが、地面が平らでないとガタつきます。 3本足は地面に多少凹凸があってもガタつきはしませんが、力が一方に偏るとバランスを崩してしまいます。 1本足だとどんなにボコボコな地面でもガタつくことはありませんが、両足でずっと支えておかなければなりません。 椅子に安定を求めるように、多くの人は日々の生活やこれからの人生に安定を求めるものです。どんなに突出したどんなに波瀾万丈な生き方をしている人でも、自分の中で安定したカタチを探り、バランスを取りながら自分の道を進んで

          設計士に求める心構え

          棲家の基本グラデーション

          棲家の基本グラデーション

          アールトの理想

          「建物の役割は、人間(住民)に自然のよい影響をすべて与える装置として働くことであり、またそれは、人間(住民)を自然や建物がつくり出す環境に現れるすべての悪い影響から保護することである。 …建物もそれが緊密に所属している自然と同様に豊かなニュアンスを持っていなければ、その役割を果たすことができないということも、われわれは認めるべきである。」

          アールトの理想

          40年前に日本の建築界で「物語り性」という言葉が流行ったそうです。物語りこそが大切なものではないか、という意味で語ららたのですが、 高度経済成長期、建築大量生産時代の中身の薄い計画に対抗するような動きでしょうか?この時代にような言葉が流行るとは、思ってもみなかった。

          40年前に日本の建築界で「物語り性」という言葉が流行ったそうです。物語りこそが大切なものではないか、という意味で語ららたのですが、 高度経済成長期、建築大量生産時代の中身の薄い計画に対抗するような動きでしょうか?この時代にような言葉が流行るとは、思ってもみなかった。

          内藤廣さんの良い言葉

          百年単位の遠くにある未来と過去の時間を「今」に引き入れることを問うべきだ。さらに、微細なディティールから建物の姿形、その外に広がる近隣や地域、さらには世界にまで広げてみて、それらをどこまで「ここ」に引き込むことが出来るかを問うべきだ。 内藤廣著『場のちから』 イームズのpowers of tenを思い出した。

          内藤廣さんの良い言葉

          虎屋十七代当主の黒川光博氏の言葉。 「伝統とは革新の連続である」 室町時代からの伝統と格式を持つ菓子製造の歴史は、実はその時代に必死に応えようとする姿勢の連続にこそある、ということらしい。 内藤廣著『場のちから』

          虎屋十七代当主の黒川光博氏の言葉。 「伝統とは革新の連続である」 室町時代からの伝統と格式を持つ菓子製造の歴史は、実はその時代に必死に応えようとする姿勢の連続にこそある、ということらしい。 内藤廣著『場のちから』

          個体差という造形美

          トヨタ、日産、スバル、マツダ、イスズ、、、 トヨタならクラウン、プリウス、ハリヤー、アルファード、、、 クラウンなら2018年式、1987年式、1995年式、、、 2018年式ならシルバー、ホワイト、ブラック、レッド、、、 街中で見る車の形・色は何百種類もあり、同じ色形の車を同時に見ることは滅多にありません。 でもこの前、高速道路で運転している時、たまたま目の前に同じ色形の色の車が2台目の前に現れました。 その光景に直感的に気持ち悪さを感じてしまった。と同時に自分が感じた

          個体差という造形美

          桂離宮について思う事が内藤廣さんと似ててちょっと困惑

          内藤廣さん著書『場のちから』を読んでいるんだけど、そこに桂離宮についてこんな事が書かれてあった。 「いっさいの隙のない建物と庭である。この中に足を踏み入れると、どこを向いても何かがこちらに向けて仕掛けられているのに気付く。常に「見られている」ような異様な感覚。」「だが、いつも見られていれば、こちらから何かを見出そうという内発的な力は萎える。」 ・・・僕も似たような事考えてたよ!! これ後付けじゃないよ。 自分のデザイン思想を組み立てる上で桂離宮を参考にしてたんだけど、、

          桂離宮について思う事が内藤廣さんと似ててちょっと困惑

          建物はずっと見続けることが出来ないけど、庭はいつまでも見ていられる。。。

          建物はずっと見続けることが出来ないけど、庭はいつまでも見ていられる。。。

          伊藤ていじ監修『桂離宮』本のファーストインプレッション

          今日、伊藤ていじ監修の『桂離宮』が届きました。 桂離宮に行ったことがなくて初写真集をみたが、目に入ってくるのはどこも無いと思っていた些細な装飾や曲線、規律を崩す部分だった。 表情の見えないキレイさの中で、そこが空間を決め、締め、包む役割をしているからこそ更に一歩奥ゆかしさが出て、キレイさ(侘び寂び?)がより活かされたように感じでならない。 これを突き詰めるのはマジで面白いかも。

          伊藤ていじ監修『桂離宮』本のファーストインプレッション