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NZ妊娠後期ふりかえり① 29~31週目

いよいよ妊娠後期です。ここまで来れて本当に嬉しいと同時に、あっという間すぎて信じがたいような。日に日にソワソワと落ち着かなくなってくる怒涛の29~31週目について振り返ります。

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29週目(初の産科医面談、のはずが……)

・この日のために仕事を休んでまで備えてきた! 前週のエコー検査の結果を受け、病院の産科の先生と会って子宮筋腫の状況や出産にかかるリスク、分娩方法の説明を受けるはずだったのだけど。オミクロン株のせいで対面は中止。電話によるリモート面談に。

電話苦手なのでドキドキしたけど、キウィさんも一緒にいてくれたのでなんとか必要な質問もしつつ、先生も何度も繰り返す質問に面倒がらずに答えてくださったのでほっと一安心。

エコーのとき技師さんからもパッと見問題はなさそうと言われていた通り、現状では経腟分娩も可能、あとは36週のエコーで逆子になっているか、筋腫が急激に成長するかどうかで分娩方法が決まるとのこと。その他には筋腫がある場合にない場合よりも出血リスクが高いことや、出産後の回復に時間がかかるかも……などの懸念事項を確認され、おしまい。良いことだけれども、思ったよりあっけなく済んだのでちょっと拍子抜け。

何はともあれ、助産師だけでなく病院のドクターとも繋がれた安心感を得ることができた。

・ほっとしたので夫婦で気晴らしに、車で1時間ちょっとのちいさな漁村にバカンスに。近くに有名な観光スポットもありながらも今は時期的に本当に静か。オミクロン株のせいでお店がほぼ全部閉まっているような閑散とした状態だったけど、バスタブと海の見える大きな窓のついてるお気に入りのモーテルにゆったり3泊し、な~んにもしないのんびりとした時間を満喫。家にいて何もしないのと、お泊まりに来てなにもしないのは贅沢感が圧倒的に違う! 久々にリフレッシュできたので思い切って行って本当によかった。

・助産師面談は対面に戻ったけど、感染対策で本人のみ。パートナーは同席できず、残念。ドクターからは28週以降は2週間ごとに助産師に会うよう言われたけど(一般的にもそう言われている) 私の助産師チームはそれには添わず、3週間ごとの定期検診にするとのこと。モヤっとする……。

赤ちゃんの心音は順調。元気に動き過ぎて聞き取りづらいくらい。

先日受けた妊娠糖尿病の検査はギリギリの数値でパス。血中鉄分の数値も下限ギリギリなので、産後まで継続して鉄剤を飲むように処方される。とりあえず2日に1回。食事の30分前にという指導なんだけど、いつも忘れて食卓に着いてから慌てて飲んだり。。

・いよいよ横向き寝しか無理になってきたので、枕を一段高くする。なかなか快適。

・キッチンの模様替え。沐浴などがしやすいように動線を確保したり。


30週目(コロナ濃厚接触騒ぎと両親学級すっぽかしで大号泣)

・25週頃から、Plunket という親子をサポートしてくれる非営利団体が無料で開催している両親学級に週1で参加していたのだけど、これまたオミクロン株のせいで講師が感染しZOOMでの講義になったりしていた。全6回の最終回のこの週、一番楽しみにしていた沐浴やおむつ替えの実践編も残念ながらZOOMで開催の予定。ところが当日キウイさんの職場で次々と同僚がコロナに感染。キウイさんを自宅内隔離するために慌てて模様替えをしたり、RATテスト(抗原検査)のキットをもらいに行ったり、ステイホームのために食料を買いためたり……としているうちにすっかり忘れていて、翌日の夕方にそのことに気づくという。

気づいた瞬間に号泣するプケ子。いつもなら飛んできて慰めてくれるキウイさんも、感染のリスクがあるので近寄れずオロオロしつつ、自分もショックが隠せない……(キウイさんは前日のテストで陰性だったものの、念のため接触しないようにしていた)

そんなショックが受けられるのもキウイさんが陰性だったからこそ、と少し時間が経った今では思えるけれど、当時はただただショックで、どうしてスマホのリマインダー機能をセットしておかなかったのかとか、リモートとはいえ一番大事な日だったのに!とか(それまでの講義はほぼ座学で、実践的なことはほとんどなかった)グルグル考えが巡り、立ち直るまでに1週間近くかかった。

慌てて講師に事情を説明し別のクラスに1日だけ混ぜてもらうなど対応してもらえないかメールを送るも、最終回だったこと、そもそも無料の講習だったこともあってかまったく返信がなく…… (日本と違ってこういうことはままあるので予想はしていたが) 他の団体が主催する有料のコースも私の出産予定日前のクラスはすべてスタートしているし、そもそも予約は埋まってしまっており、どうすることもできないのでただただ諦めることに。

幸か不幸かコロナ禍のせいでオンラインで探せる情報サイトや動画も比較的見つかりやすいので、そこは助かりつつも、自分で疑問を持つこと以外の着眼点が欲しくて講座に参加したかったので、意味ないじゃん……と未だに消化しきれない思いがある。


31週目(濃厚接触でも出勤可な新ルール……)

・濃厚接触者になったキウイさんだが、政府の決めた新ルールにより、濃厚接触をしても本人に症状や陽性結果が出なければ自主隔離の必要はなく、通常通り出勤したり外出しても良いことに。(つまり自主的に休んでも手当等が出ない)そのため職場のほとんどの人が陽性に倒れ休む中、キウイさんがほぼワンオペで仕事に駆り出されてゆき……接客業なので引き続き自身の感染のリスクと、万一感染していた場合、お客様に感染させるかもしてないリスク、そして単純に人手が足りない中での営業に心身ともに疲労困憊するキウイさん。。

プケ子も職場に復帰するも、こちらは感染対策もよりしっかりとしていて不安度が少ないので比較的落ち着いて働くことができた。遅ればせながら、コロナがどんどん身近になっていく。

・友人宅からベビーベッドとおむつ交換台を引き取る。その他にもこまごまとしてたグッズも。大物家具が来て、置き場所を決めると一段と現実味が増してくる。

・そろそろ運動も始めないとと友人と片道45分くらいの散歩に出かけたら、一気に頑張りすぎて夕方にダウン。

・しばらく入眠時にラジオを聞いてリラックスするようにしていたんだけど、何時間も続いてしまうから煩わしくてせっかく寝たのに途中で起きるという……。仕事復帰したら疲れて寝つきが良くなったので、ラジオは暫くやめた方がいいかなぁ。

・日本のサイトで見つけたマタニティ&授乳パジャマが届いた。嬉しい。


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30週を過ぎると急に出産まで秒読みの気分になります。7か月と8か月と言われると8か月が急激にあと少し!!!という焦りを生み出して……以降何につけてもソワソワしてしまいます。臨月までもそうだし、私の場合は35週と少しで産休に入る予定にしているので、産休まであと一月、というのはいろいろな意味でものすごいプレッシャーになってきています。出産そのものへの不安もありますが、この頃はまだ焦ると言いながらも実感が薄く、職場を離れる=社会と切り離されることや復帰への不安の方が大きく感じられました。……といっても、これらは出産・育児への不安からの現実逃避だったかもしれませんが。

この期間の一月はお休みをもらったり、復帰したり、かと思えばキウィさんの濃厚接触疑惑で家庭内でも現実的にコロナの危機を間近に感じたりと、精神的&肉体的にもアップダウンの激しい月でした。怒涛だったけど、正直本当に辛かった……無事一旦は乗り切ることができてほっとしています。


プケ子


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