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HHKBをレンタルしてみた

みなさんこんにちは。

HHKBというキーボードをご存知でしょうか?
PFUが販売しているハイエンドキーボードで、熱狂的なファンもいる製品です。

ブロガー・Youtuber トバログ氏の動画

最大の特徴は、静電容量無接点方式による独特の打鍵感。
私も以前から気になっていました。

しかしネックとなるのがその価格。
新品を買うと3万以上、中古でもまともなものは2万円以上します。
なかなか簡単に手が出せる価格ではありません。

しかも非常にニッチな製品のため、家電量販店にもほとんど実物が置いていないのです。

そんな中、HHKBがゲオでレンタルできるという情報をキャッチ。

そこで、レンタルを試してみることにしました。


レンタルまでの流れ

ゲオあれこれレンタルのサイトから対象を選択し、あとは画面の指示に従って届け先などを入力していけばOK。

今のところ対象機種はProfessional HYBRID Type-Sのみです。

基本料金は9泊10日で3980円。
安いキーボードなら買えてしまう価格ではありますが、商品自体が高額なことに加え、送料込みと考えるとこんなもんかなと思います。

レンタル予約完了後

レンタル予約が完了すると、貸出希望日に商品が送られてきます。

画像は返送時のもの

中身は書類と、梱包された商品です。
HHKBは外箱に入っていました。
ちなみにレンタルしたのは雪モデルのUS配列です。

電池は付属していたのでそのまま使えました。

デスクに設置したところ。

おぉー

HHKB自体のレビューは本題からそれるので最後に書きたいと思います。

レンタル品ですが、私の個体は非常に綺麗で、もちろん動作も問題ありませんでした。
回収時にちゃんとクリーニングやメンテナンスが行われているようです。

返却時は送られてきた時の箱に同じように梱包して、同封の宛名ラベルを貼ればOKです。
外箱をうっかり捨てないように注意が必要です。
レンタル終了日の翌日正午までに発送すればOKなので、期間内はきっちり使うことができます。

利用してみた感想

レンタルサービスとしては非常に良かったです。

この手のサービスにありがちな「細かいところが使いにくい」「ユーザー目線に立っていない」みたいなことが無く、レンタルから返却まで非常にスムーズでした。
変に安かろう悪かろうにせず、ちゃんと価格設定をして品質を高めているのが良いとのではないかと思います。

キーボードはどうしても店頭でちょっと試したレベルでは判断が難しいですから、10日間がっつり試せて満足でした。

なお、この記事もHHKBで書きました。

おまけ HHKBに対する感想

結論としては、私にははまりませんでした。

打鍵感

打鍵感は、唯一無二だと思います。よく「スコスコ」と表現される打鍵感ですね。
確かに良いんですが、どうしてもこれがいいかと問われるとそこまででもないかな、ぐらいでした。これは好みですね。

押下圧は数字上は45gですが、結構重たく感じました。
なんというか、押し始めが重たい感じがあります。
打鍵速度が速い方が重さを感じにくいかもしれません。

打鍵そのものは非常にしやすいです。
HHKBの打面はカーブを描くように作られており(シリンドリカル・ステップ・スカルプチャというらしい)、上から下までスムーズに打鍵することができます。
私はストロークが深いキーボードが苦手で、普段はロープロファイルを使っているのですが、そんな人間でもスムーズに打鍵できました。
ただ高さがあるのでパームレストはあった方がいいと思います。

レイアウト

説明ではよく「合理的なキー配列」と言われますが、個人的にはあまり合理的とは感じませんでした。

特にControl。
私はWindowsでCtrl+⚪︎のショートカットを多用するのですが、指の長さからしてControlは左下にあるのが最も合理的ではないかと思います。

人差し指をCに置いたところ

例えばCtrl+Vの場合。
HHKBのレイアウトでは小指で押すには左手を傾けなければなりませんし、薬指では指を開くのに無理があります。
ホームポジションの形を維持できるのは左下Ctrlではないでしょうか。
(Macだとそんなに気にならないかもしれませんけど、そういう問題ではなく)

また、矢印キーもFnとの組み合わせではなく、独立して押下できた方がどう考えても合理的だと思います。(JIS配列はそうなっていますが、私はUS配列派のため)
これは愛用者は慣れでどうにかしているだけなのではなかろうかと思います。

一応仕事も含めてがっつり使ってみて、私は普通の配列の方が合っているなと感じました。

このとおりレイアウトが独特なので、他のキーボードとの併用は難しそうです。

OS間の切り替え

※公開後、Win↔︎Macのレイアウト切り替えはショートカットキーでできるとの情報をいただきました。ありがとうございます。
DIPスイッチはメインの方にしておいて、使うときにショートカットキーで切り替える使い方になるらしい。なるほどー。

正直、WindowsとMacでの併用は絶望的です。
ここが実際使うとなると一番ネックになりそうです。

なぜなら、OSが変わるたびに背面のDIPスイッチを切り替える必要があるからです。

1をONにするとWindows、2をONにするとMacモードになります。

DIPスイッチは一部のキー配列を変更するためのハードスイッチですが、頻繁に変更する前提で作られていないので、切り替えがしづらいです。

そのため、仕事用のWindowsと個人のMacを行き来するような使い方ではかなり厳しいです。

BT接続先の切り替えは簡単にできるし、そもそもWin/Mac両対応を謳っているわけですから、ここは改善したほうがいいと思うんですけどね。

(と、書いていて気づいたんですが、どうもWindowsモードでも普通にMacで使えるっぽい‥?謎です)

そんなわけで、現状ベストキーボードはやはりKeychronかなぁ。

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