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映画「ナイトメア・アリー」を見タ

映画「ナイトメア・アリー」を見た。

平日の昼に見たせいか、午後ローの「魅惑の女性特集」を見た感じだった。どこまでがネタバレになるのかと思い、公式サイトで書かれていることはネタバレなしで書いていいだろうと思って、公式サイトを見て驚いた。ずっと”読心術”だと思っていたら、公式サイトに”読唇術”と書いている!スタンが心を読めていない”読心術”であることをネタバレになるのか迷っていた。公式サイトで”読唇術”と書いているので、主人公のスタンが心を読めていないことはネタバレではないということでOKですか?ちなみに、パンフレットを見ると”読心術”と書かれている…。スタンが唇の動きを読み取っていないことはネタバレになるのだろうか…。
迷いますね…。

スタンの結末は、途中から予測できるオチです。オチのネタに、序盤に近づき、中盤で離れ、終盤に戻るといった距離感は面白かったです。ただ、往復するマラソンと同じだから、途中でゴールが分かってしまいオチを予測できてしまう。そこに残念さを感じるのは確かにあります。

心を読めていない”読心術”について書こうと思ったのは、”身近な人の気持ちが分かっていない”という悲しい姿を見たからである。
心理学者のリリス・リッター博士とパートナーであるモリーは、スタンとのやりとりで心が読めていないことを直接描かれている。ポスターでスタンと一緒に写っている三人の女性の中でジーナだけが、スタンに心が読めていないことを直接的に描かれていなかった。スタンの師匠の妻であるジーナとスタンが不倫関係になりそうなあるものを握る描写があるけど、結果的には、そんな感じには見えない。スタンがカーニバルのメンバーと揉めて出ていく時は、なぜか円満退社となっているし、数年後には普通に会っていることから、ジーナとは深い関係にはなっていないことが予想される。ジーナのポジションが分からず迷宮入りしていた。これぐらいの関係なら、魅惑的だけどポスターなどの前面に出すほどのキャラではないと上映後に思ってしまった。
この迷宮を抜けたのは、スタンが破滅の道へ進んでいく象徴になる”酒”で気付いた。酒で破滅した人がスタンの他にいて、それが師匠である。スタンがモリーの気持ちを分かっていなかったように、師匠は妻のジーナの気持ちを分かっていなかった。ジーナは夫に分かってもらえない寂しさからスタンのあるものを握ったのだと…。スタンが酒で破滅の道を進んでいく姿は、心を読めていない”読心術”を師匠から見事に受け継いでいることを描いている。
オチが予測できる簡単な往復マラソンのストーリーに、師匠ラインのストーリーも重なっていたことには直ぐに気付けなかった。
ストーリーの奥深さを鑑賞後に、暫く経ってから時間差攻撃でくらった。

結局、オチのネタバレを書いていないが、内容を細かく書いているのでネタバレありになっている!
スタンが心と唇を読めていない”どくしんじゅつ”を書いてるから、ネタバレありでいいか…。
日本語って難しいですね。たぶん、この記事の中にも誤字脱字があるんだろうな…。

ナイトメア・アリーの公式サイトさんへ。
ごめんなさい。揚げ足を取るつもりは無く、面白かったので記事に書いてしまいました…。問題があれば、その部分を削除します。


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