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カルチャー&スポーツ

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音楽、ドラマ、映画、スポーツ…他。思ったこと、感じたことを書いています。
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記事一覧

矢沢永吉の人生哲学:「俺はいいけどYAZAWAが何て言うかな?」

矢沢永吉さん、通称「永ちゃん」は、日本のロックシーンにおいて圧倒的な存在感を放つアーティストです。彼の舞台裏のエピソードからは、単なるミュージシャンではなく、「YAZAWA」という確立されたブランドとしての自覚も持ち合わせていることがうかがえます。特に有名なエピソードが、コンサートツアー中のある出来事です。 あるとき、地方でのコンサートが予定されていましたが、永ちゃんが宿泊するはずだったスウィートルームがスタッフの手違いにより予約されておらず、普通の客室を用意せざるを得なく

キツネノマド (Queen Fox) Bass Remix|Raon×MINA ⇐ 凄い曲をみつけたぞ!!

このPVはベースとボーカルでの曲。 どう表現したらいいのだろう? まるでベースとボーカルが会話をしているようだ。このふたつの音が絡み合い、3分14秒のストーリーを紡ぎ出す。 まずは聴いてくれ!! Raonの歌声とMINAのベースが見事に絡み合う!! 衝撃のスタート👇 お互いに視線を合わせ、ベースと歌声が衝突する👇 流れるようなベースソロに静かにラップが始まる。それを持ち上げるようにベース音が響く👇 ラップとベースの掛け合い。そして、バラードにベースが絡んでいくさ

<瞬間音楽>梶芽衣子の「ジーンズぶるうす」

久しぶりの<瞬間音楽>。第6弾をお届けします。※<瞬間音楽>とは「この曲のこの一瞬が好き!」という、そんな瞬間のことを指します。 今回は、梶芽衣子の「ジーンズぶるうす」。この曲は、1974年の東映映画『ジーンズ・ブルース 明日なき無頼派』の主題歌です。 『ジーンズ・ブルース 明日なき無頼派』は、梶芽衣子が主演で主題歌も歌っているのです。ストーリーは、現代社会に嫌気がさし目的もなく生きている二人の若者、聖子(梶芽衣子)と次郎(渡瀬恒彦)の物語です。彼らは偶然出会い現代社会や

初めて買った思い出の一枚は、清水健太郎の「失恋レストラン」。

#はじめて買ったCD ということで投稿します。 僕が初めて音楽を購入したのは中学1年生のとき(1977年)です。当時はCDではなく、レコードが主流でした。ですのでCDをレコードに置き換えて語ります。     ◇   ◇   ◇ 僕が初めて買った特別な一枚は、清水健太郎の「失恋レストラン」。中学生になってから、徐々に大人向けの歌謡曲を聴くようになりました。これらの曲を聴くことで、何だか大人になったような、新しい世界に足を踏み入れたような感じがしました。平日はテレビの歌番組

「何もない」ところから良いものが生まれる。

新しいことを始めようとするとき、「何もないから」とか「持ってるものがないから」と思って、ためらうことがあるかもしれません。でも、心配しなくて大丈夫です。実は「何もない」状態だからこそ、素晴らしいものが生まれる可能性があるのです。 今回は、何もない状態からスタートすることの魅力について考えていきます。 何もないからこそ創造性が生まれる「何もない」という状態は、どうしたらいいかを考えるきっかけを与えてくれます。何もないからこそ工夫が生まれるのです。考えるほど、工夫すればするほ

<瞬間音楽>P-MODEL の「MOMO色トリック」

<瞬間音楽>第5弾をお届けします。※<瞬間音楽>とは「この曲のこの一瞬が好き!」という、そんな瞬間のことを指します。 今回は、P-MODEL の「MOMO色トリック」。この曲は彼らのデビューアルバム『IN A MODEL ROOM(1979年リリース)』に収録されいるナンバーです。 P-MODELは、1979年に結成された日本のテクノポップバンド。バンドリーダーはボーカルとギターを担当する平沢進です。彼らの音楽はエレクトロニックとロックを巧みに融合させ、日本のテクノポップ

<瞬間音楽>The Mods の「くよくよしたって……」

昨年から始めた<瞬間音楽>。第4弾をお届けします。※<瞬間音楽>とは「この曲のこの一瞬が好き!」という、そんな瞬間のことを指します。 今回は、The Mods の「くよくよしたって……」。この曲は彼らのデビューアルバム『FIGHT OR FLIGHT(1981年リリース)』に収録されいるバラードナンバーです。 歌の1番の後にギターソロがあり2番が始まって少したったところにギターのトリルの音「トゥルルルル~ン♪ トォロロロロォ~ン♪」が聞こえるシーンがあります。この瞬間がた

<瞬間音楽>The Rolling Stones の「Dance (pt 1)」

調子に乗って <瞬間音楽>第3弾をお届けします(笑)。※<瞬間音楽>とは「この曲のこの一瞬が好き!」という、そんな瞬間のことを指します。 今回も The Rolling Stones から、僕の大好きな曲「Dance (pt 1)」の紹介です。この曲はアルバム『エモーショナル・レクキュー(1980年リリース)』のオープニングナンバーとして収録されています。 この曲はストーンズ本来のロックサウンドに、ディスコやファンクの要素を取り入れた独特で感染力あるサウンドが特徴で、バン

<瞬間音楽>The Rolling Stones の「Angie」

昨日に続いて <瞬間音楽>を語ります。 <瞬間音楽>とは「この曲のこの一瞬が好き!」という、そんな瞬間のことを指します。 今回は、The Rolling Stones の「Angie」 (邦題:悲しみのアンジー) 。この曲については、2年前に記事をアップしました。ストーンズのドラマーであるチャーリー・ワッツが亡くなられたときに書いたものです。 <瞬間音楽>を語る上では、この曲は絶対に外せないと思い、もう一度紹介することにしました。 ※ ここからの記事は、上の記事の一部を

<瞬間音楽>The Clash の「Brand New Cadillac」

皆さんは、音楽を聴いていて「この一瞬」に魅力を感じたことはありませんか?それを <瞬間音楽>と呼ぶらしいです。数年前にラジオでコメンテーターの方がこの話題を取り上げていました。彼は特定のヘビーメタル曲で、ギターソロが終わる寸前のボーカルのシャウトに心を奪われると語っていました。その瞬間、アドレナリンが上がるそうです。 分かります!その感覚! 僕も音楽が大好きなんで、まさに「この一瞬」の魔力をよく感じてます。 特にそれを感じていたのが、The Clash の「Brand

HipHopの歴史から学ぶ。自分で楽しみを創り出すこと。

僕は、楽しみというのは自分の手で生み出すものだと信じている。 遊びの原点から1970年代のアメリカ、ニューヨーク。彼らはその場の環境を利用して、新しい遊びを生み出していった。 「名もなき遊び」 「公園で手作りパーティー」 何もないところからから創り上げられた遊び。最初は特定の名前などは付いていなかったのかもしれない。 彼らは純粋に楽しんだ。 そして、HipHop は世界中を駆け巡ることとなった。 自分で楽しみを創り出す僕たちの日常にはスポーツ観戦、音楽鑑賞、習い事

チャーリー・ワッツのハイハットがとても “シック” だった♬

25日 水曜日、奥さんとドライブ中にカーラジオをつけたら「昨日(24日)、誰かが亡くなった…」そんな会話に出くわした。 どうやら大物ミュージシャンらしい。 ん?誰だろう? ラジオを聴き続けた。 ローリング・ストーンズの名ドラマー!! チャーリー・ワッツだった!! 「えっ!!!?」 思わず大声をあげた。 少し経ってから、ジワリジワリと悲しみが… そして、10代のときにストーンズを聴きまくっていた…あのころを思い出した… 「悲しみのアンジー」でのハイハットの使い

「元気があれば何でもできる!」は世界最強の言葉ダァ~ッ!!

昼間、ドラックストアーで買い物中にちらっとスマホを見たら「猪木さん…」の文字が。 えっ?まさか?と思い、レジを済ましてから再びスマホを。 アントニオ猪木さんが亡くなられたとのこと・・・ 昔の記憶が走馬灯のように蘇ってきた。 今、僕は猪木さんの記事を書いている。特に子どものころを思い出しながら。パソコンのキーボードをタイプしなから昔の記憶を呼び寄せながら。思い出せば思い出すほど悲しみが込み上がってきて・・・ でも、思い出せば思い出すほど「勇気」という言葉が浮かび上がって

オッペケペー節 ← 日本で最初のラップはこれだ!

この曲、すごく中毒性がある!ちょっと聴いてみて! この曲は、明治中期に川上音二郎が演じた流行歌。音源としては1900年にイギリスで録音されたらしいです。 当時の社会情勢に対して「モノ申す」って曲ですね。これぞヒップホップ!ロックでもあるぜ! のっけから「権利幸福きらいな人に 自由湯をば飲ましたい♪」。自由湯とは当時の政党の自由党のことでしょうね。動画には歌詞が出ますので見てください。皮肉たっぷりで面白い。 言葉のリズムも良いんですよね。韻も踏んでます。 明治時代にこ