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しつこい強要は、実はイジメと変わらない

「やってよ」「これやって」「お願い、これやって」。このような言葉に出会うことがある。でも、ちょっと待って。相手が嫌がっているのにやめないのは、実はイジメと同じ。

普通、相手が嫌がるサインは見えるはず。でも、それを無視して強要するのは立派なイジメ。

ちょっと視点を変えて考えてみよう。たとえば、A君がB君をつねって、B君が「やめろよ」と何度言ってもA君はやめない。これは、やりすぎるとイジメになる。このパターンは分かりやすいイジメだが、相手に自分の考えを従わせようとしつこくする。これは表面上はイジメに見えないかも知れないが立派なイジメだと思う。

このようなことは、友だちや会社の同僚、そして上司と部下といった様々な関係でありうることだが、特に厄介なのが仕事の場面。具体的には、大元の会社と商品を販売する代理店や小売店の間の関係がそれに当たる。

大元の会社が代理店や小売店に自社商品の販売を依頼するのは普通のことだが、その方法が度を越えている場合もしばしばある。つまり、代理店や小売店の現状を全く考慮せず、無理な要求をすることで、その業務に支障を出してしまうケースも多いのだ。

さらに、大元の会社が代理店や小売店に対して、商品販売以外の運営方法にまで口を出すこともある。ルールやコンプライアンスについて指摘するのはまだしも、それ以外にもいろいろと要求することがあるのだ。

要するに、大元の会社が力関係を利用して、ルール内外を問わず強要してくると、それは危険な傾向だ。

このようは強要は、ビジネスの世界だから許されることなのか?答えはノーだ。こういった行為も、見方を変えればはっきりとしたイジメ。大人の世界でも、自分たちだけの利益を追求して相手を無視するような行動は許されるべきではない。

しつこい強要がどれだけ社会に悪影響を与えるか、ちゃんと考えないといけないな。そうしないと、この先、大きな問題に発展するかもしれない。

しつこい強要は、見方によってはイジメになる可能性が高いと気づくことが大切だ。どんな状況でも、相手の気持ちを尊重しよう。それが、良い人間関係、良い社会を築く第一歩だ。


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