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海外YouTube紹介

新しい企画として海外YouTubeを紹介しようかなと思います。たまたま、見てた動画なのですが、自分が思っていた事と完全に一致していたので、これは紹介しておきたい!と。特に初心者の方には是非とも見て、覚えておいて欲しいと思います。

まあ、英語なので自分もニュアンスとか良く分からない部分はありますが、バイク関連という事で大体こんな事言っているかな~と意訳させて貰いました。ここ違うだろっていう部分があったら教えてください。(英語はヒアリングではなく、Youtubeの英語自動生成から起こしたので、参考までに)

はい、皆さん。私はダートバイクチャンネルのカイルです。今日は約20の良くある間違いについて話したいと思います。初心者からベテランのオフロードライダー、そして私が200人以上の人から得た情報をまとめたリストです。このリストに特に順番は無いのですが、とても良く出来たリストになったかと思います。では見ていきましょう。

その1、最初のオフ車に大排気量のバイクを買うな!
【Buying to BIG(Engine Size) For your First Dirt Bike】0:22~

初心者が最初に買うべきは小排気量のパワーが控えめで扱い易いバイクであり、パワフルで大排気量のバイクを買うべきではない。ハードエンデューロ的な事をするには450モトクロッサーではなく、よりパワーが少なく、小排気量のバイクが適しているからです。私の事を信じて大きくパワフルなバイクを買わないなら、後々になって信じた自分自身に感謝する事でしょう。

その2、空気圧は乗る前に毎回見ろ!
【Check Tire Pressure Every Ride/Day】0:51~

ゲージは安物でも高価でも良いが、とにかく毎回前後タイヤの空気圧を見る事。空気圧が高過ぎたり、低過ぎたりすると特にハードエンデューロ的な場所での走行に大きく影響します。

その3、過走行のタイヤで走るな!
【Running Tires TOO LONG】1:15~

バイクは実際の所、地面と直に接しているのはタイヤだけであり、エンジンを改造したり、サスペンションを改造したりするよりも、新しいタイヤにするのが最もお金を掛けずにアップグレードする方法である。劣化してカチカチに固まったブロックの角も無い使い古したタイヤよりも断然良い走りが出来ます。

その4、座り過ぎず立って走れ!
【Sitting down TOO MUCH】1:45~

立って走るという事は最も重要な事の一つだが、走る時の9割~9割5分は立って走り、座る時はコーナーでトラクションを掛けたい時だけです。立って走るのは、ステップの上に母指球で立ち、バイクを足で挟んで安定させて走る為。バイクを自分の制御下で仕事をさせる為。リアタイヤをサイドに振る為。バイクに振り落とされない為など…どうかどうかどうか覚えておいて欲しい。ハードエンデューロ的な走り方をする時は9割は立って走るという事を。

その5、十分な勢い(モーメンタム)をつけろ!
【Not Carrying Enough Momentum】2:26~

単純な事ではあるが、障害物やヒルクライムなどでは十分な勢いが必要だ。だが、どこでも猛スピードで突っ込めと言っている訳ではないです。自分のスキルに合ったスピードで行く事が必要。しかし、私が言いたいのは、上手くいかないのは、ほんの少し勢いが足りないのだと。怖い障害物だと慎重になってしまいますが、10~15パーセントの勢いを少し足してみましょう。

その6、サグセッティングをしろ!
【Not Setting Suspension Sag】3:00~

サグのセッティングをせずにプリロードが掛かり過ぎのまま(日本だと逆に体重が軽すぎてプリロード抜け過ぎな場合が多いかと)乗っている人を見ますが、(KTMなど外車の)標準のスプリングレートだと70~90kgが適正な範囲なのでそれ以外の人はスプリング自体を変更する必要があります。適正なスプリングにした上でサグセッティングする事でキチンと走る事が出来ます。

まず、自分の体重に合ったスプリングにする事。そうでないと適正なサグは取れません。そして、適正なサグが取れて初めて減衰調整が出来ます。なので、バイクのサスペンションのセッティングは、1にスプリング、2にサグ、3に減衰調節です。

下記のDirtbike Channelでも解説していますが、日本語じゃないと…という人はこちらをどうぞ(http://www.mcgear.net/mente/tool/mp/ym080613.html

ちなみに適正な乗車サグ(乗車1G-空車0G)はリアサスのストローク(リアホイールトラベル量)の1/3程度なので、レーサーだとどのバイクも概ね約300mm位あるのでその1/3で約100mm、ですがSL230だと180mmなので60mmとなります。なので、自身のバイクのリアサスのストロークを確認してください。

乗車1G(車体を直立させてステップに乗った状態)、空車0G(レーシングスタンドでジャッキアップして前後サスが伸び切っている状態)以外に、空車1G(レーシングスタンドから下ろして車重だけで前後サスが縮んでいる状態)という部分も測ります。

空車サグ(空車1G-空車0G)がレーサーだと約30mm(ストローク量の1/10程度)になる程度にプリロード調整をした上で、更に先程の乗車サグ(乗車1G-空車0G)で100mm程度になるならそのスプリングは体重に対して適正なレートと言えます。この2つが適正である事が大事。意外と空車サグまで書いていない事がありますが、それはそのスプリングが体重に対して適正という前提で話を進めているからです。

仮に、体重が軽い人が固いスプリングで、プリロードを緩めまくって乗車サグだけを100mmにした場合、空車サグは30mmよりも多くなってしまい、サスが伸びる時に地面を押す力が弱くなる為、トラクションが抜けやすくなります。逆に体重が軽い人が柔らかいスプリングで、プリロードを締めまくって乗車サグだけ100mmにした場合、空車サグは30mmよりも少なくなってしまい、サスが伸びた時にすぐ伸び切って地面を押せない為、トラクションが抜けます。

フロントのプリロードやサグは?っていうとバイクの構造上、リアサスの方がトラクションを掛けて駆動する意味でもフロントサスよりも重要なので普通は気にしなくても大丈夫ですが気になる人はやりましょう。

その7、遠くを見ろ!
【Not Looking Far enough Ahead of you】3:28~

近くの行先や障害物ばかり見て、遠くの先を見られていない人を良く見かけます。フロントタイヤの目の前しか見ていないとすぐ行き詰ってしまいます。1速なら2~3m先を、2速なら5~6m先を見てるようにすると、ラインを見つける事が出来るはずです。

その8、適切なレバー位置にしろ!
【Improper Lever Placement】4:05~

人によっても少しは違うのですが、立っていても座っていても快適に操作できる位置にする事。高過ぎると座っている時に辛いし、低過ぎると立っている時に辛いです。また、レバーホルダー自体を内側に入れる事で転倒した時に先にバーエンドが当たってレバーが当たらなくなるのでレバーを壊しづらくなります。

その9、定期メンテナンスを守れ!
【Not having A basic Maintenance Routine】4:51~

エアフィルター点検、オイル交換、オイルシール点検、ベアリングやリンクのグリスアップ、クラッチフルード交換、フォークオイル交換など定期的にする事でバイクが長持ちするし、綺麗に洗車する事もメンテナンスと言える。そうする事で壊れず良く走るバイクとなる。

その10、ドレスアップパーツは意味なし!
【Thinking Bling Parts will help Your Riding】5:30~

キラキラしたパーツはバイクをカッコ良く見せるが、ライダー自身には何も役立たない。そうしたキラキラパーツやマフラーに幾らお金を浪費するよりも、どれだけ乗り倒してガソリンとタイヤを消費したかだけがライダーを成長させます。

その11、いつもレバーに指を添えろ!
【Not Covering Brake And Clutch】5:55~

いつどんな時でもすぐにクラッチやブレーキ操作が出来るように指を1本もしくは2本添えておくのが非常に重要。ヒルクライムなどでグリップをがっしり4本で握って乗っているとクラッチを当てたい時に出来ないです。

その12、安物のヘルメットとブーツは買うな!
【Buying a cheap helmet or boots】6:33~

バーゲンセールみたいな安物のヘルメットやブーツを買うのは間違いです。ヘルメットやブーツへの出費をケチらないでください。ヘルメットやブーツが本当に役立つ時は、激しくヒットした時にあなたを守る時です。そのとても強い衝撃を1度だけ耐えられるように設計されてもう使えなくなりますが、少し高価だとしてもキチンとしたブーツやヘルメットで大事な頭や足を守りましょう。

その13、ハイドレーションバッグを持っていけ!
【Not Carrying Hydration】7:04~

重大な間違いとして何度も何度も挙げられるのが飲み物を持って行かない事。水や工具、食料などを入れられる良いハイドレーションパックを見つけよう。私は毎回走りに行く時は3リッターのハイドレーションパック一杯に水を入れるようにしている。

その14、爪先をバイクの内側に向けろ!
【Not Pointing Toes IN to the bike】7:23~

爪先をバイクの内側に向くようにすると、足も自然と車体をホールド出来るようになる。しかし、開いていると岩や根っこなどに引っ掛けて足が離れてしまいまし、車体をホールド出来ないから足がだらしなくバタバタと出てしてしまいます。

その15、母指球でステップに乗れ!
【Not Riding on the Balls of feet】7:58~

足の母指球でステップに乗る事でバランス良く操作する事が出来ます。一方、土踏まずでステップに乗るとブレーキを誤って踏んでしまいます。基本的に母指球でステップを踏み、ブレーキを踏むときだけ土踏まずへと前に移動します。

その16、技量に合った場所や走り方をしよう!
【Riding too fast or "over your head"】8:19~

まずはゆっくりと安全に始めよう。ハードな場所に急いで行こうとせずに、まず楽しいと思えるまでは行かない方が良いだろう。怪我をするのは障害物を越えるのに慣れてなかったり、バイク自体に慣れてなかったりするからだ。スピードもスキルも忍耐強く時間を掛ける事でついてきます。最初から急がないでください。

その17、ボロいバイクを買うな!
【Buying a clapped out bike That needs TONS of work】8:43~

何度も上がる話だが、古いオンボロバイクを買うのはちょっとのお金をケチって大量の修理と労力を掛ける事だ。何も誰もが新車を買えと言っている訳ではないが、古いバイクはあなたが思う以上の修理と労力が必要なのだ。毎度壊れて直してお金を掛けるよりも、ほんの少し高くてもメンテナンスされた新古車を買う方が良いでしょう。

その18、工具類を携行せよ!
【Not Carrying Tools With You】9:20~

ハイドレーションパックに固定するツールキットには基本的な工具以外にも、薬や火を起こす道具、エアゲージ、衛星携帯電話など、ルートから外れて遭難した場合にも備えましょう。

広大なオープンエリアのある海外ならではですね。日本でも山の中は電波入らずどこだ?って事になりますが…自分ならあとはノコギリ、トイレットペーパー、メタルパテ、ダクトテープ、タイラップ、プラグ、ヒューズなど持って行きますが、とりあえず何かあっても一人で帰還出来る用意は、ソロの時に限らず複数人であっても自前で用意しておくべき。あと無理しない、暗くなる前に帰るのが大事。

その19、リアブレーキ引き摺り過ぎるな!
【Skidding Rear Wheel Too Much】9:55~

フロントブレーキはロックさせれば転倒するから言うまでもないですが、リアブレーキに関してもロックさせない事を学ぶ必要があります。路面とタイヤとの接地感を感じながらブレーキを掛ける。掛け過ぎるとグリップが破綻して滑ってしまう。向き変えで狙ってやる事もあるが、適切なブレーキによって滑らせずにしっかりと減速させられる事を覚えるのが大事。

その20、現実的な目標と期待を持とう!
【Not Have Realistic Goals and Expectations】10:28~

上達する事はオフロードにおいて重要ですし、経験を積めば速く走れるようになるでしょうが、始めて数週間でイーライ・トマックやグラハム・ジャービスの様になれなくても、自分自身をハードに追い込む必要はないです。上達には少し時間が掛かりますし、その為にも現実的な目標と期待を自分自身に設定し、忍耐強く取り組む必要があります。まずは楽しむ事。そして怪我しない程度に頑張る事。そして可能性を広げてみましょう。現実的な目標として私達のほとんどはプロライダーやプロレーサーに成るつもりはない事を知っていますが、だからといって最初から無理と諦めるべき事ではありません。

その21、土地やコースへの尊重を!
【Not Respecting The Land/Trails】11:03~

土地やその所有者への尊重に欠けた行いはゲート閉鎖に繋がります。来た時よりも良くしましょう。土地や道を壊さないようにしましょう。雨で濡れ過ぎている時は掘れ易いので走るのを自重しましょう。その土地の人が走るなと言ったならそこでは走らないでください。私達は敬意を払う必要があります。それは将来の世代のために走れる道を残すのに役立つはずです。もし私達が少し責任を持って行動すれば状況は良くなっていく事でしょう。

アメリカだとバイクが走れる広大なトレールがあるが、それは利用者の代表組織が設立されて行政や自治体、土地の所有者などと交渉を進め、利用する為のルールを設けたり、利用者自身がトレールの整備をするなど、持続的な努力と責任を持って行動してきたから存在する。

MTBの事だけどアメリカのトレール利用の経緯とか書いてあって参考になるかも(https://www.jstage.jst.go.jp/article/jfe/64/2/64_12/_pdf/-char/ja
日本でもMTBはそういう活動をしていて、山林の維持保全や地域経済の活性化など地域との交流を深めてトレールの利用を行っている訳だけど、バイクはどうだろうか?

以上、Dirt Bike Channelの「21 Common Mistakes Made with Dirt Bikes - And How To Avoid Them」でした。

海外のOffroad系Youtubeはこういう知識にしても、テクニック集にしても日本のに比べてレベルも高く、分かり易いですね(日本のは身内ネタだったり、面白可笑しい雰囲気だけとか、ダラダラ長くて分かり辛い)のも多いので、英語が得意でない人も海外YouTube動画を参考にしてみてはいかがでしょうか?

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