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5種類のUターン方法

林道で行き止まりや、レースでミスルートした際にUターンする事があると思いますが、どういう方法でUターンしていますか?

バイクから降りてハンドルを切って、曲がりきれなかったら何度か切り返してようやくUターン…物凄く大変ですよね。

良くあるシチュエーションだけによりスマートに、より体力を使わないで出来る方法を知っていると知らない人と差を付けられると思います。

(1)ブレーキングターン
(2)アクセルターン
(3)フローティングターン
(4)斜面を使った切り返し
(5)斜面を使ったピポットターン
※降りて行う場合もあり

の5種類の方法でUターンする方法を動画にしました。

(1)ブレーキングターン
レースとかの動画でも良く見る方法だと思います。見た目もカッコ良く、走ってきた勢いを生かして連続的にターンが決まるとスムースにUターンできます。ただ、路面のコンディションが滑りやすい場合は難しいですし、路面も掘れるので林道ではやらないでください。

(2)アクセルターン
これもブレーキングから繋げてアクセルターンとか繋げて決まると気持ちいいですね。ただ、バイクの後ろに人がいたりすると石や泥が飛んで嫌がられますし、当然路面も掘れます。やるのであれば、ストレート部分でしっかり減速、倒し込んだ一瞬でアクセルを開け過ぎず、空転させ過ぎないよう緩やかに曲がる事が肝心です。

(3)フローティングターン
ここからがエンデューロ的に特に必要なスキルになります。動画ではフラットな土の上でやっていますが、このテクニックが本当に必要になるのは、普通にはターンしづらいガレ場でフロントを浮かせて最小限の半径でターンが必要な場所です。最近のエンデューロシーンではロックセクションも増えてきていますし、沢を走る際は180度では無いが、細かく切り返して登るなど必要なテクニックと言えます。

(4)斜面を使った切り返し
これは非常に良く使うテクニックです。例えば片側が山の斜面、逆側は深い谷の細い1本道。当然、ハンドルを切ってUターンする余裕も無い…ではどうするか?答えは山側にバイクを進めて切り返す。これが良い所はブレーキングやアクセルターンやフローティングターンみたいなスキルがなくても出来て体力も要らないという事です。スムースに素早く出来るとレースでも必ず生きてきます。

5)斜面を使ったピポットターン
(4)と似ていますが、違うのはフロントを浮かせてその場でターンをしている事です。例えば、路面の状態やこれ以上下がるスペースが無いという場合に、フロントサスペンションを縮めて、その反発(+エンジン)でリアタイヤを軸にフロントを動かすと最小限の半径でターンが完了します。斜度があればあるほどエンジンの力は要らず、エンジンが止まった状態でリアのエンブレを利用し、サスの反発とアクションのみで向きを変える事が可能です。

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