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加重と抜重

この間は茨城県のオフロードパークSHIRAIでSLORIDE初のコースでの開催をしました。

関東のハードエンデューロライダーなら一度は行った事があると思いますが、オフロードパークSHIRAIは元々トライアルバイクのコースで、岩、沢、ヒルとバリエーション豊かなフィールドがあります。

折角のコース開催という事なので、普段のSLORIDEと比べてより実践的な内容で行いました。午前中はステアでの精度を上げる、越える為に必要な加重抜重。そして、午後は沢へ移動して、実際に渋滞した時を想定した練習、山の中を移動しながら出てくる丸太や根っこなどの越え方など、実践しながら復習するというものでした。

午前中の練習風景の動画ですが、これ位の高さのステアなら簡単だろ?と思う人も多いかもしれませんが、勢いで越えるならたぶん皆さん出来るはずで、勢いではなくキチンと狙った場所にフロントタイヤを当てる、一度止めてもう一度吹かして越えるという練習をしてたからなのですけど…

加重と抜重という部分が難しかったみたいで、ステア以外に小さな石やコブを使ったジャンプでタイミングやコツを掴んでみるという練習をしました。停止状態や走りながらなど。加重抜重が出来るようになると沢や根っこを越えるといったシーンで大きく生きてきます。

そもそも、加重と抜重とは何か?という方もいると思いますので、一旦バイクから離れて体重計の上で屈伸してみてください(くれぐれも壊さない様にw)

加重と抜重

まず、何もしていない状態(左上と右下の図)でも体重は下に掛かっていますが、屈伸すると体重が増えたり、減ったりすると思います。

膝を曲げて腰を落としていくと足は引き付けられる為体重は減り、逆に膝を伸ばしてカラダを伸び上がっていくと足は地面を押し付ける為体重が増える。つまり、膝を「曲げると抜重」「伸ばすと加重」です。

ちなみに膝を曲げて止まった時(右上の図)にズンと重さを感じるのと、伸び切った時(左下の図)にフワッと軽さを感じるのは質量が移動した事による運動エネルギーです。意図的な加重抜重とは違います。

それでは加重抜重を使ったコブをキッカケにしたジャンプの方法を解説します。クラッチの溜めが出来ない人は最初はアクセルだけでも良いので、カラダの伸び上がりやコブに当てるタイミングを掴んでください。

荷重と抜重

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ここでポイントとして挙げたいのは「膝を大きく動かす事」です。強く加重しなくてはと早く動こうとする余り動きが小さくなってしまい、一瞬しか加重出来ていないパターンが多いので、深くしっかりと膝を曲げて、伸び上がる時に強く伸び上がるのが大事です。

停止状態である程度出来た先にあるのがウーポン的なやつです。高さがあると姿勢を作るのがまず大変ですし、より溜めて一気にリアタイヤを飛ばすので難易度は各段に上がります。なので、低い高さの岩を使って徐々に上げていくのが近道と思います。

ウーポソ

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自分もまだまだ練習が必要な部分ですので、精進していきたいと思います。

noteの記事による知識だけではなく、定期的に開催しているSLORIDE(twitterで随時告知していますhttps://twitter.com/SL230_Enduro)に参加して頂けると基礎の部分や、実際の走るシーンを想定した内容を練習する事が出来ます。またページ下の「サポートをする」ボタンを押して貰えると活動を続けていくモチベーションが上がりますw
今後も宜しくお願いします!









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