中国武術が格闘技に負けてしまうのはなぜ?

中国武術が格闘技に負けてしまうのは単純に組手が足りていないからです。
型、套路を重視するのも分かりますが組手の練度不足は致命的です。

相手がどのように動くか?相手をどういう風に動かすのか?
約束稽古のように決まった動きではなくフェイントなどを交えた
不規則な動きに対応できていない。


よく中国武術は格闘技の試合において必殺技が殆ど使えないから不利だ。
みたいな事を主張するけど、日本の空手はK1などで立派に戦えている。


例えば太極拳で戦えるのか?と問われたら戦えると思うとしか言えない
というのも拳法を名乗る上で使えない動きがあるとも思えない


組手や型の分解と応用をしっかりやれば十分に戦える。
格闘技に負けてしまうというのは単純に練度不足
型ばかりやっていれば実際の痛みだったり気迫を感じ取れない


つまり、駆け引きが全くできない選手になってしまう。
というよりも中国武術自体、いろいろな流派がありそれぞれの流儀があるわけですが


格闘技、キックボクシングやボクシング、レスリング、MMAなど他流派の流儀やルールに合わせた技の研究や駆け引きを練習しないかぎり勝てるわけがない。

中国武術が弱いのではなく、選手が弱い

中国武術は套路、型稽古がメインという風潮がある。
套路というのは攻撃方法や防御方法、立ち方など総合的に鍛えるための鍛錬法

戦い方や駆け引きレベルに落とし込む事はできない。
相手に合わせて攻撃方法や防御を咄嗟に選択する稽古をしないと実戦では使い物にならないのは素人が考えても当たり前の事だろう。


中国武術は型稽古ばかりというのは最近の風潮ではなかろうか?
中国では散打という競技がありますが中国武術の動きとはかけ離れています。

完璧に別物として扱っている感じがします。
日本人でジークンドーを習っている人の動画と比べても明らかに体の使い方がボクシングとかキックボクシングに近い


実戦で戦うための練習が失われている感じがします。
歴史的な背景もありますがそういう風になってしまうと中国武術は弱いと思われても仕方ないと言える。

単純に試合で禁じ手とされる目つぶしや金的のイメージが強いけど
目じゃなくて頬っぺた、金的じゃなくて内またや膝関節、もしくは打撃じゃなくて投げなどやり方を変えればいいだけ。

そもそも目つぶしや金的なんて普段の練習でもガンガンやるわけじゃないし。

そもそも練習でやったら大けがだろう。
ジャブのような素早い攻撃をさばく練習とか蹴りを先に当てる練習をしなきゃまず勝てない。

先手が取れる攻撃をしないと勝てない
パンチやキックという手足を相手にぶつける事を重視する打撃系格闘技や組み付いて投げる、関節を取る事を重視する格闘技と


型ばかりを稽古する中国武術では実戦での練度が段違いになる。
結論

型ばかり練習している中国武術家はどうしたって格闘技のような試合では弱くなる。
逆に型と組手をバランス良くやるなら中国武術は強い選手が多くなる

中国武術の選手が平均的に弱いと言われる風潮にあるのは型稽古の技を実践で練習したり単純なパンチやキック、自分の手足を相手より先にぶつける練習をしていないからだろう。


後、肝心な部分が失伝している可能性がある。
型稽古だって秘伝が失われていれば単なるダンスだ。
歴史的な背景を見てもそういうのが失われている可能性は高いんだよな~


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