DeNAベイスターズで何か学ぶ「データ見てると視覚が死にやすい」
今回は野球の話である。
このnoteネタは三国志大戦のネタで書いていたのだが、野球にも流用できるので、そのまま野球ネタとして書くことにする。
視覚が死ぬとは
例えば、自分が野手として相手ピッチャーと対戦するとしよう。
そして相手の投手のデータがこんな感じとする。
①ピッチャーA
球速 最速155キロ
コントロール 悪い
変化球 スライダー フォーク
で、自分が野手でバッターボックスに立って、このピッチャーと戦う場合
「このピッチャーコントロールクソだし、カウント取りにきたストレート打つか」と考えるだろう。他のやつの考えは知らん
はい、この時点で視覚が死んでます。
「えっどういうこと?」と思った人に聞きますけど、
「バッターボックスに立ってるのになんで目の前のピッチャー見ずに、頭のデータ参考にしてるんですか?」
「お前の戦ってる相手、目の前のピッチャーやぞ」ってことです。
正直ね、データ参考にするのは良いんすよ。
ただ、データ優先しすぎると目の前のピッチャーを見ずにずっと頭の中のデータ参考にするとかいう視覚が死んだ謎の戦い方になりやすいんですよ。
データ上はコントロールクソだとしてもその日コントロール絶好調ならどうすんだよ。
そういうリアルタイムでの相手ピッチャーの情報って戦ってる時に相手ピッチャー見て戦わないと絶対手に入らない情報やぞ、と。
ただね、問題があるとすれば、
「じゃあ視覚を重視して戦うぞ!データなんていらないんだ!」ってわけでもないんですよ。
相手が持ってる変化球知らなければ、絶対来ないであろう変化球待ったりしますし、相手がアンダースローと知らなければ、突然アンダースローで投げられたらびっくりして対策できないでしょうし。
じゃあ、どう戦えばいいかと言われると、
データは参考、相手ピッチャーの調子とその日のキャッチャーのリードは視覚使って情報収集して、データと視覚使って戦えば良いんですよ。
その日のキャッチャーのリードはバッターボックスから見れない?
ベンチから見ろよ。
ベンチに座ってなんとなく家族アピールするかのように応援するより、相手ピッチャーとキャッチャー食い入るように見ろよ、そうすりゃその日のピッチャーの調子とかキャッチャーのリード見れて戦いやすくなるわ。
データを見ることなんてアホでも出来る
データなんて私が見れる時点でアホでも出来るんですよ。
けど、問題はデータの活用方法ですよ。
これは私はめっちゃ苦手だからアホには出来ない、優勝も日本一にもなってないDeNAにも出来てない。
で、この辺り、阪神のどんでんが良く分かってるんですよ。
去年の就任直後、データ持ち込み禁止令出したじゃないですか。(下記ニュース)
で、このニュース妙にどんでん叩かれてましたけど
>百戦錬磨の指揮官は「選手が試合中にメモを取るのはいい」としつつ、「オリックスの監督をしていたときも、コーチには対戦データ書類を持参させないで『皆覚えてこい!』と言うてきた。
これが本当に、どんでんの言う通りなんですよ。
野手担当が知っておくべきデータって
「相手先発」と「出てきそうな中継ぎ」の十人ぐらい
投手担当が知っておくべきデータは
「相手スタメン」と代打で出てきそうな五人ぐらい
コーチにしろ、選手にしろ、それぐらいは覚えて試合に臨めよ
対戦相手の少ないデータも覚えられない、視覚も使ってない、そんなコーチや選手がまともに活躍できると思ってるの?
数少ないデータも覚えず試合中にベンチでデータ見るより、マウンド見てデータ収集しろよって話なんですよ。
どんでんも、
「選手が試合中にメモを取るのはいい」って言ってるじゃないですか。
あれは試合中に視覚とかを使って手に入れたデータをメモるのは良いよっていう、視覚使って頭使って野球しろって話なんですよ、知らんけど
もうね、DeNA見てる感じ、このチームそれがまったく出来てない。
データ覚えず適当に見るだけで頭使わず、ベンチでワーワー家族ムーブしてるだけのクソチーム。
新しいデータをいっぱい用意するだけで頭使わないからまったく活用できてない。
その結果、地力もないヒョロガリばっかりの野球下手で、ファンサだけ得意なプロ野球選手()じゃなくてアイドルもどきばっかり、なんやこのチーム。
参考にするべきは
高井保弘みたいなひたすら視覚で集めた情報メモって読み打ちしてたタイプ。
あれこそデータと視覚、両方生かし切った戦い方。
> 高い代打成功率の秘密が観察力だ。試合中でも気付いたことがあれば、すぐノートを取り出してメモ。手首の角度、グラブの隙間、ちょっとした仕草、表情の動きなど細部までチェック。ベンチからだけではなく、出番がない試合序盤はネット裏の部屋に行き、隙間から投手を見た。
もうね、このニュースはここ。
この部分、今のデータ見るだけでまったく活用出来てない奴らに叩き込みたい。
とにかく、その日の投手をずっと見て役に立つか立たないかわからなくてもとにかく見てメモる。
ここで重要なのは、役に立つ立たないかの情報の取捨選択をしないこと。
対人戦は本当に何が役に立つか分からないから
とにかく相手を見て、情報集めろ
でもなー今のご時勢
「見てデータ集めるとかダサい」
「メモとか時間の無駄」
「データ見たほうが速い」
みたいな感じで。とにかく視覚使わずに戦う奴が増えてる気がするんですよね。
DeNA見てる感じ、多分あってると思う。
ベンチでわーわー家族応援するべきより、その日の相手見て情報集めて戦うべき。
データ社会が進めば進むほど、思考出来る奴が上がれるチャンスはあると思います。
以上終わり
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