なぜ、その道が選べたのか。

何かを”決断する”ときって自分の問題ばかり気にしてしまうけれど、実は自分にはどうしよう…

なぜ、その道が選べたのか。

何かを”決断する”ときって自分の問題ばかり気にしてしまうけれど、実は自分にはどうしようもない「まわり」の問題があるかもしれない。 自分の「まわり」に目を向けるところからはじめたら、私にも自然な選択ができるようになるのかもしれません。

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  • 決断 ーなぜ、その道を選べたのか?ー

    「人と違う」ことは、たいそうな決断が必要に思える。でも、決断した本人からしてみるとどうだろう?本人にとっては、自然な選択だったり、それよりも重要なことがあるかもしれない。少し勇気がいる、そんな決断をした人の背後には、どんな葛藤があって、どんな価値観があるのだろうか。

最近の記事

No.15 新卒で林業という選択

_________ 大学を卒業して、そのまま"林業をする"という決断に至った経緯を教えていただけますか。 きっかけは、3年生の頃、就活をしていてサマーインターンに参加して、いわゆる"就活"自体がしんどいなと感じたのと、自分の志向性として、都会がそんなに好きじゃないというのが感覚的にあったんですよね。ビルが並んでいるのとか、人が多いのが苦手だなと。 僕は長野県出身なのですが、大学選択のときも、長野の人はアクセスがいいことを理由に関東方面に行く人が多いんです。だけど、自分は東京

    • No.14 「母」と「あそび」と「広報/PR」の複業

      __________ 2児の母をこなしながら、現在フリーランスでもお仕事をされていますよね。結婚前から活動的なりささんですが、お子さんを産む産まないに関して迷ったことはあったのでしょうか。 私は、子どもが好きだったから、そこの迷いはなかったですね。今の夫と付き合う段階から、この人とだったら子どもを育てられるなという視点でした。 社会人になったタイミングは、周りに会社員のママが多くて、みんな困っていました。子育てと仕事が「両立できない」「大変だ」という声が多かったり、当時は待

      • No.13 主婦から気づけば起業という道へ

        橋場 由見子(はしば ゆみこ) HY教育エンタープライズ代表。言葉の力を用いて人と人とのコミュニケーションを創造的なものにする"結話力®︎"を教える。企業研修、企業面接対策、朗読など、言葉・コミュニケーションの分野を幅広く扱う。 4人家族の主婦業もこなす。 ________ 橋場さんは自ら起業した会社を経営し、一般的な"働く"というより、とても活動的な生き方をされていますが、ご結婚されお子さんもいらっしゃる中で、いつからそのような人生を歩むことになったのでしょうか。 私も

        • No.12 海外で働くのは、"克服"の一つ。

          藤本 亜子(ふじもと あこ) 大学卒業後、大学で生物学実験の講師を5年勤めたのち、JICAの青年海外協力隊に応募しコスタリカで環境教育を担当。その後、一般社団法人パートナーシップ会議で4年勤めたのち、現在は、一般社団法人アース・カンパニーに勤務@バリ島。 ______ 今現在、バリ島で働いていらっしゃいますが、”海外で働く”ということに対して不安はなかったのですか? 不安があったかなかったかでいうと、全然ないですね。私はまず大学で最初5年間、生物学実験を教えるということを

        No.15 新卒で林業という選択

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        • 決断 ーなぜ、その道を選べたのか?ー
          11本

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          No.11 「人と違っている」なんて気にしていられない。

          エルハワリ 愛実 1996年兵庫県神戸市生まれ。エジプト人と日本人のハーフ。 2018年に大学を中退して、現在は尼崎でアーティスト対象のシェアハウス『Atelier House emelle』のオーナーをしながら、フリーで絵を描いたりデザインの仕事をして暮らす。 ▶︎instagram:える🌳表現者 ▶︎twitter:@pooh1121disney ________ まずは、今やっていることと、そこに至る経緯を教えてください。 今は、シェアハウスの運営をしたり、絵を描い

          No.11 「人と違っている」なんて気にしていられない。

          No.10 プロを目指すか?旅に出るか?

          彼との初めての出会いは中学校。 彼は地元のサッカー少年のあいだでは超がつくほどの有名人で、その運動神経はずば抜けていた。休み時間も放課後も休日もずっとサッカー。高校でも全国大会に出場した噂を聞いていたし、大学もサッカーで行ったと聞いていた。 今まで出会った人の中で一番プロスポーツ選手に近いと思った人だ。 そんな彼が今、北海道にいるという。気になって電話をしてみると、電話越しの彼は中学生の時と変わらずどこまでも少年だった。 erick/江口大輝(えぐちだいき) 兵庫県宝

          No.10 プロを目指すか?旅に出るか?

          No.8 「次」を決めずに退職を。

          上野 かなえ(うえの かなえ) 2020年5月まで、GCストーリーで新卒採用人事を担当。ティール組織、フラット組織、働きやすい環境作りの制度作り・環境作りを担当。 在職中から現在までで、ストレングスコーチ(ドネーションコーチングを発案し実践中)、ファシリテーター、地球と蜜になりたい人、茶道宗徧流 暁晴庵など、心の喜ぶことを学習・実践中。 ※かなえさんの考えが綴ってあるnoteも合わせてどうぞ 十数年勤めた会社だからこそ、確実に、人とのつながり・身についたスキルや、長年勤め

          No.8 「次」を決めずに退職を。

          No.7 大学を卒業して、歌手になる。

          近石 涼(ちかいし りょう) 兵庫県在住の24歳。 大学を昨年卒業して、歌手の道へ進む。学生時代、ハモネプ出場・カラオケバトル出場・紅白歌合戦のバックコーラスに選出。 ※ぜひ、近石くんの曲を聴きながらどうぞ→『寂しさは夜のせい』 今回は、私の高校の同級生で、現在歌手として活動中の近石くんにインタビュー。 高校を卒業してお互い大学生の頃から、近石くんがシンガーソングライターやアカペラで頑張っていることは知っていて、とても応援している存在。 とはいえ、どんな経緯で今に至ってい

          No.7 大学を卒業して、歌手になる。

          No.6 学生を続ける

          都子ちゃんとは、大学3回生の頃からの友人で、 その頃から、国内外関係なく、「食」に関して自分の心が動く場所を見つけては”体験する”ということを繰り返していました。 そんな彼女は、今、栄養学校に。 学生の頃からのアグレッシブさや、就職ではなく学生を続ける選択をした彼女の目の前には、どのような世界が広がっているのでしょうか。 中島都子(なかじまみやこ) 関西の大学在学中に、「食」を軸に様々な体験をする。 ゴミレストラン(食料廃棄啓蒙活動) / 薬膳花嫁修行 / ケニアの企業

          No.5 大学中退という冷静な選択

          いつものようにTwitterを眺めていると、ひときわ目を引く投稿が流れてきた。 「大学とか卒業しなくてもいいんちゃう?」 そんな、大学にいれば一度は聞いたことある言葉も、いざ親しい人のリアルな現実として目にすると心が揺れるものがあった。 ”若気の至り”や”後先考えない選択”と一蹴することもできるのかもしれないが、彼の選択は、個人的にそういった類のものとは思えなかった。 (そんなに頻繁に会っていないけれど)丸4年の付き合いで、何をしていたかはずっと追いかけていたし、少なから

          No.5 大学中退という冷静な選択

          No.4 大学3回生でNPO法人・株式会社の代表になっている理由

          工藤 柊(くどう しゅう) NPO法人日本ヴィーガンコミュニティ(2018年11月〜)代表理事。株式会社ブイクック(2020年4月〜)代表取締役。神戸大学3回生で現在休学中。憧れの人は賀川豊彦とのん(旧:能年玲奈)。 一見、感情のブレが少なく、なんでも前向きに考え、行動しているような工藤くん。彼が今のような経歴をもつまでの過程には、前に進む人になる知恵がたくさん詰まっていました。 _____ 単に“ヴィーガン”であることだけではなく、組織化しようと思ったのはなぜですか?

          No.4 大学3回生でNPO法人・株式会社の代表になっている理由

          No.3 圧倒的に自由な生き方は、合理的に選んだ道だった

          決断シリーズ、今回お話を聞くのは梶本雄一朗さん。 京都大学を卒業し、大手企業、ベンチャー企業と渡り歩いてきた彼は会社員としての生活を捨て、車で生活し、和歌山でみかんを摘んだり、東南アジアでツアーを作ったり、海外インターンシップの現地コーディネータをしたり、富山で草刈りをしたり……。生粋の自由人に見える梶本さんが現在の生き方を選んだ背景について伺いました。 梶本雄一朗 大阪市大から仮面浪人を経て京都大学へ。当時日本一を目指していた部活の公式戦出場停止を機に海外バックパッカー

          No.3 圧倒的に自由な生き方は、合理的に選んだ道だった

          決断〜なぜ、その道を選べたのか〜

          私たちの周りを見てみると、 「なんでそんな思い切ったことできるのだろう?」 と思える決断をした人はたくさんいます。 会社員を辞めて放浪の旅に出る。 自分のやりたい道に進む。 ずっと夢だった仕事を退職する。 就職せずにプロの世界で勝負する。 少しだけ憧れる気はするけれど、やっぱり、「私にはできないや」とか「私とは縁のない話」と思うことがあります。 でも、そんな”思い切った”決断も、当の本人からするとあくまで自然な選択なのかもしれません。 なぜ、その道を選んだのか?

          決断〜なぜ、その道を選べたのか〜

          No.2 新卒で複業という選択を

          石川 凜(いしかわ りん) 2014年に京都大学農学部に入学。1年の留学を経て2019年度から働き出した彼女は、新卒で農業系ベンチャー2社(株式会社坂ノ途中、株式会社ポケットマルシェ)で複業を開始。2020年1月からは3社目となるクックパッド株式会社も加わり、パラレルワークをこなす。 新卒1年目にして3社目での仕事を始める、という選択ができた彼女は、「仕事」や「人生」をどのように捉えているのでしょうか。 _____ まず、3社って、すごいですよね。 めっちゃ「なんで!?

          No.2 新卒で複業という選択を

          No.1 休学は自然な選択だった

          インタビュー第1弾は、前原 祐作(まえはら ゆうさく)。 2016年に京都大学教育学部に入学。カンボジアに2度の学校建設(団体名:Pumpit 3rd,4th) / アイルランド留学 / バイトは人力車。 3回生の終わりからの1年休学し、今年、2年目の休学を決断した彼は、何を考え、何に悩んで、その決断ができたのでしょうか。 ____ 2年目の休学をしてやりたいこと / 目的は何ですか? それは、このメディアに力を入れたいからですね! 日本全国を回って、いろんな人の話を聞

          No.1 休学は自然な選択だった