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2023年に個人的に超良いと思った邦楽20選

2023年、新譜を3000曲は聞いたけど良曲が多い当たり年だった気がします。

自分は毎年年末にその年に聞いて良いと思った曲たちを整理してるのですけど、今年は良いと思った曲が選別にだいぶ時間かかってようやく終わったと思ったら24年も半月が過ぎてしまってました。

曲の整理は基本的に自己満足のみのためにやってますが、だいぶ時間かけたのでせっかくなのでちゃんとした記録に残そうと思ってNoteにしました。

以下ツラツラと好きだった曲を紹介していきます。

注釈:
・23年に発表された曲じゃなくても自分が聞いたのが23年だったら23年の曲として扱います。
・基本的に歌手の方達がどんな方達なのかや曲が作られた文脈などは一部を除いてあまりわかっていませんし、技術的にどうこうも気にしていません。感覚で好きかどうかだけで判断してます。


リラックス

れぞんでーとる(存流) 

氷で出来た水琴窟の水面の下で漂っているような気分になる透明感のある曲。とにかく心地いい。ぽとぽとと水滴が落ちてくるような琴の音がとても好き。凛とした声も素敵。お風呂で聞くのがおすすめ。

ノーマル(ゆきみ)

ピコピコ音と機械の営みのようなドラムがやさしく包み込んでくれるようで落ち着く。週末の朝、起きて徐々にあったまってくる身体と布団を感じながら聞いて二度寝するのに最適な曲。

ひとりじゃないよ_Acoustic ver.(Myuk)

暗闇で寄り添ってくれるような曲。やさしいけど力強い歌声とても好き。前に引っ張ったり、背中を押して欲しいわけでもなく、ただそばにいて欲しい時もあるなぁ、って。いい曲。

ラブソング

ブルーベリーデイズ(the paddles)

別れた恋人への「会いたい」という想いを滔々と歌っているのだけど、悲しみにくれつつもどこか前向きで、別れた相手の幸せも願っていて、なんだかとっても好き。別れてしまった何かに想いを馳せる時に。

ラブソング(ズーカラデル)

これも失恋を引きずっている曲なのだけど、どこまでも曲調がやさしくて、暖かくて、まるで幸せな夢を見てるみたいな錯覚を覚える。曲名通りラブソング。もう手が届かない誰かの幸せを願う時に。

この夜に乾杯(メガテラ・ゼロ)

爛れた大人の酒と煙草と熱情の曲。爽やかさのかけらもない悪い曲なのにどこか純粋で甘くて幼い。サビの曲調があまりにもエッチ。誰かとお酒飲んでいる時に聞いちゃいけない曲。

治安悪め

ファイティングブレイン(PIGGS)

「戦おうぜ」の煽りから始まる治安悪めだけどキャッチーな曲。やさぐれてるようで前向きで、冷静なようで熱い歌詞。朝仕事行く前に気合入れるためによく聞いてた。

Tap tap tap!(SUPER★DRAGON)

こういうオラついた感じがする男性ユニットの曲ってあまり好みじゃないはずなんだけどなんか好き。オラついた感じはするけど歌詞がよく聞くと力強くこちらを引っ張ってくれている感じでいい感じ。あとグループ名の★がなんかかわいくて好き。

ロキノン系ロック

It’s only lonely crazy days(エレファントカシマシ)

哀愁を感じるけどそれで縮こまるのではなく、「行くしかねぇ」とシニカルに笑いながら淡々と進んでいく力強さがあるセクシーな曲。徹夜残業明けに朝日をぼんやり眺めながら聞くと染みる。

バードヘッドブルース(a flood of circle)

AFOCらしい無力感に打ちひしがられて、自分にはどうしようもないと自虐しながらも、「バカだから」と力強く足を止めずに進んでいく歌。とても好き。個人的に同バンドのFlyers Waltzと繋がっているような気がしてる。

精神ロック(ヤングスキニー)

「バンドが好きで
 音楽が好きで
 あいつが好きで
 オレは今日ここで歌ってんた」

曲の歌詞より

それでいいよ。それがいいよ。

ノンフィクションの僕らよ(感覚ピエロ)

前に進む人の歩みを外からじゃなくて内側から全力で肯定してくれる曲。ドラマティックでうまく行く人生じゃなくても、それぞれの歩いてきた道は誰にも否定出来ない道だって言って背中を押してくれる。助かる。

宗教

誅犬(GEZEN)

どこかの山奥の因習まみれの村の儀式か何かみたいなMV。あまりに邪教。GEZANはだいたいいつも悪い夢みたいな曲を作るバンドだけど、この曲はその中でもだいぶ狂気度数が高い。狂いたい時に。

無窮プラトニック(VALIS)

耽美だけど激しい打ち込みで刻んでいくクルクル廻るモノトーンの夢みたいな曲。どこか誘うような妖しい歌声が脳のどこかを痺れさせていく。現実を忘れたい時に。

憐れみの讃歌/路上主義(Kyrie/アイナ・ジ・エンド)

個人的邦画史上最高傑作のキリエのうたの主題歌。曲単体でもいいのだけど映画見た後だとちょっとあまりに強すぎる歌。正に憐れみの讃歌。ズタボロな世界だって生きていこうって思える。

YOAKE(HIPPY)

めっちゃノリノリで思わず体が動くめっちゃ楽しい曲。ポジティブな空気まみれでネガティブ人間の自分すら思わず聞いててにやりとしてしまう。楽しい気持ちになりたい時に。

俺が俺で俺だ(MOROHA)

ラップってあまり刺さらないのだけどこれはぶっ刺さった。
「俺が俺で俺だ」というリズミカルでキャッチーなフレーズに続けて
「折れた俺も俺だ」って言うのすごく好き。ハイパー自己肯定ソング。折れた時に。

その他(アニソン系など)

HEART BEAT(YOASOBI)

YOASOBIさんだいたい名曲しか作らないけど、年末に出たこの曲、最高傑作なんじゃないかと思う。鼓動のようにドクドクと脈打つ生き物のようなリズムがまずいいけど、歌詞がめちゃくちゃいい。「自分が好きって思って、胸が揺れたこと、それを誇りにしていこうぜ」みたいな。好きって気持ちは偉大だ。

フォーチュンムービー(スリーズブーケ)

去年新たな産まれたラブライブの新ブランドの蓮ノ空、その中の1ユニットのスリーズブーケの初期曲の一つ。未来への憧れとか、期待とか、そんなワクワク感とかドキドキ感がとてもかわいくて好き。産まれたばかりだからこそ出せる味って感じ。うまうま。

Crossing!(ミリオンライブ)

2013年に産まれたアイドルマスターのブランドの一つのミリオンライブ、その10周年記念曲。これまでの歩み、作品世界、コミックス、声優が演じるライブ、それら全てを繋げて重ねて、そのまま新しいどこかに駆け抜けていく。そんなミリオンライブらしさが出ていてとても好きな曲。カラオケで毎回入れるけど毎回歌いながら泣いてました。アニメ曲もミリシタの新曲も全部良かったけど、無理やり1曲選ぶならやっぱり今年のミリオンはこれかな、って。


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