マイナンバーカードの自主返納について。返納してみた感想。やばい。

マイナンバーカードを自主返納してみた。
マイナンバーカードは初期の頃に作成したが、マイナポータルは特に使わないし、確定申告はマイナンバーカード自体はなくても行える。マイナンバーカードを使ってのシステムが不安的で余計に時間がかかることもあった。住民票は事情があってコンビニでは印刷できないように設定していたし(いまはそれは解消している)コンビニより役所の方が近い。戸籍謄本については、自治体がコンビニでの交付に対応していない。カードのデザインが好きではない。海外との取引での身分証明ではパスポートがあればよい(英語で書かれているから)。カードを使う機会がないからなくしそうだ。

という理由があるのだが、マイナンバー「カード」は返納できるという。返納したあとに再度必要になったら有料で再発行はできるらしい。

マイナンバーカード、自主返納でgoogle検索すると、なにやら用紙が出てくる。それぞれの自治体の住所の前半部分が書かれたものになっているが、窓口で渡されたものは同じ書式だった。

自主返納したい、と伝えたところこの書式は割とすぐ渡された。ここまでは想定されてるのだろう。

書式と、マイナンバーカードを一緒にして、渡す。「これで完了です」とのこと。控えも何もない。

控えはない。マイナンバーカードを作る前はマイナンバー通知カードがあって、一応それを銀行とかの取引で使えたと思うのだが、自分のマイナンバーを示す公的書類になるものは渡されないのか?と聞いたところ「あっ、ないですね…」とのこと。ないんだ。

改めて作り直すときは、窓口で申告すると、データ上はマイナンバーカードを返納したことになっているから、新しく申請用紙などを渡されて、1からやり直すことになるそうだ。多分写真とか、数カ月待つとか、暗証番号とかもろもろありそう。(それって再交付じゃなくないか?新規作成じゃん)

それは構わないのだが、マイナンバーを示す公的書類について案内がないのが気になった。マイナンバーを表示した住民票を取得することで、手元の控えとすることにしたが、不親切すぎるというか、制度の穴みたいなのを感じた。

今回はマイナンバーカードを紛失したのではないし、死亡によりマイナンバーがなくなったわけではない。マイナンバーカードの、不可逆性みたいなものを感じた。不可逆なのに、自主返納を受け付けてしまうのだ。

「マイナポータルの利用停止」になるのだが、データベースにはIDとかもろもろ残ったままにされるような気がしてくる。ほんとうに消えたのかな?

デジタル庁には不信しかもっていない。そもそも総務省が情報社会に対して頑張っているではないか。

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