GCPのデータベースの種類

GCPのデータベースにはいくつか種類があるため勉強も兼ねてそれぞれ簡単にまとめました(2020/11/13)

GCPのコンソールのデータベースの項目にあるのは2020年11月13日現在以下の6種類となっているためこれらを対象とします。
- Bigtable
- データストア
- Firestore
- Memorystore
- Spanner
- SQL
全体の概要の把握を目的としているためそれぞれのサービスの詳細についてはまた別の記事でまとめます。

Bigtable

NoSQLデータベース。高速かつ高パフォーマンスでスケーリングも保証されている。単一のノードから数百のノードまでスケール出来る。レプリカの整合性モデルとしては結果整合性に基づいている。
https://cloud.google.com/bigtable/docs/concepts?hl=ja

データストア

NoSQLデータベース。Bigtableのデータストア機能をベースにSQLライクなクエリ、インデックス、ACIDトランザクションなどの機能を追加したデータストア。データはバイト配列に変換され、Bigtableに保存される。

Firestore

NoSQLデータベース。フルマネージドでサーバーレスなためスケールアップ、スケールダウンも自動で行われる。強整合性のデータレプリケーションで99.99 ~ 99.999%の可用性を誇る。Datastoreの上位互換となっており、既存のデータストアはFirestoreに自動的にアップグレードされる予定。

Memorystore

インメモリのNoSQLデータベース。RedisとMemcachedをマネージドサービスで扱えるようにしたもの。高可用性の実現(インスタンスが2つのゾーンにレプリケートされる)、フェイルオーバー、パッチ適用、モニタリングなどの自動化。

Spanner

リレーショナル・データベース。フルマネージドで多様な機能を持っている。制限なしのスケールング、リージョンや大陸全体にわたる強整合性、高性能なトランザクション。データの自動的なシャーディングによるパフォーマンスの最適化。リレーショナル・データベースと書いたが水平方向のスケーリングも行えるNoSQLの性質も合わせたようなデータベース。

SQL(Cloud SQL)

リレーショナル・データベース。GCP上に構築されフルマネージド。バックアップ、レプリケーション、パッチ、アップデータとは自動で行われる。セキュリティ・コンプライアンス、GoogleのSREチームのサポート、自動フェイルオーバーなど信頼性に優れたデータベース。

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