Cloud Monitoringによるアラート通知

GCPの監視サービスであるCloud Monitoringを用いたアラートの通知方法について概要をまとめます。

アラートの通知方法はアラートポリシーの定義、通知先の設定の2つのステップに分かれます。

アラートポリシー

アラートポリシーとは通知を行うための条件が定義されたものになります。監視メトリクス(インスタンスのCPU使用率など)を元にして、期間、動作の仕方の監視を行います。条件には不在条件(特定の期間にメトリクスのデータがない)、閾値条件(特定の期間にメトリクスの値が一定の値を上回る、あるいは下回る)の2種類があります。
不在条件の場合にはポリシーの設定以降にメトリクスのデータの取得が1回以上成功している必要があります。

通知先の設定

通知先の設定はアラートのダッシュボード画面から設定することができ、Slack、PagerDuty、SMS、Webhooksなど多くの通知先を設定することができます。

通知の仕組み

Cloud Monitroingはアラートポリシーの条件が満たされるとGoogle Cloud Consoleにインシデントを作成して表示します。そして、通知を設定した場合に通知が行われます。インシデントは「オープン」、「確認済み」、「クローズ」の3種類の状態を取ります。最初にアラートポリシーの条件が満たされると「オープン」になり、アラートダッシュボードから該当するインシデントを選択し確認を押すことで「確認済み」となります。「クローズ」は手動で状態を変化させるのではなく、メトリクスがアラートポリシーの条件を満たさなくなる、あるいは7日間データが全く受信されなかった場合に自動でクローズされます。

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