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ほんとうに地球は丸いのか分からなくなった人へ

2020年以降のSNSでよく耳にするようになった「フラットアース」というキーワードですが、それがとんでもない常識外れの話だということを僕もよく理解しています。この地球が丸くなくて平らだなんてことはとてもじゃないけれども簡単に気軽に手軽に鼻歌まじりで受け入れられるような話ではありません。そりゃそうです。僕もそれをよく理解しているつもりです。しかしあなたは今、ほんとうに地球は丸いのか分からなくなった。そうですね?

しかしフラットアースは実際のこの地球(または地面)、あなたの足元に広がっているそれ、僕とあなたで同じ時間と空間で共有している"これ"に関する話です。実際に見に行って下さい。僕らはそれを現実に実際に直接に見ることができます。見に行って下さい。見に行ってから考えてもよいではありませんか。見れるんだから見に行く。これはとても普通で、ごく常識的な態度です。分からないけど分かりたいことがある。だったら実物に直接触れにいく。できるだけ近くに行く。何度もそれを繰り返す。

あと、おそらくもうご存知でしょうが、フラットアースは地球の外側に宇宙空間は存在していないとも主張します。ぜひ宇宙のあるであろう方向である"空"の様子をも、いつもよく見ていて下さい。朝も昼も夜も、チャンスがあれば、もうほとんど原始人にでもなったつもりで見ていて下さい。フラットアースだなんてスーパー常識外れの話が、あなたの心だか思念だか好奇心だかにひっかかってここまで来たのでしょう?だったら原始人でもペンギンでもよいですから、まるで初めてこの世界にやってきた生き物のように、まるで世界に何の知識の蓄積もまだ無かった頃の最初の人間のひとりであるかのように、空を見て下さい。地面を見て下さい。山を見て下さい。海を見て下さい。

何時間かかっても、何日かかっても、何週間かかっても、何ヶ月かかっても、何年かかってもいいです。結論は出るはずです。なんたってすぐそこかしこにあるものに関する事柄なのですから。いくらでも見放題ですから。それが球状であれお椀型であれ平面であれペンギン型であれ、どんな結論でも僕としては構いません。実際に直接に現実にそれを見て、何度も何度も触れて、出た結論であるということがとてもとても大事です。フラットアースはそんな真っ当な姿勢を改めて大事にすることへの誘いでもあります。だから途中で放り投げないで下さい。これはあなたが生き、暮らし、住んでいる場所の様相についての話です。そしてあなたは今、ほんとうにこの地球は丸いのか分からなくなった。そうですね?だからそれについて分かろうとすることをやめる、ということはあり得ません。少なくとも僕にはちょっと考えられません。そんなの常識外れです。普通じゃありません。

さあどうぞ、世界を見にお出かけください。

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