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延岡式再開発に思う、活性化を成功させる最大要因

延岡駅の再開発について私なりの成功要因を分析してみる。何をもって成功かは基準が曖昧であるが、同時期に訪れた油津商店街よりかは成功していそうだ。

私の立場を明確にすると商業施設の専門家である。グッドデザイン賞受賞(結局はデザインへの評価)やかの有名な建築家が携わっているとは言え、結論、成功の要因は「スターバックス」と「蔦屋書店」を誘致できたこと、これが全てである

最初の座組にCCCが絡みスタバができる。このコーディネート、スキームと言うとそれっぽいが、この当初設定が全てではないかと思う。そのあとのエッセンスとして座組を山崎亮氏、デザイン監修(事業者別にデザイナーが存在のため)を乾久美子氏としたことも素晴らしい。結果として、そのエッセンスが様々な業界、メディアへ露出させたのだから。

実はこのコロナ禍で坪当たり集客している業種は「書籍」である。坪効率とは反して、「書籍」が最も人を集める。コミュニティーのスタートは「人」だ。ワークショップと言う合意形成を辿るが、結局は「人」が「集まる」理由が必要。それを誘発する中身は「書籍と珈琲」である。

とはいえ、「書籍と珈琲」さえあれば良いのかと言うとそうではなく、成熟した社会ではそれこそ「心地良いデザイン」は必要不可欠。良い意味で「都会的な感度」が必要である。その点「スターバックス」と「蔦屋書店」はとても良いバランスの業種である。経済合理性も読みやすいはずだ。

話はそれるが、DVとしての存在価値を高めるCCC(蔦屋書店)が地方都市の問題解決のコモディティー解のようで2000年代のイオンの出店を見ているよだ。

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