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珈琲好きで平凡なアラサーサラリーマンの都市考察                    …

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珈琲好きで平凡なアラサーサラリーマンの都市考察                                     ■月間珈琲豆消費量約10,000g ■日平均珈琲摂取量約7杯 ■生涯飛行機搭乗数800over ■SONYα6400_SIGMA F1.8_30mm

最近の記事

コロナと都市集中と建築家の自己批判

久しぶりの投稿となってしましまった。2021年度の緊急事態宣言から穏やかな仕事の始まりで、日々の考えをnoteに綴ろうと始めたが、バタバタと環境が変わりあっという間に日が経ってしまった。反省。 ところで、学生時代は仙台メディアテークに卒業設計を出したりと根っからの建築学生の私だったが、今では人々のライフスタイルに興味がある。コロナ禍で消費者の行動変容が顕著な中益々その興味は深まる。 さて、建築学生の頃からのアイドル建築家は「隈研吾」氏である。ずっと一線で活躍し建築系紙面以

    • 横浜南部市場に見る新しい商業と場外市場の共存について

      場外市場は言葉は悪いが「闇市場」のようでワクワクする。見たこともないような魚や切り身が、思ってもいない価格で売っていたり、滑っとした水光した床と、商売っ気のない店主の何とも言えない「その場感」が独特な雰囲気を作る。 全国にこのような市場が点在し観光地化しているのも多い。観光地化と言えばインバウンド向けに業態を変え地元の指示が離れてしまい、コロナ禍で最も打撃を受けた一つは大阪「黒門市場」であろう。焼串ばかりの商店に嫌気がさす。市場の観光地化はなかなか難しい。 また「卸と小売

      • ParkPFIと公園利用の変化_泉南りんくう公園・SENNAN LONG PARKの考察

        都市公園法に縛られている公園。特に建築と商業的な活動に制限がかけられている。ライフスタイルの変化で日本人も外での過ごし方が上手くなってきているが、もともとは「行儀が悪い」と外での食事を嫌い、テラス席は人気がない。もっとも気候的な問題もあるが、国民性が大きく影響している。 公園の使い方も変化してきている。近年のアウトドアブームやコロナ禍での生活の変化で日本人も外遊びが随分と盾に突いた。それに日光に浴びて外で遊んでいるほうが人間的で経済的である。 そのような大きな日本人の生活

        • シェアロースターと「労働」を買う時代

          初投稿の通り私の趣味は珈琲である。2016年のポートランド来訪以降浅煎りで酸っぱくてフルーティーな珈琲が好き。なかなか良い豆に出会えず、日本ではまだまだ深入りのブレンドが多い。そこで珈琲豆を焙煎することにした。 最初は、自家焙煎と言うことで「KALDIロースター」と言う手動タイプの焙煎機を購入しようと検討していた。値段も手ごろで購入寸前に至ったが、温度管理(加熱温度管理や加熱上昇率)が出来ずに断念した。と言うのも深入りであれば温度管理はあまり細かく(一概に言えないが)やらな

        コロナと都市集中と建築家の自己批判

        • 横浜南部市場に見る新しい商業と場外市場の共存について

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          珈琲と都市の成熟_Portlandスタンプタウンコーヒー

          私は珈琲が好きだ。好きが高じてドイツ製のPROBAT5で豆を焙煎するくらい好きだ。この焙煎についてはまた後日話そうかと思う。今回は珈琲と都市の成熟について。 私が米国ポートランドを初めて訪れたのは2016年。車がなくても暮らせる都市として既に名をはせて、アメリカで初めて飲食店を出すならポートランドと言うくらいにチャレンジに満ち溢れていた。その頃からすでにポートランドの街づくりは注目を浴びており、吹田氏の「グリーンネイバーフッド」(2010年)や、雑誌Popye「ポートランド

          珈琲と都市の成熟_Portlandスタンプタウンコーヒー

          延岡式再開発に思う、活性化を成功させる最大要因

          延岡駅の再開発について私なりの成功要因を分析してみる。何をもって成功かは基準が曖昧であるが、同時期に訪れた油津商店街よりかは成功していそうだ。 私の立場を明確にすると商業施設の専門家である。グッドデザイン賞受賞(結局はデザインへの評価)やかの有名な建築家が携わっているとは言え、結論、成功の要因は「スターバックス」と「蔦屋書店」を誘致できたこと、これが全てである。 最初の座組にCCCが絡みスタバができる。このコーディネート、スキームと言うとそれっぽいが、この当初設定が全てで

          延岡式再開発に思う、活性化を成功させる最大要因

          アフターコロナと公園と商業の不思議な関係_宮下パークができた背景の考察

          コロナで生活様式は一変し様々な社会変化を起こしている。その変化はきっと元に戻らず今まで眠っていた潜在需要をいっきに顕在化し当事者である私たちにもわからないほどの大きな変化が起きている。 商業と公園の不思議な関係性について話したい。中心市街地にある商店街衰退の原因が郊外立地のショッピングモールと言われおり(厳密には違うが)、中心市街地の保護を目的に2000年の法改正まで大規模小売店舗立地法によって規制がかけられていた。 そのため1980年代、1990年代は「街づくり型」と聞

          アフターコロナと公園と商業の不思議な関係_宮下パークができた背景の考察

          行政支援後の商店街の姿「油津商店街」

          コロナ禍真っ只中の2020年年末、宮崎県日南市になる油津商店街を訪問。ひと時の訪問のため主観となるが、行政支援後の実態を探ろうと思う。経緯やの概況は以下の通りである。過去に月額90万・4年間支給で専門家を雇うと言う鳴り物入りで活性化を行うがその支援はもうすでにない。 長さにして100m程度の商店街であるが気になるのが施設の老朽化である。商業施設でもそうであるが施設管理が行き届いていない施設(施設に投資されていない)は見るに堪えがたい。数年前よりアメリカで話題となっているデッ

          行政支援後の商店街の姿「油津商店街」

          都市と珈琲と時々ファッションの備忘録

          いつもとっちらかるので最初の投稿に時間がかかったが、都市考察を中心に思いのままに記事や短評を書いていきます。珈琲とファッションも大好きだけどそこは控えめに都市考察と絡めて(自分縛り)で書いていこうかと思います。 写真は沖縄アメリカンヴィレッジにあるZHYVAGO COFFEE内になるドーナッツ研究所(CARAVANA ICECREAM & DOUGHNUT)のメニューイラスト。5年程前からポートランドが話題になりいち早く取り入れて独自に業態を広げたお店。2020年秋ごろのア

          都市と珈琲と時々ファッションの備忘録