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行政支援後の商店街の姿「油津商店街」

コロナ禍真っ只中の2020年年末、宮崎県日南市になる油津商店街を訪問。ひと時の訪問のため主観となるが、行政支援後の実態を探ろうと思う。経緯やの概況は以下の通りである。過去に月額90万・4年間支給で専門家を雇うと言う鳴り物入りで活性化を行うがその支援はもうすでにない。

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長さにして100m程度の商店街であるが気になるのが施設の老朽化である。商業施設でもそうであるが施設管理が行き届いていない施設(施設に投資されていない)は見るに堪えがたい。数年前よりアメリカで話題となっているデットモールをよりウォーキングデット感漂わせるのは施設の老朽化である。柱や天井の錆はメンテナンスしたほうが良い。

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ここの目玉と言うべき活性化は、油津商店街の中央にほど近い空き区画に新たな施設を作ったところである。個人的には最終的に「ハコモノ」になってしまったのが残念であるが、そうならざるを得ないのは商圏の問題なのか社会的な問題なのか、、、。

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商店街の活性化で良く見かける提案が、商店街の一部にコミュニティスペースを作り本来1本導線であった商店街に新しい導線を設ける提案である。個人的にはこの手の手法は賛同できない。なぜなら商店街に並ぶ区画の商業的な価値に順位をつけてしまうからだ。本来はその価値を平準化し店舗前通過人数(トラフィック)を平準化するのが本来の活性化である。できるだけサブ導線を作らない設計が最も良いと思う。

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話を戻すが、ハコモノになった背景はわからないが、個人的にはその予算を商店街の柱や天井、通路の共用部の美化美装に投資すべきだったかと。派手ではないが。それと商業の活性化はどこまで行ってもその中身(テナント)であるので、有力店舗(できればナショナルチェーン)を誘致したほうがよかったのではないかと個人的には思う。

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とは言え、地元の雄の「山形屋百貨店」もテナント誘致に苦慮するあたりは商圏的に厳しいのが予想されるが、、。


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