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ジャンダルーアに花を 第一話

#創作大賞2024

#ファンタジー小説部門


こんばんは。^^

いつもありがとうございます。^^

今日は、久々の物語です。

そしてこれは、お話です。



作者の挨拶は、後ほど。


では、どうぞ。







私には、生まれついての二つの能力の秘密がある。

天使と悪魔の両方が見えて聞こえる。


でも、一種の現代病かもしれなくて。


と、いう懸念から、秘密にしてある。


私の年だとそういうこともあると、先生とママとパパが言っていた。

小学校に行きたくないわけだ。

友達もいるし、成績だって悪すぎない、

態度だって悪くないと思う。

ナマイキかもしれないが、小学生だって、

フクザツだ。


なんでこうなったか、ほんとに涙がでる。


特に大きな事故とか、病気をしたわけじゃない。

でも、先月、大好きな祖父を亡くした。


おじいちゃんが死んじゃったんだ。


もう、かえってこない。


でも、それが、ショックすぎたらしいと、


大人たちは、話していたのを耳にした。


私は、これから、どうなるのか。


私は、大変なおじいちゃんこだった。


祖父は、


遊びを考えるのが大変上手な人で、

子供が好きで、動物が好きで、何より、

平和を愛していた人で、


本を読むと同じくらい釣りも好きだった。


尊敬してやまぬ人だったけれど、病には、勝てなかった。

年もとっていたけど、断然元気だったのに。

私をかばって、命を落としたのかもしれない。

そんな気がしている。


なぜなら、生きているときに、おじいちゃんは、言っていた。

この世には、ならんものは、ならんよ。

決して、近寄っては、だめなものがあるよ。


私は、正義感で、それと戦ってしまったのかもしれない。


それとしらずに。


それは、今思えば、悪いものだったんだ。


その日、玄関の魔除けが震えて警告していたけど、ふと


私と勝負しないか?と、あるものが言ってきたんだ。


私は、強いよ!と返すと、面白いこだね。


じゃあ、勝負だ。


その日に、そのことをおじいちゃんに伝えると
顔色が真っ青になったから、よくないことかもしれないと、私は、泣いた。

祖父は、何かよくわからないで、相手とケンカしては、いけないよ。

私と勝負ということにしよう。


と、伝えなさいと私に言って聞かせた。


そして、代わりに亡くなったんだ。


ごめんなさい。

と、何百回も謝って泣いたけれど、

おじいちゃんは、かえってこなかった。


それからだ、悪魔らしきものと天使らしきものが見えるようになったのは。


子供なのに、小学生なのに、よいわけなんか、

ぜんぜんないよ。


私は、何をお約束してしまったのか。

勝負とは、なんなの?

やつらの狙いは、何かな。


負けてたまるか!


私は、勝ってやる!


勝って、自由と平和と普通の生活に戻るんだ。


それが、望みなんだ。


天使らしきものと悪魔らしきものは、

どちらも微笑むから、サッパリわからないよ。







つづく。




お読みいただきまして、ありがとうございます。^^


ちょっと怖い雰囲気の話ですが、

主人公の成長を見守ってあげてくださると幸いです。

主人公の私は、何と勝負しているのか?

まだ、わかりません。


天使と悪魔の目論みとは?






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