ジャンダルーアに花を 第一話
こんばんは。^^
いつもありがとうございます。^^
今日は、久々の物語です。
そしてこれは、お話です。
作者の挨拶は、後ほど。
では、どうぞ。
私には、生まれついての二つの能力の秘密がある。
天使と悪魔の両方が見えて聞こえる。
でも、一種の現代病かもしれなくて。
と、いう懸念から、秘密にしてある。
私の年だとそういうこともあると、先生とママとパパが言っていた。
小学校に行きたくないわけだ。
友達もいるし、成績だって悪すぎない、
態度だって悪くないと思う。
ナマイキかもしれないが、小学生だって、
フクザツだ。
なんでこうなったか、ほんとに涙がでる。
特に大きな事故とか、病気をしたわけじゃない。
でも、先月、大好きな祖父を亡くした。
おじいちゃんが死んじゃったんだ。
もう、かえってこない。
でも、それが、ショックすぎたらしいと、
大人たちは、話していたのを耳にした。
私は、これから、どうなるのか。
私は、大変なおじいちゃんこだった。
祖父は、
遊びを考えるのが大変上手な人で、
子供が好きで、動物が好きで、何より、
平和を愛していた人で、
本を読むと同じくらい釣りも好きだった。
尊敬してやまぬ人だったけれど、病には、勝てなかった。
年もとっていたけど、断然元気だったのに。
私をかばって、命を落としたのかもしれない。
そんな気がしている。
なぜなら、生きているときに、おじいちゃんは、言っていた。
この世には、ならんものは、ならんよ。
決して、近寄っては、だめなものがあるよ。
私は、正義感で、それと戦ってしまったのかもしれない。
それとしらずに。
それは、今思えば、悪いものだったんだ。
その日、玄関の魔除けが震えて警告していたけど、ふと
私と勝負しないか?と、あるものが言ってきたんだ。
私は、強いよ!と返すと、面白いこだね。
じゃあ、勝負だ。
その日に、そのことをおじいちゃんに伝えると
顔色が真っ青になったから、よくないことかもしれないと、私は、泣いた。
祖父は、何かよくわからないで、相手とケンカしては、いけないよ。
私と勝負ということにしよう。
と、伝えなさいと私に言って聞かせた。
そして、代わりに亡くなったんだ。
ごめんなさい。
と、何百回も謝って泣いたけれど、
おじいちゃんは、かえってこなかった。
それからだ、悪魔らしきものと天使らしきものが見えるようになったのは。
子供なのに、小学生なのに、よいわけなんか、
ぜんぜんないよ。
私は、何をお約束してしまったのか。
勝負とは、なんなの?
やつらの狙いは、何かな。
負けてたまるか!
私は、勝ってやる!
勝って、自由と平和と普通の生活に戻るんだ。
それが、望みなんだ。
天使らしきものと悪魔らしきものは、
どちらも微笑むから、サッパリわからないよ。
つづく。
お読みいただきまして、ありがとうございます。^^
ちょっと怖い雰囲気の話ですが、
主人公の成長を見守ってあげてくださると幸いです。
主人公の私は、何と勝負しているのか?
まだ、わかりません。
天使と悪魔の目論みとは?
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