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ダメダメ沼からの脱却を図る

7月から練習試合が組まれてましたが長い梅雨の影響でほとんどが中止。

土のグラウンドではしょうがないです。

そして梅雨明けと同時に夏休みも始まり、練習試合の数も一気に増えました。

特に8日~14日の1週間は5日間の練習試合は組まれています。

本来なら合宿で個々のレベルアップとチームとしての成熟度を上げて、練習試合や招待試合でぶつけ、完成度を上げていく。
そんな夏休みのはずでしたが、今年はそうもいきません。

さて息子選手ですが、モロにJYの洗礼を受け、完全にダメダメになってました。

昨日から持ち直してきたので、ここからの飛躍を期待したいのですが、どうダメダメだったのかと修正の取り組みを記しておきます。

ダメダメの原因

1.個々の主張の強さに疲れる
MF~FWはみんなボールを強く要求してきます。
これに疲れてしまったようです。

2.言い方・伝え方の問題(チームメイト)
かなり強い口調で要求や指摘が飛んできます。
「そんな言い方しなくても良くないか?」というのが息子の考えで、しかも自身が上手くプレーできてないこともあって、ひとつひとつの言葉を真に受けてしまいプレーが委縮してしまいました。

3.要求がバラバラで迷ってしまう
サッカーは状況判断のスポーツです。
毎回違う形でボールと人が動くなかで様々な状況判断を必要とします。
4番の選手はボランチへパスを出すように言ってきたのに、8番の選手は逆サイドへ出すように言ってくるなど、何が正解かわからなくなりボールをもらっても止まってしまいます。
そうすると判断が遅くなりコースを消され、詰められてボールロスト。
また文句を言われるという悪循環、、、

ジュニア時代に強豪チームに所属していたり、高い意識を持って取り組んでいる選手からすれば「そんなことで?」「当たり前でしょ?」と思うでしょう。

しかし、ジュニア時代は仲間とその親、指導者にも恵まれたと感じている息子としては今のやり方には賛同できず、悩み、それがプレーに反映されました。

特に8日の1本目は酷いもので、技術的に上手いとか下手とか以前の問題。
さすがにこのままなら辞めさせようかと思ったくらいです。

本人もそれはわかっていて、「1本目は酷かったわ」と言ってきたので、こちらも本音を伝えました。

どう沼から脱却していくか

8日の状況を受け、その夜は好きな焼肉とゲームで気分転換をしてから反省点と今後の課題を話し合いました。

1.すべてを真に受けない
ダメダメの原因にほぼ当てはまるので最初に伝えました。
みんな好き勝手に要求してくるけど、そいつだってミスしないわけじゃない。
納得できる指摘は受け入れて改善するべきだけど、理不尽だったり身勝手なものは無視していい。
ボールはひとつしかないわけで、3人がパスを要求してきても出せる場所は一つ。
全員からの要求を聞く必要はない。

2.自分にベクトルを向ける
多くのことを言われすぎて、また抱え込み過ぎて委縮してしまったので、
『自分がどうプレーしたいのか』
『ジュニア時代に良かったと思えるプレーは何だったか』を思い出す会話をしました。

「俺はセレクションのゲームのとき、相手のサイドプレーヤーにボールが渡ったんだけど、真ん中あたりから一気に走ってカットしたシーンを今でも覚えてる」
息子「確かに以前はそういうプレーができてたし、好きだった」
「今と何が違うんだろう?」
息子「意識がゴールに向かってたかな。守るときは自分のゴール。攻めるときは相手のゴール」
「なるほどね!じゃあ意識をゴールに向けようよ」

こんな感じで、とにかく自分の良かった部分を思い出す会話をいくつかしました。
1年前のことですが、懐かしさもあって話が弾みましたね(笑)

3.ビデオはポイントだけ見て確認
9日からは試合全体ではなく、息子を中心に撮るようにしました。
ミスったり成功したり、コーチに声を掛けられた場面だけを見て、プレーを確認。

ポジションやボールの受け方、次の展開がどうだったかを確認し、息子に解説してもらいました。
こうすることで自分のプレーを言語化し、理解し落とし込むことになります。
試合全部は長くなってしまうので、ポイントくらいでも十分確認はできました。

4.やることを絞る
今は何をやっても上手く行かないときなので、明日の試合でやるべきことを絞り、他のことは無視!(無視と言っても仲間の話を聞かないわけではなく、その日の目標ややるべき事からは外す。頭の片隅くらい)
これでまずは集中してプレーすることを目指しました。

5.コーチの指示を第一に聞く
ひとつのプレーに沢山の指示が飛んできた場合、コーチの指示を第一とすることを確認しました。
どうしてもいろんな声に惑わされてしまうので、基本に返ろうと。
客観的に見ているコーチの指示が自分も納得しやすいだろうということです。

沼の縁に手がかかったか!?

10日はサイドバックでプレー。
前日のSB/CBの経験とビデオでのチェックを生かし、高めで外に張り過ぎずフリーになりやすいポジショニングができました。
そのため、割合的に息子のサイドにボールが来ることも多く、こんなにボールに触った試合は始めてじゃないか?と思うくらいでした。

また、インターセプトも何回かあり、そこからのオーバーラップも3回。
タイミングが合わずのパスミスもありましたが、縦のスペースを意識することもできました。

本人も言ってましたが
「8日の一本目からしたら全くの別モノ」

3日でこれだけ変わるもんだなと。
本来の能力を考えれば驚くことではないのですが、ダメダメ沼のハマりっぷりを見ただけに、脱却の糸口が見えてきたのは親として嬉しいですね。

まだまだ糸口が見えてきた程度で、ポジションが変わったり時間がたつと忘れてしまうかもしれません。
しっかりと昨日の自分を超えていって欲しいですね。

改めて気づいたこと

こうやって私も書いてみて気づくことがあります。

それは『まだ2か月しかやってない』ということ。

新型コロナウイルスの影響でボールを使ってそれなりにスタートしたのが6月。
息子のレベルや経験値からすれば今回のように悩んだり壁にぶつかるのは当然です。
なんか8月という数字だけに目が行き、委縮してる姿からこちらも色々考えましたが
「まだまだ焦る時間帯じゃない」

ひとつずつ課題をクリアして、半年後には特徴を持てるといいな。
いや、1年後でもいいのかもしれない。
とにかく、沼から抜け出し壁を越えられる人間になって欲しいと願うのでした。

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