全科目で必要な時事や社会の知識

今日はいよいよ、初めての大学入学共通テスト。今頃は語学の試験中でしょうか。時事の知識は必要かなあ?とちょっと考えてみます。(明日以降今年の問題を実際に検証してみるつもりです。)

 時事や社会についての知識は、入試で問われるのは、せいぜい小論文か面接くらい。と思っている方が多いようです。時々、中学・高校入試の社会では題材があるけれど、そのくらい。などと思いがちです。実際はどうなのか?少し考えてみます。

なぜか高校のころ難しかった文章を読めてしまう!

 ちなみにこれをお読みの大人のみなさんにはぜひ、少し思いかえして昔受験の頃に読んだ、英語の長文や国語の読解問題を読み直してみて頂きたいのです。あんなに難しかったものが結構読める。それはなぜでしょうか?大人になって英語や国語の読解力がついたのでしょうか?もちろん人生経験の中で読解力も付いた可能性があります。でも一番は、社会に関する知識が経験によって増えたのです。ということは?もうお分かりですよね、実は英語や国語にも時事が必要であることを。では個別に見てみます。

現代文

 特にここ最近、題材となる文章には、論説文や説明文が増えています。共通テストでは実際に、必ず1つは説明文になっています。この、論説や説明文の題材では、特に説明文の題材では、多くが現在社会の課題がテーマになっているのです。最近で言えば、人種や性差別の問題、情報処理(IT)に関すること、環境に関すること、などです。当然ではありますが、今、社会の関心が向いていること、これから社会に出るにあたって考えてほしい題材がテーマになるわけです。ちなみに、共通テストの試行問題では著作権に関する話題でした。

英語

 こちらも思ったより、時事や社会に関する文章が多くなっています。おまけに最近は整序問題やあなうめの文法問題、といったいわゆる文法だけを稲問題が減る傾向にあり、リスニング、リーディング(長文読解)の問題が増えてきています。共通テストでは、文法のみを問う問題は全廃され、リーディングではすべて長文読解となりました。試行調査での問題も、手紙や掲示を読み解く問題が数問、この中には携帯に関する話題や若者の読書習慣に関するが入っていました。長文では女性の社会進出、世界の生態系の話題です。

 今日の問題も、楽しみですね。こうなるとみなさんに時事の必要性はご納得いただけるのではないかと思います。

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