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#21「人生2度目の全盛期」4年 小島大誠

関西学院大学体育会サッカー部4年 小島大誠(コジマ タイセイ)です。

皆さんご存知の通り、私はとても浅い人間ですので大したことはどうせ書けないと思います。
最後まで読んでくれた人には、気分次第ですけどジュースぐらい奢ってあげようかなと思うのでぜひ読んで見てください。

タイトルで書いた通り、私は絶賛2回目のサッカー全盛期です。
やりがいと成長を日々感じながら、最高に楽しんでます。

てことで、1回目の全盛期の話でもします。
最初の全盛期は小学生の頃です。
正直あのころは何でもできましたね。まじで何でも。
体格にも恵まれ、とてつもなく足も速かったあの頃はディフェンスも全員抜いてゴールを決め、攻守でチームを牽引。
「北海道のアザール」
と周囲から恐れられ、自分のことを十勝地方で知らない人はいませんでした。
道東トレセンに選出され、
「Jリーガーになるのは余裕」
「日本代表は難しいかな」、と
心の中でほざいていました。ほんとお気楽な奴ですね。腹立ちますよね。

ですが、体格とスピードでごまかし続けた全盛期も長くは続かず、徐々にボロが出てきます。

ポジションは年々後退し、CBを務めるようになり、足も遅い部類の選手になりました。
技術もない、スピードもない、へぼディフェンダー爆誕です。

でもサッカーはずっと大好きで、高校でもとにかく上手くなりたくて練習に励みました。
自分に残ったのは人よりちょっと高い身長だけ。
これを武器にしたくて、ひたすらヘディング練習して、
なんとか2年でボランチとして試合に出れるようになりました。
自分のプレーを見た高校サッカー通の方からは
「アフロのないフェライニ」
と評され、北海道来年の期待選手とブログに書いていただきましたが、
全盛期と言えるほどの活躍も出来ず、結果も出せず。

ヘディングして、体張って、土のグラウンドの上でスライディングして、
アフターで削って、「ごめん」って謝って、
またアフターで削って、「ごめん」って謝って。

この「献身性」と「すぐ謝る謙虚さ」の2つで3年間をなんとかやり切りました。

そして、お経読み、神様の教えを学べる北海道屈指の仏教高校、帯広大谷高等学校を煩悩にまみれたまま卒業。

そして大学入学。
2年の時に選手として「まだ上手くなりたい」と葛藤しながらもコンダクターという立場を選択。
この決断からサッカーの楽しさの新しい一面と出会うことが出来ました。

自分は優れた人間ではない、けれど何かチームに貢献したい、残したいという想いからとにかく色んな仕事を引き受けて、Iリーグの大学代表者も経験しました。

自分の登録ミスで試合に出られない人が出るかもしれない、ルールを見落とせば没収試合になるかもしれない。そのプレッシャーがかかる状態でも何とか仕事を全うして、色んなカテゴリーがIリーグで結果を出してくれた時は何か自分が組織に欠かせない人間になっている気がして、ものすごく嬉しかったです。

大学に入って、自分がチームのために何をしたか。一切行動を起こさず、卑屈になっていた自分にとって、その重圧も責任も心地いいものに変わっていきました。
何より、みんなからの「ありがとう」の言葉がとにかく嬉しかったです。

長々と自分語りしてすみません。
そろそろ飽きてきた人もいると思いますのでそろそろ締めようかなと。

自分が一番言いたいことは「みんなありがとう」です。
抽象的で漠然としてて、いかにも浅い言葉ですがそのままの意味です。

コンダクターミーティングが終わってから、みんなは選手を辞める決断をした自分たちにとにかく「ありがとう!」と言ってくれます。
それは嬉しいことです。でもこっちの立場からしたら
「ピッチで死ぬ気で戦ってくれてありがとう」

自分は選手に環境を用意することしかできなくて、ピッチでは何も表現できません。
去年、自分が物凄いやりがいを感じれたのは、ピッチで死に物狂いで戦ってくれるみんながいたからです。なのでまずみんなに感謝しようと思います。

1回目の全盛期はただ自分が楽しくサッカーをやっていただけの自己満足で終わりました。日本一なんて夢の話でした。でも今回はそんなんで終わりたくないです。

関学サッカー部全員で愛される組織、そして日本一の組織を作り上げましょう。一人が頑張るだけじゃなく、みんなで創り上げましょう。

2024年が終わるころには、全員が「やりきった!後悔なし!」って言って終われるように、精一杯を全員で。

読んでくれてありがとうございます。
ジュース欲しかったら言ってください。
気分次第ですが。





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