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好きな音楽の話をする日「感電」

書くことがない…

好きな音楽の話をする日にしよう……

米津玄師『感電』



いいよね……



ドラマの主題歌なわけですけど、ドラマを見ていないのでどの程度「そう」なのかはわかっていません。

でも何も分からなくてもとりあえず、ちまたに溢れるバディを愛する人たちにとっての聖歌になれる曲だと思うんですけど……


たった一瞬の  このきらめきを
食べ尽くそう二人で くたばるまで
そして幸運を  僕らに祈りを
まだ行こう  誰も追いつけないくらいのスピードで

同じように主題歌の『lemon』とかもそうなんですけど、米津玄師の歌詞って「抽象的なんだけど確かにそこになにかがありますね」みたいなところを言葉にするのが上手だよな、という感じがする。

情景やディディールが大事な曲というものもある。「緑の中を走り抜けてく真っ赤なポルシェ」みたいなもんである。

逆に、意味深な言葉を並べて、パッと見では意味がよく通らないような曲というものもある。米津玄師の曲もそういうのはある。

でも、ここんところリリースされている『感電』みたいなやつで歌うのはこう、ディティールというよりはどちらかと言えばマインドの部分なんですよね。そしてしっかり意味が通る。素直に意味が通る。いっそ平易なぐらい。

でもなんかそれが指しているものが「愛してる」みたいな、確かにそれは存在しますね、私も知ってます、みたいになるものじゃなくて、そうそれ!私が欲しかったのはそれだわ!!言われてみれば!!みたいなやつなんですよね。

真実も道徳も動作しないイカれた夜でも
僕ら手を叩いて笑い合う
誰にも知られないまま

ドリルを欲しがる客はドリルそのものが欲しいのではない、穴を開けたいのである。米津玄師の歌詞って、ドリル欲しいんですよね……ってホームセンターに行った時に、実はこんな道具もあります!これは音が静か!力も要らない!ずっと前から売ってはいたんですが気が付かなかったでしょ?って道具をおすすめしてくれる店員さんみたいな感じなんですよね。そうかな?どうだろう。違うかも。

きっと永遠がどっかにあるんだと
明後日を探し回るのも悪くはないでしょう

これで歌われている僕とお前の間にあるものは何なんですか?と問われたら、今のところ私には結局、この歌を歌ってみせることしかできないんですよね。私はそれを知っているんだけど、米津玄師に頼らないとぴっちりジャストな言葉が見つからないから。


今日はここまで。ありがとうございました。

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