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【湖南市選挙解説②】大慌ての陣営?

 「非通知」で電話がかかってきたので怪しんで出たところ、驚くべきことに告示まで2週間を切ったこの時点での県議会議員選挙の支持率調査でした。

 1問目にはまだそれらしい「岸田内閣を支持しますか?」の設問がありましたが、2問目は県議会議員選挙湖南市選挙区の4人の立候補予定者の支持率を直接調べていました。

 それで終わり?え?2問だけ?あまりにも露骨じゃないの?報道の世論調査を装うでもなく、これではもはや、どこかの陣営の人気調査だとしか思えません。

 人気調査は公職選挙法上では余りよろしくない行為です。なぜなら、1回あたり100万円もお金がかかるので、金持ちにしかできないからです。

 湖南市ではこれまでも電話調査が行われていました。電話調査では相手が「非通知」で正体を隠しているのに、電話で正直に答えている市民の電話番号は相手に丸わかりの卑怯な戦術なのです。

 普通は報道機関が調査しているふりをして幅広く設問をつくって電話世論調査をするものですが、急に維新の柴田 栄一候補予定者が出てきたものだから、余りにも慌てたのか予算に余裕がなかったのか、2問しか聞いてきませんでした。

 何もかもかなぐり捨てて慌てて電話調査をしないといけないのは、祖父からの磐石な地盤を引き継いだところか、労働者でないのに労働組合の支援しか頼みの綱がないところか、経験者も含めて政治的な動きをすべきではない民生委員の伝を活用していると噂されているところか、出だしが遅れたものの改革政党公認でロケットスタートをしているところか、いろいろなところがあるというのは混乱でしょう。

 それよりも、まっとうな政策を訴えるなり足をすり減らして頭を下げればよいのにと、市民のくらしとまちの未来をド真剣に考えた敦賀市長選挙立候補予定者の前川 和治市議の熱い訴えに心を打たれて、深く思いました。他人の足を引っ張るのではなく正々堂々と未来を語ってほしいものです。

      (2023年3月19日記)

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