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【湖南市選挙解説28】いざ最終日へ

19時から甲西文化ホールで開かれた自民党公認現職のすがぬま利紀候補による個人演説会は小雨降るなか300人が参加しました。前回の投稿で決着がついたとしたのは動員力で立憲民主党公認現職の塚本しげき候補に倍以上のパワーを見せつけたということでした。

ただし、私の選挙のときには800席が立ち見だったり、430席と500席を連続して満席にしたこともありました。時代は変わったものです。

個人演説会は、上野顕介市議のあいさつで始まり、小寺裕雄代議士の演説に続いて、石部地区で無所属の藤川としき候補の選挙カーに乗っていた生田邦夫湖南市長も間に合ったようで登壇しました。

すがぬま利紀候補個人演説会

生田市長は、「自民党の若者に頑張ってもらわなければいけない」と若者が聞いたら「お前も頑張れよ」とツッコまれかねない発言や、「今まで湖南市が出来ていないことを今頑張っています。ただ週に一度はメディアに叩かれてます」など自虐ネタで笑わせていたそうですが、叩かれるたびに湖南市民が恥ずかしい思いをしていることには考えが及ばないようです。また、「急に(選挙に)出ると言って、義理を欠いたものもいる」と日本維新の会公認新人の柴田栄一候補を批判するネガティヴキャンペーンが残念だったというネット情報もありました。

さらに、市議団としては大島正秀、加藤貞一郎、細川ゆかり、副田悦子各市議や小林義典元市議、西津善樹近江八幡市議が登壇し、最後にすがぬま候補本人が熱く思いを語ったということでした。

すがぬま利紀候補個人演説会

そういえば、この間の湖南市議会議員の動きはどうだったのでしょうか。自民党支部長という特定政党の利益を代表する生田市長は例外ながら、無所属の市長は全方位外交をしても構わないのですが、議員はそうではなく個別に支えていただいた有権者の思いを代議する立場にありますから、中立や布団を被るということは許されず、何らかの立場を明らかにする必要があるでしょう。

湖南市議会議員の定数は18です。再確認すると今は欠員2で16人となっていました。すがぬま候補と柴田候補がそれぞれ前回と今回の県議選に出馬したことによります。そういえば私が市長だったときに議員報酬を上げるため議会の審議結果を信用して議員定数を4削減する前提で4人分の報酬を上乗せ配分することにしたところ、議会は2しか削減せず、結果として2人分余計に報酬を上乗せし続けています。議員の議席を守るためだけに市民の税金が余分に使われ続けて来たわけですが、2人が辞職して図らずも16になって問題が生じていないということは皮肉でもあります。

話が逸れましたが、先ほど記載したように、今回の県議会議員選挙では自民党公認のすがぬま候補には、上野顕介副議長、大島正秀、加藤貞一郎議員が馳せ参じています。また、公明党議員団の細川ゆかり、副田悦子議員もすがぬま候補の支援に回りました。柴田候補には誰も付いていません。藤川候補には妻の藤川みゆき議員が、塚本候補には堀田繁樹議長、奥村幹郎、赤祖父裕美議員が関わっています。

そうするとその他の7人は何をしているのでしょうか。政治的に日本共産党議員団の川波忠臣、松井圭子議員は動きようもないのでしょうが、柴田候補と会派を組んでいた中土翔太議員は東近江市・日野町・愛荘町選挙区で出馬した日本維新の会公認新人の戸嶋幸司候補の応援に入っています。戸嶋候補の支援に入ることが湖南市の自治とどのように関わるのかはよくわかりません。以前、藤川候補の妻の藤川議員と会派を組んでいた森淳議員や塚本候補と会派を組んでいた望月卓、松原栄樹議員を含め、他の議員については動きが伝わってきません。

期日前投票が低調なのは共産党系の候補がいないために前倒しの投票行動圧力が弱まっていると考えられますが、16年ぶりの県議会議員選挙であり、市民有権者の政治に対する諦めから投票率が下落しないように率先した行動が求められます。

今日のすがぬま候補は、雨の中、市内各地で辻立ちをしていました。

辻立ちするすがぬま利紀候補

柴田候補は、午前中は小雨の中でスポットを打っていましたが、午後からの本格的な雨を受けて、事務所でミニ集会を開いていました。事務所内の写真が公開されています。菅沼候補の事務所内の写真も公開され、訪れやすさをアピールしています。

柴田栄一候補事務所内の様子

藤川候補は、市内10数か所でスポットを打っていました。夕方からは石部地先で生田市長が選挙カーに同乗したと報告されています。藤川候補は県議になったときには市長との連携が不可欠だとし、すでに連携していることをアピールしていました。

藤川としき候補の選挙カーに生田邦夫湖南市長が同乗

塚本候補は、石部地先の西庁舎前交差点での辻立ちから始め、午前は三雲地区から石部地区、午後は岩根地区から菩提寺地区、そして夜には下田を街宣活動していきました。

雨の中活動する塚本しげき候補陣営

明日はいよいよ最終日となります。各陣営とも悔いのないように全力を傾注して最後まで戦い抜いてください。

最終日のメインイベントは、11時30分から岩根地区の平和堂甲西店前で開かれる柴田候補陣営による日本維新の会の街頭演説会です。この選挙を通じて初めて国政政党の党首が湖南市入りします。この街頭演説会はこれまでの甲西文化ホールという建物の中で開かれた各陣営による個人演説会や総決起集会とは異なり、屋外で開催されますので、広く誰でも参加することが可能なイベントとなりますので、馬場信幸代表の熱のこもった演説が聞けることになります。

柴田栄一候補による日本維新の会の街頭演説会広報

      (2023年4月7日記)

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