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無名の50歳マンガ家志望者が、TVから初仕事をいただけた3つの理由。


先日の記事でお知らせしました通り、
木曜劇場「SUPER RICH」のオシゴトをいただき、
思わぬカタチでメディアデビュー
することになったのですが。

無名で実績ナシで経験も浅い50歳学生が、
ナゼこんな案件をゲットできたのか
と言いますと、主な理由は3つ。


理由1:専門学校経由の依頼だったから


もちろん自分の実力だけではありえませんでした。

ドラマ制作サイドから、在学中の専門学校経由で
「1980~90年代の絵柄を」という仕事紹介があり、
お声掛けがあったんです。
いわゆる「産学協同案件」というやつですね。

学内に出版社を持つという唯一の専門学校で、
在学中から現場の仕事を体験できる強みが
あるので進学先に選びました。
実際に毎月のように様々な仕事の募集があり、
今回はそのうちのひとつだった訳です。



理由2:一度漫画を諦めたから


89年の高校卒業時に、漫画家になることを
一度諦めました。
そのため30年近くタイムカプセルのように
古い絵柄のままだったことが、逆に幸いしました。


ぶっちゃけ、


絵柄が化石だったから!! です(笑)


ドラマに登場する「レジェンド漫画家の
北別府先生」は、ちょうど自分と同年代。
それが強みに変わるとは思ってもいませんでした。



理由3:新しいスキルを身に着けたから


原稿の仕様として指定されたのは、
デジタル原稿(CLIPSTUDIO PAINT EX)作成、
PSD形式による納品。
絵柄が昭和でもアナログ手描き原稿のままでは、
そもそも勝負の土俵に上がれませんでした。

4月に入学以降、学校で習ったデジタル漫画や
デジタルパースの技術をフルに活かし、
講師やチューターの方々から
個別アドバイスもいただいて、
とにかく「ザ・昭和の少女漫画キャラ」を
可愛らしく魅せられるよう努めました。



結論として言えるのは



「ニーズの数だけ仕事はある」、

ということです。


これは私が敬愛するクリエイターさんの言葉です。



漫画家を諦めるという10代の挫折が、
巡り巡って自分を助けてくれた。

私はいま50歳ですが、自分の特徴を把握して
諦めず前進すれば仕事に繋げられる
ということを身をもって実感できた、
それが一番大きな収穫かもしれません。



まだまだ至らないところだらけですが、
そういう例として見ていただけると嬉しいです!



#SUPERRICH #すぱっち 

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