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ラブソングのとらえ方が変わって、好きになってきている

「愛は勝つ」って歌、あるよね。

心配ないからね 君の想いは
誰かに届く 明日がきっとある
どんなに困難で 挫けそうでも
信じることさ 必ず最後に愛は勝つ


世に出たころ僕はまだ小・中学生で、モテない人を応援する歌かしらん? くらいに思っていました。
愛イコール男女の恋話みたいな発想しかなかったんですね。幼いものです。

ところが少し前に、「愛は勝つ」が流れる日本財団のCMがユーチューブで流れまくり、そのたんびに目がウルウル。※冒頭の歌詞は若干オリジナルと違いますが多分CM上ではこう歌われていた、と思う。
最近のドラえもんの映画(隙あれば泣かそうという悪意を感じる)で号泣してしまうほど涙腺がゆるくなっているという理由もあるのですが、約30年が経ち、「愛は勝つ」を初めとするいわゆるラブソングで連想する対象が完全に変わってしまった。

愛でイメージする対象が、完全に子供になってしまったんです。

上の一文だけをみると、完全に犯罪者の発言ですけれども。僕が将来何かやらかしたら、絶対ワイドショーが取り上げそうな一文だけれども。自然とそうなっているのに驚いた。

改めて聞いてみると、「愛は勝つ」ってメッチャ良い歌じゃん! 歌詞が。
次の時代はすごく大変だ、その中を生きることになる子供たちに申し訳なさを感じている僕の心に、なんかささる。

40過ぎて、世に出ているトロットロのラブソングが好き、というか、抵抗が無くなりました。

そして僕がヒソカにラブソングだと思っている歌が「君が代」
知ってたらごめん。なんですけど、知らない人にはぜひ知ってほしい。だから書く。

めっちゃ良い歌なんですよ。

君が代は
千代に八千代に
さざれ石の巌となりて
苔のむすまで

お馴染みの歌詞です。
何気なく歌っていた方もいらっしゃると思うのです。それはすごく勿体無い!
少し個人的な主観が入るかもしれませんが、間違った部分があれば申し訳ない。でも、大意はあってると思います。

君が代の「君」って、天皇陛下のことなんですけど、天皇陛下=日本=「自分が生まれ育った故郷の景色や大切な人たちが生きるこの世界」みたいに解釈されているんですね。そんな大きなイメージを一言で君が代と言っているんです。
で、さざれ石というちっこい石が、くっついて巌になるまで成長して、さらにそこに苔がむしちゃうくらいまでながーい時間、こんな素晴らしい世界が続いていきますように、という意味なんです。

いまだに国歌斉唱の是非は消えないけれど、控え目に言っても、なにかの節目で歌うのに、そんなに悪くない歌だと僕は思う。
何より、この歌詞の意味を知らないという人も多いんじゃないか。知らないのに歌わされるというのは、確かに強要される側からすれば「⁇」となるでしょう。
そんな状況で無理やり歌わせようとしていることに、なんだかモヤモヤします。

歌わせたいなら、まず、この歌詞の意味を知ってもらうことが一番じゃないでしょうか。
その上で、1人1人が決めれば良い。1人の人間でも、その時の感じ方で歌いたくない時期もあれば歌いたい時期もあるでしょう。僕の「愛は勝つ」のように。でもそれで良い。

単純に、僕は良い歌だと感じるようになったし、多分そのほうが歌う人増えるんじゃないかな。

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