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玄米について大いに語る

お米、収穫できました。

やったぜ!



そのドラマはNPO法人のWEBサイトで書かせていただくとして、早速自分の分をお持ち帰り。

うっすら黄色



中身は玄米です。

一応説明しますと、稲を刈り取り、稲ワラから米がついたモミを取るのが脱穀。
脱穀したモミから中身を取り出すのがモミすり。
取り出したものが玄米で、玄米の表面を覆っているヌカを取り除いたのが白米です。

それで今回は玄米のお話です。

この米こそ玄米で食べるべきだと思う。
と、声を大にして言いたい。
そう思った理由。
の、お話です。

基本的に玄米の状態のほうが含まれている栄養素の種類が豊富なんです。
一方、白米は基本的に大部分が糖。だからご飯ばっかりを大量に食べるのはバランス偏るのでとても不健康。病気になっちゃう。だから他の栄養素を摂取するためのオカズが欠かせません。

そして同じコメならば、白米よりも玄米のほうが安い、はず。精米という工程が必要ないので、その分安くなる、はず。

となると、あれ玄米のほうがお得じゃん?なぜ白米食べるの?
となりませんか?

答えは、白米のほうが圧倒的に食べやすく美味しいから。
主食に位置付けているクセに、結局、栄養よりも食欲、快楽のほうを優先させてしまったわけですよ人類は。

それと、昔の直火しかやり方が無かった時代に玄米を炊くのって、すごくすごく難しかった。
それで白米で食べるのが当たり前、という雰囲気になったというのも一因だと思います。

分かりました分かりましたじゃあ少なくともこれからは玄米にすれば良いんですね?
と、なりそうですが慌てるな。
ややこしいことに、今日び慣行農法と呼ばれている農薬等を使った稲作で取れた玄米は、白米部分よりもヌカの部分に農薬が集中して残留してしまうそうなのです。

とはいえ、そりゃあ基準値を守って農家さんもやっているだろうから、残留するにしてもたかがしれてるかもしれません。かもですよ。

正直言って、クスリを使わずに米を作るのは大変。ビジネスとしては大規模に大量にやらないと機械使ったうえで採算なんてとれないから、それで無農薬でやるなんて狂気の沙汰。
(実際やられている方、本当に尊敬します!)
ウチのNPOのメンバーも、雑草が生えない農法で稲作をやったにもかかわらず失敗したので今年は草取りを手作業でしたのですが、

「もう!二度と!やりたくない!」
と、皆んながワナワナ震えながら叫んでいます。来年はその辺も上手くいくと良いね。

そんなこんなで、まあまず一般に流通している米なんて農薬使用されていると考えてまず間違いありません。
だからその玄米を食べるというのは自己判断でということになります。
(何度も書いておきますが基準値を守った農薬の残留、ですからね! 変なトコロで怒らないでね!)

…と、いうことは、無農薬栽培の玄米ってめちゃくちゃ貴重じゃない?
これを精米してしまうのってスっごく勿体無い気がしてしようがないのです。

しかし、

この考えを主張すると、なんだか物凄く玄米に対してネガティブな意見を頂戴いたします。

やれ不味いとか。
臭いがダメだとか。
玄米でなんて誰も食べないよ。
などと吐き捨てるのです。ペッと。
僕の靴とか。シャツとかに。

確か僕も玄米を一度や二度食べたことがあるはずなのですが、その記憶に自信を無くしてしまうほど僕のもっている印象と一致しない意見をハッキリと頂戴いたすのですね。

あっれえ?そんなに不味かったかなあ。

簡単、マジでね。



なので早速炊いてみた。
玄米は白米よりもヌカでコーティングされている分同じようには炊けません。

圧力鍋を使うと比較的楽です。

①玄米3合と水600〜700㎖(好みで)を用意
②玄米は汚れを取り除く感覚で軽くすすぐ程度でオーケー
③鍋に玄米と水を入れ蓋をロックして強火
④煙吹いたら中火(気持ち弱火?)にして20分
⑤火を止め自然に減圧したら出来上がり
ソースは俺



食べてみるけど…普通に美味いんすよ。
周囲の意見との食い違いは解消できず。

白米とは当然違う。白米だと思って食べたらそりゃあ違和感あるよ。全く別物と思えばこれはこれで美味しい、んだけど。

うーんうーん。
鍋とか炊飯器とかでやっちゃうと変な感じになるのかなあ。

とりあえず僕は一年以上前から、一日の食事を1〜2回にしているのですが、ここ何日かは水の量を変えたりして毎日玄米を炊いて試食しています。
なので一日3回玄米を食べてる。

今度は鍋や炊飯器でもやってみます。
きちんと自分で試してみてどうすれば玄米を、お米の延長線上の食べ物ではなく、米と餅の関係みたく、一つの食べ物として、一つの選択肢として多くの人に身近に感じさせられるか考えてみます。

なんでそこまで玄米を推すのかというと、同じ品質なら、玄米の方が安く提供できるのね。その上、白米からは得られない栄養も摂取できる。
だからそこまでオカズが必要にならない。
一汁一菜のような、それに近い感じで食事ができると思う。

そうするとどうなるかというと、支出が減ると思うんですよ。

確かに無農薬のお米は、そうではないお米よりも高い。

けど玄米にすれば白米よりも安い。

玄米は白米よりも含む栄養素が豊富だから、その分オカズを用意しなくてすむ。
その分食費を減らせる。

必要なオカズの品数を減らせるということは、その分食事作りにかける時間が減らせる。

もしも現代の主な病気が摂取した食べ物に原因があるとするなら、そのリスクが減らせてかかる医療費を減らせた上で、人生において病院で過ごさなきゃいけないクソ時間も大幅に減らせるわけさ!

全体的に安く済まない?ファイナンシャルプランナーさんよぉ、そこんとこどうなんだい!(←熱くなっております

時間も挙げたのはタイムイズマネーだからさ。僕たちの最大の目的は人生の時間を少しでも楽しい時間にするであって、決して長生きするためじゃねえんだ。お金の多寡でもない。そうだろう?ファイナンシャルプランナーさんよぉ!(←熱くなっております

いやマジでね。
経済的に苦しい人ほどこの無農薬玄米を食べてほしい。
多分、これに味噌汁とか納豆とかで十分食いつなげられると思うんだよね。

そしてさ、これはもう自分でやってみたから確信をもって言えるんだけど。
オッサンオバサンは一日3食要らないから。
ほんと要らない。
腹減るのは脳が快楽を求めているだけ。身体的には問題無い。
栄養失調になるのは、その1回か2回の食事に魂こめてないからだよ。

食事回数を減らして、決して食事に快楽(美食ではなくそこそこで良しとする)を求めなければ、大丈夫。

いやーほんとにね。
たぶん、これから、食べ物に関しては、ちょいとシビアな時代になるからさ。

カネにモノ言わせられるのかもちょいと怪しいんだけど、とりあえず確実にカネを持たない僕たちは何をどう食べれば経済的に生き続けられるか。

無農薬玄米はけっこう中心的アイテムになると思うよ。

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