正解が分からない時代に大切なのは「花」ではなく、「土」

多様性の時代。どう生きるかのが正解か分からない時代。ぼんやりとした孤独が付き纏う。「私は、どう生きたらいいのだろう」「どう生きるのが正解なんだろう?」私自身、日々の生活で考える。『私の「花」はなんだろう、、って。』

そして、教育者として、目の前の子どもに何を教えたら、その子は、多様性の時代で、幸せに生きて行けるのか考える。そして「正解」が分からない。『あなたの「花」はなんだろう、、って。』

そんな中、諸富さんが書かれた「カール・ロジャーズ カウンセリングの原点」を読んだ。最初の数ページで、動脈に衝撃を受けるような感覚を受けた。まさに正解の分からない時代に、何が必要なのか書かれた本だった。

「教育」という言葉から、私たちは「何を与えるか」に意識が向きやすい。その子の個性を伸ばすために、何を提供するか。そこで、子どもに習い事にいかしたり、〇〇教育を与えたりする。これは「悪いこと」という話ではなく、あくまでも意識が向きやすいと言うこと。私たちは綺麗な花を咲かせるために、水をあげすぎてるんじゃないか。そんなことを反省している。

私たちにできることは、栄養たっぷりの土づくり。つまり、子ども大人含め、いい関係性作りなんだろうと思う。私が思ういい関係性は

①心を温め合う声かけが総量として多い関係性
②お互いに心の声にまず耳を傾ける関係性

私たちはまず「何を与えるか」という意識を一旦置いて「どんな関係性か」に意識を向けてみる。

心を冷ます声かけを減らし、心を温める総量を増やす。子ども大人同士の耳を傾け合う機会を増やす。

まずはここから始めていきたいと思う。

そして、いい関係性が世界に広がったら、、

私たちは、その子に
「あなたがどんな花を咲かしたって、共に生きよう」という言えるのではないか。

そんな安心感が、まず必要なのではないか。

私は、そんな関係性を、今の学童、尼崎からコツコツ育んで生きたい。そして、この考えに共感する方と、話し合いたい。

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