第1回 KIAC◎◎で賞!~キッチンの活用編❶~

こんにちは🌞こんばんは🌓滞在施設ならではの、舞台に携わるアーティストたちが城崎で生活する様子をゆるく紹介し、勝手に表彰していく「KIAC◎◎で賞」!!第1回は、~キッチンの活用編❶~です。
(この連載をなんで始めようと思ったのか、はここに書いてますのでぜひ)

まずは、【差し入れが続々届くで賞】の発表です。

こちらの賞は、
👑映像芝居『錆からでた実』のみなさん!
に贈りたいと思います!

映像芝居『錆からでた実』は、現代美術作家の束芋さんが演出、振付家の森下真樹さんが振付、ダンサー鈴木美奈子さん、音楽が粟津裕介さん・田中啓介さん、舞台監督、映像撮影、プロデューサー、制作さん…というチームでの滞在。(写真に全員は映っていませんが、2016年の滞在最終日出発前の写真です)

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大人数の滞在ですと、食料を先にKIACへ送付する手配をされる場合が多いです。
このプロジェクトの受入は、私が担当したのですが、滞在前にかかってきた、今でも忘れられない1本の電話があります。
どんな電話かというと・・・

私「はい、城崎国際アートセンターです。」
相手「こちら○○○○(通販会社)です。●●●●(アーティスト)さん宛の西京焼きの魚が変更になってしまうのですが、よろしいでしょうか?」
私「・・・・(*‘ω‘ *)!・・・・そ、それは、ちょっと今その方はここにはいらっしゃらないので私からはお答えできないのですが…ご連絡先を教えていただけますか?」

一瞬ここはどこだろう?と、事務所で3秒止まったのは私です。笑
西京焼き!(魚はさわらとかでしょうか…それとも…)
西京焼きだけではなく、お米だとか、お野菜とか、お酒とか、本当に続々届いたのを覚えています。
炭酸水を生成する専用タワーまでお持ち込みの食へのこだわり。(!)

しかも画期的なのは、差し入れが届くたびに共有スペースに感謝状が増えていくというシステム。

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(写真は、同じ感謝状システムを採用した森下真樹さん率いる森下スタンドの2019年滞在制作時の感謝状です。)

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🖕上の写真は、『錆からでた実』チームの食事風景。毎日美味しそうでした✨
ピース✌️している束芋さんは、2020年12月に4年ぶりの城崎での滞在制作予定です✏️フランスのサーカスパフォーマーとのコラボ作品を創作します。お楽しみに!

それから『錆からでた実』のメンバーのおひとり:森下真樹さんは、まもなく2020年6月末〜7月に滞在制作と公演を行う予定ですので、楽しみにお待ちください♬
森下真樹×碓井俊樹「ベートーヴェン交響曲第5番『運命』全楽章を踊る」公演情報は👉こちら (現在、延期調整中)


さて続きまして・・・
【キッチン設備を最大限に活用したで賞👑】です。

これはもう堂々たる王者の貫禄での受賞。
横浜のアーティストが稽古をするためのスタジオ、「急な坂スタジオ」で食堂を運営されている👑急な坂食堂さんに贈りたいと思います。

何を隠そう、2019年度にはキッチン担当として3プロジェクトからの依頼で、合計3回(!)滞在。2019年はのべ2か月以上もKIACのキッチンでお仕事されたことになる、KIACのキッチン活用なら任せろ!の域。
チーフ森さんによる、キッチン目線のKIAC設備の紹介と活用の仕方は、🍎こちら!これから滞在する方で大人数の団体さんには、ものすごく参考になるのではと思います。

合計3回のうちの1回、当館芸術監督率いる青年団さんのプロジェクトは、こんなにたくさんのメンバー。(写真参照👇これでも全員ではない)

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ご覧の通り大人数かつ、出身国も様々なメンバー。そのうえでアレルギーやビーガン・ベジタリアンの方にも対応するというもはや超絶技巧。キッチン担当さんは、大型カンパニーの滞在制作を支える縁の下の力持ちですね!
写真のように、キッチンのボードにはアシスタントの加藤さんがみんなのためにメニューを3か国語で表記するホスピタリティ!おいしそうな献立は👉こちら

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森さんと買い出しに行くと、どの食材はどこで手に入れるとよいか、値段・鮮度・使い勝手など総合的に段取り良く買い出しをされていて、住んでいる私たちよりも豊岡の食材調達に精通しているのでは…と思います。

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おいしい食事は、創作へのモチベーションにとても大きく影響するように思います。だから、キッチンの活用や食材の調達の仕方は、滞在制作の肝とも言えるのではないでしょうか。

他にもキッチンの使い方に関連して紹介したいカンパニーがたくさんあるので、このシリーズは続くような、気がします。
乞うご期待!
※更新は、不定期です。あしからずご了承くださいませ。

(文:コーディネーター橋本)

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