意味の氾濫から剥奪へ

物に付与された意味がありとあらゆるところに充満し、私に反逆して牙を剥き、凶悪な物量で圧殺しようとする。

これを「意味の氾濫」と呼びたい。

そして、3.11にはそれらの意味がすべて剥ぎ取られ、物と人体が混じり折り重なって山積みになっていた。

人、それを「瓦礫」と呼ぶ。
(2024.3.12)

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