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読んでないけど買ってよかった本二月編

今月もたくさんの本を購入しそして積んできた。 前回『読んでないけど買ってよかった本2021』という記事を投稿して反響をいただいたので今回は2月編を紹介したい。


1. 劉 慈欣 『三体 死神永生』

この本は世界的ベストセラーの「三体」 三部作のうちの第三部「死神永生」です。 第三部を紹介してるという事は第一部と第二部については既に読んでいるのだが、 第三部に関してはまだ読めていない。

その理由は一部と二部の満足感が高すぎたことだ。第一部だけでも読んだことがある方なら、それと同じ密度のものが、 あと四冊分残っていると考えたらこの作品のスケールの大きさがわかるはずだ。
私は二部の下巻つまり三冊を読んだあたりで、この読後感が収まるまでは次を読むのを抑えておこうと考えた。楽しみを後に取っておいたと言っても良いだろう。

読んでなければまず第一部だけでも読んでいただきたい。気づいたときには三部まで購入してるだろう。間を開けるか一気に読むかはお任せしたい。

2. 石川淳 焼跡のイエス 善財

太宰治や坂口安吾などを擁する無頼派に数えられる石川淳の、代表作「焼跡のイエス」を含む 六篇を収録した一冊。

こちらも読まなかったと言うよりは読み切れなかったと言ったほうが正しい。題名にもある「焼跡のイエス」 を含む数作品は既に読んでいる。しかし石川独特の一文が長い独特の文体は、一度に六作品全てを読むには体力が足りなかった。 しかし名作ぞろいなので三月中には全て読み終わるだろう。個人的なおすすめは『かよい小町』 だ。

大学の授業で出会ったこの作家だが、 とても好みの文体で最も好きな作家に 挙げていくことになるだろう。 もちろんこれ以外に収録されている作品もおすすめだ。

3.   アニー ディラード 著  柳沢 由実子 訳 『本を書く』

noteを始め最近は小説に挑戦したり、いろいろを書こうとしている。そんな中で紹介されていたのがこの本。帯にはものを書こうとしている全ての人へとあり、まさに私のような人に書かれたものと思い、手にとった。

まだ読んでいないのはこの本をお守りとして購入したからであり、
前回の記事では『独学大全』が同じ理由として紹介しているので気になった方はこちらも読んでいただきたい。

ものを書くと言う点においては三浦しをんの『マナーはいらない 小説の書き方講座』を参考にしていることも理由の一つである。

まとめ

前回とは違い、読まなかった理由に読み切ることができなかった が多かった。しかしこの読みきることができなかったにもその作品もしくはその作者によるものが多く、一度に読み切れないと言うのも一つの価値ではないかと評価できるかもしれない。

しかし、これは私に読書の筋肉が足りていないことが要因であると考えられるため言い訳だろう。ぜひこれを読んだ筋肉自慢たちは読み切っていただきたい。私も三月は二つの意味での筋トレを目標にしているので今回でこのシリーズは最終回になることを予想しておこう。

もちろん、紹介する本があれば紹介することはあらかじめ断っておく。

おまけ 読んだ本

このままだと、 私のことを本を買って読んでない人だと思われてしまうので、 2月に買って読んで良かった本を一冊紹介したい。

三省堂国語辞典 第八版


冗談だと思っただろうか、読んだの!ほんとに!


というのも、来年度に卒業を控えているため、卒論を書かなければならず、その準備で特定の条件に当てはまる単語を収集しているのだ。
そのため正確には目を通したとするのが正しいが、全ページに目を通したのでここでは読んだと言わせてほしい。頑張ったから許して。

ちなみに「ぴえん(1258頁)」が副詞として掲載されていたり、「草生える(403ページ)」が句として掲載されていたりして時代の流れを感じた。

本当の意味で読んだ本は近く記事を書く予定なので、気になった方はフォローをしてお待ちいただきたい。

追記:読んだ本についても書きました。よろしければ。

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