インフレによる隠れた課税

どうも、キボと申します。

 この記事を書いた理由は、社会人の皆さんに知ってほしいインフレの真実を明らかにするためです。

 実際、その真実に気づいているのはごく一部の人々に過ぎません。そして、この情報が広く共有されていないため、権力や富が特定の一部の人々に集中するシステムが正当化されています。

 もちろん、学校ではこれを教えてくれませんし、テレビ、ニュース、そして政府の専門家のほとんどが、真実を隠すために偽の情報を提供しようとします。

  この真実を知ったら世界観が変わるもしれませんし、社会がどのように機能するか、より分かるようになります。しかし、最終的にこれを信じるかどうかはあなた次第です。

それでは本題に入ります。

 まず、この記事では、インフレの基本的な知識を説明しませんが、インフレを理解するためにいくつかの重要なポイントだけ少し触れます。

インフレは何故起きるのか


 インフレーションはいつも、お金の供給過剰から生じる現象です。要するに、実際には需要がないのにも関わらず、多くの通貨が印刷され供給が増えると、結果的に他の商品の価格が上昇することになります。
従って、政府(あるいは中央銀行)は、お金の需要と供給のバランスを維持する責任があるため、インフレが発生した場合、その時の中央銀行の貨幣政策に原因がある可能性は高いと言えます。

 ただし、理解すべき重要な点があります。この問題の原因は日本の中央銀行だけにあるわけではありません。他にもインフレに影響を与える要因がありますが、最も重要なのはアメリカの連邦準備制度(FED)です。世界経済と通貨供給に大きな役割を果たしているため日本のインフレや経済にも影響します。

 それでは。。。この情報を理解した上で、「税金と何の関係があるのか」と疑問に思う読者がいるかもしれません。

以下で関係性を説明していきます。

インフレと税金の関係性


  新しいお金が作られると、以前に流通していたお金からその価値が取られます。 つまり、新しい円紙幣が発行されると、世界中の他の円紙幣の価値が下がります。政府は新しく印刷されたお金で、借り金を返したり、収入以上に支出することができてしまいます。

簡単な例で言えば、

 もし、たった一つの条件さえ守れば、何も払わずに制限なしで好きなものを手に入れられると言われたら、あなたはどうしますか?

「どういう条件ですか」と皆様は尋ねるかもしれませんが、

 その条件は実は甘く、【自分を含めて、国民全体が持っているお金の価値が下がる】だけです。これがインフレの本質です。

 そして最悪なのは、実際にインフレを引き起こした人(政府)ではなく、最も影響を受けるのは一般国民です。特に高収入ではない人々の生活が厳しくなります。このプロセス自体は隠れていますが、税金と同じ効果があります。 政府は国民に直接税金を課すのではなく、代わりに国民が持っているお金の価値を下げていきます

  この方法は一般の人々には理解されにくいため、この問題については大きな議論が行われていません。 その結果、世界中の政府は支出を抑制せずに続けることができ、後でインフレを利用してその支出を返済することができる権限が与えられています。

結論

 最後に、この問題の深刻さと、普通に働く人々に与える影響を理解するための3つのポイントを説明したいと思います。

1. 政府は望むだけの紙幣を無制限に印刷できる

 過去には、通貨の価値は金や銀などの別の資産に基づいていました。これによって、中央銀行は金や銀の埋蔵量よりも多くの紙幣を印刷することはできませんでした。

 ただし、現在、通貨は法定通貨(FIAT)と呼ばれ、いかなる資産にも固定されていません。つまり、中央銀行が供給量を増減させることができます。 また、デジタル銀行、暗号経済、およびその他のデジタルマネーの使用方法の実装によって、お金の印刷が必要じゃなくなってきました。

じゃあ、これらの点について、よく考えてみてください。

お金の印刷には制限がありません

紙幣そのものには実際の価値がありません。

システムへの国民の信頼によって価値を与えています。

現在、紙幣ではなく、画面上のただな数字だけです。

 もしあなたが大統領としてこの力を持っていたら、それを使って良いことをする自信がありますか?

 それとも、単に制度を悪用して、自ら引き起こした経済問題を他国のせいにしますか?

 ちなみに、これはベネズエラやアルゼンチンなどのいくつかの国で実際に起こったことです。彼らは容赦なく制度を乱用し、ハイパーインフレーションと極度の貧困を引き起こしました。

2. 紙幣の印刷が経済に及ぼす影響はすぐには現れない。

 需要を上回る量の紙幣を印刷すると、その影響が経済に広がるのに時間がかかります。そして、このプロセスがゆっくり進行すると、インフレが非常に遅くなり、人々はその原因に気づくことが難しくなります。

3. 実際には、私たちは奴隷に近い存在

 仕事する時、私たちの大事な時間をお金と交換しています。従って、もし、インフレが起こったら、お金の価値が下げり、あなたの努力と時間で稼いだお金はすべて無駄になります。よく考えてみれば、あなたの生命力が奪われることと同じです。

 政府は望むだけのお金を印刷して、自由に使用できます。使い道も様々で、戦争資金を調達したり、外国を支援したり、危険な資産に投資したりするためにそれを利用できます。また、私たちが責任を負わせずに政府をそのままにしておけば、彼らはそれを横領することさえできます。 

 しかし、税金も支払わなければならないことを忘れないでください。そして、もちろん、インフレに伴って税金も上昇します。場合によって、政府はインフレを利用して増税を正当化することもあります。

 結局、私たちの多くの時間と努力は、顔も名前も知らない人々によって奪われています。彼らは上に座しており、私たちは奴隷のような生活を送ることになります。

 残念ながら、余程裕福でない限り、このシステムから逃れて本当な自由な生活を送ることは非常に困難です。



それでは、この記事はここまでにします。

ここまで読んで頂いてありがとうございます!

これからも、税金や他の誤解されているトピックを説明するための記事をもっと書く予定です。

もし何か質問があれば、気軽にコメントを書いて頂ければ返答します

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