広告ことばと物語。

広告コピーに魅せられ、救われてきた物書きたちが描く、自伝ミニストーリー。「読まれないも…

広告ことばと物語。

広告コピーに魅せられ、救われてきた物書きたちが描く、自伝ミニストーリー。「読まれないもの」として書かれている言葉たちだからこそ読者を優しく迎えいれてくれる。「広告ことば」がもっと愛されるものになりますように。このムーブメントに混ざってくださる物書きさん、募集しています。

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広告ことばでココロウゴク。

みなさんお久しぶりです。 『ことばの案内人』改め『広告ことばと物語。』をプロデュースしている、 いまむら商店の企画作家・プランナーの今村脩人です。 このnoteを少しリニューアルしてお届けしていきます。 というお知らせです。 このnoteを書いている物書きさんに共通しているのは”広告コピーに魅せられている”ということ。 もっと、広告コピーを好きになってほしい。 嫌われがちな広告の見方を変えたい。 そんな想いで、それぞれの物書きさんが月に一本くらい投稿していきます。

    • 若さはいつも素裸。見苦しい程ひとりぼっち。

      こんばんは。 Sioriです。 現代の世の中で「幸せになる」って、”ずっとポジティブでいる”とニアリーイコールになってしまっている気がするんです。 もちろん「幸せ」と言語化しなくてもその状態である人はそんなことないんでしょうけど。 自己肯定感というコトバもそう。 ずっと自己を肯定してなきゃいけないって思ってしまって、かなりハードルをあげてしまっている人が、そこそこな数いると思います。 それは違う。というのが私の意見です。 だって、どんなにやりたいことをやっていても、苦

      • 青春は、戻らないらしい。

        私が通う高校は、そこそこの都会にある。 新幹線がとまる大きな駅が、最寄り駅のひとつ隣なのだ。 だから遊ぶ場所に困ったことはない。放課後は、「勉強をする」という口実のもとで教室に入り浸って、教室が閉まったら近くの某ファミリーレストランでおしゃべり大会をするのがお決まりだ。お金と気持ちに余裕がある時は、少し足をのばして某コーヒーショップのなんとかペチーノを飲みに行ったり、カラオケでバカみたいに「マジLOVE2000%」を熱唱したりする。 友達と永遠と意味の分からない話をして、散

        • 「本を読む」ということ。

          こんばんは。 Sioriです。 10月なのにも関わらず、「残暑厳しい」という予測がでた今日この頃。 みなさんいかがお過ごしでしょうか。 秋になりましたね。 年々秋の期間が短くなっている気がします。 貴重な秋の時間。どう過ごしていくかも慎重に考えていかなきゃいけません。 昔から日本人は、「秋」という時間をすごく大事にとらえてきました。 “〇〇の秋”という言葉が多いのもそういう理由だと思います。 そのひとつが、”読書の秋”。 読書が好きになれないあなたに朗報です。 読書っ

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        • Siori担当回
          6本
        • 水野担当回
          3本

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          服でジブンを調整してみる。

          こんばんは。 Sioriです。 人間って結構単純な生き物だなって思うんです。 おしゃれして出かけた朝は、少し気分がルンルンとするし、 スーツでパシッと決めた日は、なんだか引き締まる。 身にまとうものを変えるだけで、スイッチが切れたり入ったりするんです。 なのに、すごく落ち込んで、眠れない夜もある。 身に降り注いできた絶望は、いとも簡単に死を想起させる。 人間は不思議な生き物です。ほんとうに。 ただ、ひとつ、言えることがあります。 着ている服と気分は相関する。 そう、両

          服でジブンを調整してみる。

          ひとりで生きていく、なんて、言わないでほしい。

          墨汁に浸した筆を机と垂直にして、 半紙の上に持っていく。 すると1滴、墨が落ちる。 しばらく見つめると、
墨はじんわり 広がっていく。 そうやって私の心に染み込んでいく感覚。 この浸食は上から紙で抑えたって
何を施したって止まらない。 乾くのを待つか、新しい半紙に変えるか。 どっちでもいいけれど、 何もせずにはいられないのね。 水野 ひとりで生きていく、なんて、言わないでほしい。 細川美和子(電通) 大王製紙 アテント

          ひとりで生きていく、なんて、言わないでほしい。

          1番そばで見守ってくれている存在を、あなたは大切にできていますか。

          こんばんは。 Sioriです。 あなたにとって一番近くで見守ってくれている“もの”ってなんですか? 今日私がピックアップするのは。。。 トンボが動いている。 人が、何かを生み出している。 コピーライターは岩崎俊一さん。 この新聞広告のボディコピーのなかで、文房具というものを「傷つきやすく、たくましい。弱くて、かしこくて、とほうもなくあたたかい。そんな人間が、いちばん人間らしくあろうとするときに必要なもの。」と定義づけられています。 うれしいときも、悔しかった日も、

          1番そばで見守ってくれている存在を、あなたは大切にできていますか。

          すぐに忘れる私たちだから。

          こんばんは。 Sioriです。 今日は9月1日。 1年に1回しかないこの日に、私の担当回がまわってきたことは何かのご縁だと思うので、今日ならではの「コトバ」を取り上げようと思います。 みなさんご存じかとは思いますが、今日は関東大震災からちょうど100年。 そんな日、私がピックアップするのは。。。 毎日を「防災の日」と考える。コピーライターは高橋修身さんです。 ”防災”ってなんでしょうか??? 天災に備えるグッズをたくさん用意しておくことでしょうか。 避難所までの経路を

          すぐに忘れる私たちだから。

          誰かのために可愛くなる人へ。

          はじめまして。本日のことばの案内人は水野です。 可愛げのないくせに拙い文章ですが、一読くださると嬉しく思います。 これからどうぞよろしくお願いいたします。 では、本日の言葉はこちら。 「可愛くならなきゃって思うのは、  ひとりぼっちじゃないってこと。」 「可愛くならなきゃ」って聞いたとき、みなさんはどのようなことを思い浮かべるのでしょうか。鏡に映る自分でしょうか?それとも、誰かの顔でしょうか?偉人の言葉でしょうか? 私が真っ先に思い出すのは、「恋人のために可愛くなるわ

          誰かのために可愛くなる人へ。

          「会う」ってドラマだ。

          こんばんは。 初めまして。 「ことばの案内人」として活動していくことになりました、Sioriです。 普段は関西で大学生をしています。 今夜、私がピックアップするのは、、、、 会うから見える、顔があるから。 という「ことば」。 コピーライターは早坂 尚樹さんです。 これ新幹線で東京ー大阪間をよく往復する人はご存じだと思うんですが、今年の7月に東海道新幹線の車内チャイムが変わりました。 そのキャンペーンCMの中で出てくるコピーです。 (CMはこちらから視聴できます) 最

          「会う」ってドラマだ。