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猿投神社(さなげじんじゃ)の謎を解きたいのだ。vol.3

こんにちは、黄蝶アミです。

 本当は猿投山を登って、奥の宮(西の宮、東の宮)に行きたかったのです

が、朝から雨が降っていたのと、猿投山の登山をナメていたのと、

あちこちにある「クマに注意」の看板にビビったのとで、少し坂を上がって

行っただけですぐに引き返してきました。

 バスが1時間に1本しか来ないし、休憩できるお店もないし、

困ったなぁと思いながらテクテク坂道を下っていると、観音堂という字が

目に入り、フラフラ~っと入って行きました。

2022.3.18山中観音堂

 自然の中にひっそりと佇む古い建物とのコントラストは、思わず

「なにごとの おはしますかは 知らねども かたじけなさに 涙こぼるる」

という有名な詩が出てきてしまう光景でした。

 このお堂の中に平安時代中期に作られたという千手観音菩薩がいらっしゃいます。

2022.3.18山中観音堂脇階段

 お堂脇の砂利道と、奥に続く階段。あの奥には何があるのでしょう。行ってみたいけど、奥に入ってはいけない空気感があったのでやめておきました。

2022.3.18山中観音堂前ヒキ

 山中観音堂を出て歩き出すと、どこからともなく心地良い鈴の音が鳴り

だしました。

シャンシャンシャンシャン...

え?

 一瞬、違う時空に入り込んだ感覚になりました。

その昔、この辺りを修験者が錫杖の音を鳴らしながら歩いていたのか?

時代を越えてその音が聴こえているのか?

 いや、そんなはずはない。

「熊に注意」の看板をいくつか見かけたから、山の中で誰かが熊よけの鈴を

鳴らしているのかな。

 え、でも、こんな雨の中で登山してるの...?

マサカ本当にこの空間が過去と交錯しているのかしら?

 頭がパニックになりながらも、その不思議な現象に驚き、しばらくその場

で立ち止まり、ドキドキしながら何者かの気配を感じ取ろうと、全身アン

テナにして集中していました。 

 ...すると、山の中から人の話し声が聞こえてきて、いかにも陽気に見

えるカラフルなトレッキングウエアを着た4人のファミリーらしき人達が駐

車場に降りてきたのが見えました。

 一気に現実に引き戻されます。

 きっとあの人達が山の中で熊よけの鈴を鳴らしていたんでしょう。リュッ

クに括り付けてあって、歩くたびにシャンシャン鳴っていたんでしょう。

紛らわしいわっ!

 一瞬でも、幻想的な気分になって内心はしゃいでいた自分が馬鹿らしくな

りました。(笑)

 でも、石に彫られた芸術的でオリエンタルな神のお姿、小川に架かる

小さなアーチの石の橋、千手観音菩薩が祭られている歴史のある祠、

シトシトと降る雨、水に濡れた深緑色の草木...、異界に迷い込むには

状況が整い過ぎていて、そういうことにしておくのも悪くないなと思った

のでした。 チャンチャン(^_^;)


 以上、2022年3月18日(金)の猿投神社参りの様子でした。

やっぱり、古から人々の信仰の場所であり続けるのは、それなりの整った条

件があるからですね。

 猿投神社に限らず自然の中、特に聖地として歴史のある場所に身を置くと

心が鎮まり、雑念が消え、深い意識と繋がることができるのだと思います。

 私も心身ともスッキリして、いよいよ動き始める覚悟ができました。

 是非、山の中の祈りの集合意識にアクセスしに行ってみてくださいね。

今求めている答えが見つかるかもしれません。

 最後までお読み頂き有難うございました♡

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