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早すぎた圧倒的名盤 Weezer の2nd"Pinkerton"

私を構成する9枚に迷ったのが、ウィーザー/weezerである。っていうか、いつも迷う。

特に 2nd"Pinkerton"(『ピンカートン』)は、21世紀になって最も聴いた '90s のアルバムと言っても過言ではない。だが、いつも1位になれないウィーザー。いつもフェスでも大概大トリを取れずに甘じているのがウィーザーらしさとも言える。もしウィーザーを入れたら、ローゼズ(ストーン・ローゼズ/The Stone Roses)の1stも入れたい、Nirvana はどうする?JacksMannquine は?とかになるので、結局入れられないのである。

若い頃は1stが圧倒的であった。2ndが出た当時は青二才でその本当の意味がわかっていなかった。

1. ”Tired of xxx" = 4. "Why Bother?"

どこかのサイトのレビューで英語でこう書いてあった。「"Tired of sex" と "Why Bother?" は一見全く違うことを言っているようで実は同じことを言っているんだ。」と。このアルバムの本質である。
このアルバムの話をすると長くなるのでまた別の機会にするが、これがこのアルバムの本質であり、全てである。経験値が低かった青二才の頃にはわからず、20代で血反吐を吐くほどの心の痛みを経験し、その代わりにもっと大事なものを手に入れて感じられたのである。何も感じずに考えずに生きている人には決してわからないものを。

このアルバムはカートコバーンから続く反マッチョイズムに加え、奇しくも反ルッキズムでもある。(本人たちは意図してなかったろうが。)時代が早過ぎた。

またいずれもちょっと詳しく書く。


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