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留学生たちの夢が変わってきた

弊社では毎年学年が始まるこの時期に、長期の中学高校留学生にはゴールセッティングを行っている。

まずは10年後〜20年後の大きなゴール、夢を書いてもらう。それは実現可能かどうかは関係なく、今自分が考えているできるだけ大きなゴール、夢を考えてもらう。

そして、留学終了時点でのゴール、今年の学年末のゴールを、こちらは具体的に考えてもらって、それらのゴールを達成するためにどうすればいいのか、毎日、毎週やるべきことまで、まずは留学生に考えて書いてもらう。

書いてもらったゴールセッティングを見ながら、私たちが一人一人面談をして、今年のゴールを決めていく。だいたい短い人でも45分くらい、長いと1時間以上話をする。話をしてゴールが決まったら、それを私たちがきちんと清書して本人と日本の親御さんに送る。親御さんには、ゴールセッティングの面談の時に話をしたことも交えて報告書を書いてお送りする。

もう10年以上このゴールセッティングを毎年多くの留学生たちとやってきたけれど、コロナ前とコロナ後では、留学生のゴールが少し変わってきたように思う。

以前は例えばラグビー中学高校留学生などは、「夢はオールブラックスです」とか「どこかの国の代表選手になる」とか、ラグビー以外の留学生でも、「世界のどこかで起業してビジネスを大きくします」とか「得意のダンスでアメリカで認められます」などと、簡単に言えば、「がんばって上を目指す!」という人が多かった。

でも最近は、「ほどほどでいいんです」「毎日楽しく生活できればそれでいいです」などという人が圧倒的に増えた。

頑張って上を目指すなんてことは考えない。いくらスポーツができても、ダンスが上手でも、勉強ができても、将来は「ほどほどで楽しい生活」を夢見る。

もしかすると、弊社の長期の中学高校留学生だけの特徴なのかもしれないし、たまたまそういう人たちが今留学にきているだけかもしれない。

でも、毎年ずっと同じゴールセッティングをたくさんの留学生とやってきた感触からするとやはり、全体として目指すゴールが変わってきたように思うのだ。

もちろん中には今でも「がんばります、上を目指します」という人もいるし、以前も「夢なんてありません」という人もいた。

でも、全体としてなにかが変わってきたと感じるのだ。

ただ、変わってきたというだけで、昔はよかったとか、今の人たちは夢がないからだめなのだとか、そんなことは全く思わない。ただ変わったのだ。おそらく。

そんな視点も頭のどこかに入れながら、留学生たちのサポートをしていくことが必要なのだろう。

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