未来の自分を自信を持って語る
例えば、就職の面接の時に、自己PRをしてくださいと言われることがある。
多くの人は、「私はこんな性格です」「こんな時にはこのように考えて判断して行動できます」「今までこんな経験を積んできました」「周りの人からもこのように高く評価されています」などと答える。
それはとてもいい自己PRだと思う。
でも、これらの回答は全て、今の自分か過去の自分について語っているだけだ。
でも面接官が一番知りたいのは、実は未来のその人だ。
今からその人を採用して、一緒に働いて、会社にとって、周りの人にとって、顧客にとって、その人は何ができるのか。どんなリターンをそれぞれの人にもたらしてくれるのか。
そんな、「未来のその人」が知りたい。
もちろん、面接官も、現在や過去のその人のことを聞くことで、未来のパフォーマンスを想像することはできる。でも、相手に想像させるだけではなくて、自分で「未来の自分」をPRしてみてもいいかもしれない。
それが自己PRの肝だと思う。
私が面接官なら、過去の経験と現在のその人に加えて、これからこんなことができます、それによって周りの人たちにこんなプラスをもたらすことができます、とはっきりと自信を持って語る人に、とても興味を持つだろう。
誰かに自分をアピールするときには、過去や現在の自分にフォーカスするのに加えて、未来の自分を相手に伝えることもとても大切だと思う。
そのためには、普段から常に、過去や現在の自分から、未来の自分を具体的に、クリアに、詳細にイメージして、それを誰かに語る言葉を持っていることが必要だと思う。
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