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正しい生産の5条件

生産3原則とは優先順にQ品質・D納期・C原価でした。

品質 Quality
納期 Delivery
原価 Cost

(参照 https://note.com/kid839/n/nb2100db8b32a

QDCは得たい結果であり、会社や職場には、それぞれの目標値(ゴール設定)があると思います。

例えば、次のような目標値。

Q品質 品質クレーム0件の月を年3回以上
D納期 納期遵守率100%
C原価 残業時間0H

この目標値が、「1年間で必達!」となったらどうしますか?

これから示す、「改善要素5M」を知っていると断然有利なので、この機会に整理しておきましょう。

第一に、Man/Woman「人」。
第二に、Material 「材料」。
第三に、Machine  「設備」。

例えば先月の実績で、最も大きいロスが段取ロス(品種Aから品種Bへ切り替わる時に発生したロス工数)だったとし、このロスを削減するための改善をするとしましょう。

その時に、「人」の動きにムダは無いか?と考えれば、次の段取り作業の時に動作分析をしてみよう、となります。

また、「材料」が原因でムダな時間を費やしたことは無いか?と考えれば、材料の置き方、荷姿、運び方、品質のバラツキなどを見直し、改善が進むケースもあります。

更に、「設備」はどうだったか?と考えれば、操作スイッチやメーター類などの工夫が進みます。

このように、改善要素を知っていると、ロスの原因追究だけではなく、改善案の立案にも重宝します。

ここ迄の3つと、残りの2つを加えた5つのMは、「改善要素5M」として記していますが、実は「正しい生産条件5M」でもあるのです。

製造業は正しく造れば正しい製品ができ上り、この「正しい生産条件5M」を押さえれば、ロスの無い高品質な製品が造れます。

つまり生産前に、この5Mの視点で準備を進めれば、正しい条件で生産することができるのです。

これに関する「5Mチェックシート」のファイルを添付し、

後半は残りの2つを記しますが、顧客の視点で考えることにしますので、しっかり「正しい生産条件」を押さえてください。

(領収書の発行はお申し付け下さい)

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