唐澤良洋

私は工場経営の質と効率のアップを支援する専門コンサルタントです。 ソニーの工場でIE・…

唐澤良洋

私は工場経営の質と効率のアップを支援する専門コンサルタントです。 ソニーの工場でIE・製造・海外の3部門にて15年の実務経験を積み、2006年3月に創業しました。 「人間性の向上を通じて生産性を向上する」を行動指針とし、研修講師及び現場改善指導者として全国の工場へ移動中です。

最近の記事

いい街は 住んでる人が 好きな街

好きな街、行ってみたい街、住みたい街などの、街に関する人気ランキングをよく目にします。 いい街って何だろう。 様々な視点があって良いと思いますが、それは何といっても実際に住んでいる人々が、いい街であることを実感していることではないでしょうか。 そう考えると、いい会社は?いい職場は? いい家庭、いいチームなどにも当てはまりますが、体裁ではなく、内側から湧き出る良さが本物だと思います。

    • 配達は 後ろ無視では 当て外れ

      過去にも記しましたが、運送業の課題は次の3つです。 (参照 https://note.com/kid839/n/n352b6b923433 ) ・積載効率のアップ(空運搬の低減) ・再配達の低減 ・手待ち時間の削減 この中の2つ目「再配達の低減」には2つの方法が考えられます。 ひとつは「置き配」と呼ばれる、届け先の玄関に備え付けのBOXに入れて配達を完了させる方法。 二つ目は、届け先から情報を得て、指定の時刻に届ける方法です。 例えば、届け先から明日の10時~12時

      • 便利増し 想像力が 弱ってる

        事前準備をしなくても、 忘れ物があれば、コンビニへ行けば手に入り、 道に迷えば、ナビが教えてくれ、 わからないことは、スマホで解決。 生まれてから、これが当たり前の世代が会社に入ってきていますが、 準備に対する考え方が変化し、準備を怠るとどんなトラブルが起きるのかを想像する力が、弱くなってきていると感じます。 それは、先述のとおり世の中が便利になり、準備しなくても何とかなることを知り、体に染みついているからではないでしょうか。 我々の世代は、準備を怠ると痛い目に遭い、

        • 後ろ盾 何も無いから もの言える

          団体や派閥などの後ろ盾のお陰で、今の自分がある人は、力を借りた手前、所属団体と反する意見を持つことはリスクがあると考えます。 リスクがあるから同調し、自分の意見を表に出すことは控えるようになります。 一方で、後ろ盾が無い実力者は、比較的に自分の意見を出しやすく、自己責任のもとで自由に発信できるものです。 自由に意見を出し合えるチームはアイディアが多く出て、成長が期待できます。 そして、成長に参加できたことを実感すると、仕事が楽しくなり、もっと楽しくなりたいと考えるもの

        いい街は 住んでる人が 好きな街

          新人の 純な見方に ヒントあり

          新入社員が配属された時は、改善の大チャンスなので、この機会を見逃さないようにしましょう。 新人は先入観が無く物事を純粋に見ることができるので、会社や職場の疑問点に敏感に気付くものです。 なぜ転記しているのだろう。 なぜハンコが必要なのか。 なぜ電卓で計算しないといけないのか。 なぜバリ取りをするのか。 新人が発した疑問に耳を傾け、仕事の仕方を改善すれば、益々仕事が楽になります。 新人の疑問を軽視し、ミスミス改善の機会を失っていませんか?

          新人の 純な見方に ヒントあり

          賃上げを やりたいならば 原価減

          給料をアップしたければ、抗議や文句を繰り返しても埒が明きません。 給料をアップしたければ、原価を低減し、利益を増やし、給料の原資を増やすことです。 企業の損益は、売上・原価・利益からなる事を再確認し、給料がアップする可能性を高めることが安全且つ確実でしょう。 (参照 https://note.com/kid839/n/n9ef17e5d8ef6 ) 原価を低減するためには、仕事を価値とムダに分け、後者を徹底的に減らすことで、ムリ無く原価低減ができます。 (参照 http

          賃上げを やりたいならば 原価減

          当たり前 人は誰でも ミスをする

          品質トラブルが発生した後の原因追究でよくある、「うっかりした」「思いこんだ」「間違えた」。 このような人的ミスが原因として挙げられることが多くあります。 管理の基本は未然防止であり、再発防止から脱却しなければ、いつまで経っても忙しく、且つ顧客の信頼を得られません。 (参照 https://note.com/kid839/n/n5f165763f51b ) トラブルを未然に回避するためには、人は誰でもミスをすることは当たり前と考え、ミスを想定した予防策が必須です。 生産

          当たり前 人は誰でも ミスをする

          次世代へ 口を出さずに 金を出す

          企業の命題は永続です。 そのためには次世代を育て、会社を維持発展させることが必要になり、理念と技能を伝承しなければなりません。 経営者及び部門のリーダーは、次世代の成長を阻害することなく、余計な口を出さずに、若手の意見を尊重し、自立に向けて支援したいものです。 また、その時に掛かる正当なお金は惜しみなく出し、力を磨く環境を整えましょう。 口を出し、金は出さない、これで永続できるか再確認しましょう。

          次世代へ 口を出さずに 金を出す

          残り皿 ソースをペロリ 味記憶

          師匠に教えを受けたくて料理店に入門した弟子が、客が残したソースを指ですくって師匠の味を覚える。 今では考えられないかもしれませんが、弟子は下働きが長く、師匠から作り方を教えてもらう迄に、何年も掛かっていた時代がありました。 その中で、何とか師匠の味を覚え、材料、配合、作り方などを学ぼう(盗もう)とする貪欲な姿です。 技術は盗むものであり、残飯であろうが、盗むためには迷わず行動に移す弟子の姿から、学ぶべき点があると思います。 「先輩は教えてくれない」と主張することは、間

          残り皿 ソースをペロリ 味記憶

          メンバーの 良いとこ見つけ 褒め伸ばす

          人は誰でも「認めて欲しい」「解って欲しい」と考える、承認欲求を持っています。 組織を巻き込む立場で、この人間の特性を使わない手は無いでしょう。 ならば、メンバーの承認欲求を満足させ、メンバーの力を引き出すために、どうしたらよいか。 様々な方法がありますが、代表的な例として、相手をホメルことが挙げられます。 相手の良い所を見つけ、的確に褒め、相手を気持ちよくさせ、目的目標に向けて力を引き出します。 ホメルことで相手は安心し、それが信用に結び付き、協力的になる心理もあり

          メンバーの 良いとこ見つけ 褒め伸ばす

          考えを 常に巡らす 経営者

          会社のことが心配で、常に会社のことを考えています。 社員のことが心配で、常に社員のことを考えています。 経営者というのは、常に仕事のことを考え、常に次の一手を考えています。 また、飲食店の経営者がイスがガタガタすることを気にするくらい、どんなに小さなことでも、取引先(顧客)の視点で自社を評価しています。 そんな経営者の皆様を、生産性向上という専門領域からバックアップします。

          考えを 常に巡らす 経営者

          使う金 入る金より 抑えよう

          利益を出すためにはどうしたらよいか。 貯金を増やすためにはどうしたらよいか。 その構造は単純です。 入るお金が100だとしたら、使うお金を80にすれば、20を貯金できます。 つまり、使うお金は、入るお金よりも少なくすることです。 (参照 https://note.com/kid839/n/n5e82046779a7 ) 入るお金を考えずに(知らずに)、お金を使っていては、貯金できない場合が多いです。 この、当たり前のことから始めて見ましょう。

          使う金 入る金より 抑えよう

          指示を待ち 言われなければ 何もせず

          上司の指示を待ち、言われたとおりに仕事をし、言われなければ何もしない。 こんな日々で、仕事が楽しいハズは無いと思いますが、こんな人が居るのも現実です。 仕事を楽しくするためには、自分で考えて実行し、やったあとは反省して、次にはもっと良くなるように変える、そんなことで変わるものです。 なぜ指示待ちになるのか。 心理的背景や理由を考えてみてはいかがでしょうか。 結果には必ず原因があるのです。

          指示を待ち 言われなければ 何もせず

          指導者は 嫌がることを 言う仕事

          私は企業様の改善を指導する立場として19年目を迎え、次の二本柱を支援しています。 1業績向上 現場改善の指導を通じて企業様の生産性を向上する 2人材育成 改善活動を通じて社員の力を伸ばす ひとことで表現すると「人間性の向上を通じて、生産性を向上する」。 しかし現実的には、現場は現状が大好きで、変化を嫌う傾向があり、改善して生産性向上という目に見える効果を出すことは、それほど容易ではありません。 結果を出すのは私ではなく、企業様の社員の方々なので、方向性を示し、取り組む

          指導者は 嫌がることを 言う仕事

          仕事して 生きてく武器を 身に付けよ

          会社に使われるのではなく、会社を使って自分の力を磨くくらいの逞しさを備えて欲しいと思います。 読者の皆さんは、どうでしょうか。 今のご自身の力は、仕事を通じて得たものが多いのではないでしょうか。 それぞれの立場で仕事をし、自分が思った通りに行かず、悩み、失敗し、学び、恥をかき、時には周りに助けられ、成功体験もあったでしょう。 こうして仕事を通じて力を磨き、生きてい行くための武器を手に入れたのではないでしょうか。 実践で手に入れた武器は、他人から与えられたものよりも、遥

          仕事して 生きてく武器を 身に付けよ

          生真面目に 働くだけでは 報われず

          遅刻せず、決められたルールを守り、言われたことをちゃんと対応する。 大変よい社員ですが、マジメに働く事だけでは必ずしも報われないもので、努力には方向性が必要と考えます。 自分は仕事を通じて何を手に入れたいのか。 お金か、技術か、生き甲斐か。 会社は何を目指しているのか。 品質向上か、原価低減か、売上アップか。 会社で存在感を高める為には何をしたらいいのか。 自分も成長したいし、会社にも貢献したい。 真面目に働くだけでなく、働く目的を持ち、自分と会社の双方に利益をもた

          生真面目に 働くだけでは 報われず